【伝説ともなっている極上のBBCセッション】 当店では、この手の音楽番組はボーナスやギフトになるのが通例。しかし、本作は“特別”なのです。何よりも番組の内容自体が素晴らしいのですが、それを伝えるサウンドも見事。90年代のラジオ番組ですから音が良くて当たり前。実際、この番組は『ULTIMATE BBC SESSIONS』『DIVINE SYMMETRY』等々の既発もあります。しかし、本作はそれらとはまったく違うもの。いつも当店のボウイ・タイトルを監修してくださる研究家が独自入手したもので、既発群よりもはるかにクリアで生々しいマスターのです。 そのサウンドで描かれる特別セッションが格別。“ボウイの50歳”と言えば、プロショット『50TH BIRTHDAY BASH』でもお馴染みの50周年記念コンサートが有名ですが、このセッションはそのリハーサルの合間に録音されたもの。アコースティック・ギターをかき鳴らしつつ、思い入れたっぷりに歌う。実のところ、完全なアンプラグドではない曲もありますが、海外マニアには半ば“伝説”となっているほどの名演なのです。しかも、曲のセレクトも素晴らしい。TIN MACHINEの「Shopping For Girls」も披露しますが、他9曲はすべて70年代。特に『世界を売った男』から『ジギースターダスト』までの大代表曲をたっぷり聴かせてくれるのです。 しかも、本作には本放送では流されなかったアウトテイク「I Can't Read」「Repetition [Alternate Take]」も追加収録。さらにさらに、10日後のテレビ番組“The Jack Docherty Show”のセッションからも2曲「Dead Man Walking」「Scary Monsters (and Super Creeps)」をボーナス収録しています。
(79:29) 01. David Bowie / Mary Anne Hobbs Introduction 02. The Man Who Sold The World 03. The Supermen 04. David Bowie / Mary Anne Hobbs 05. Robert Smith 06. David Bowie / Mary Anne Hobbs 07. Brett Anderson 08. Ian McCulloch 09. David Bowie / Mary Anne Hobbs 10. Andy Warhol 11. Repetition 12. David Bowie / Mary Anne Hobbs 13. Scott Walker 14. David Bowie / Mary Anne Hobbs 15. Lady Stardust 16. White Light White Heat 17. David Bowie / Mary Anne Hobbs 18. Mick Hucknall 19. Neil Tennant 20. David Bowie / Mary Anne Hobbs 21. Shopping For Girls 22. David Bowie / Mary Anne Hobbs 23. Damon Albarn 24. Shaun Ryder 25. David Bowie / Mary Anne Hobbs 26. Brian Molko 27. David Bowie / Mary Anne Hobbs 28. Quicksand 29. Aladdin Sane 30. David Bowie / Mary Anne Hobbs
Studio Instrument Rentals, New York, NY. USA 3rd-4th January 1997
31. I Can't Read 32. Repetition [Alternate Take]
The Jack Docherty Show, Channel 5 TV, Whitehall Theatre, London, UK 18th April 1997
33. Dead Man Walking 34. Scary Monsters (and Super Creeps)
Wardour-256
Studio Instrument Rentals, New York, NY. USA 3rd-4th January 1997
Broadcast: BBC Radio One 8th January 1997
あまりに特別な超・極上ラジオアルバムが永久保存プレスCDで登場です。本作に収められているのは「1997年1月8日」に放送されたBBCのラジオ特番“ChangesNowBowie”。ボウイ50歳の誕生日を祝うための特別番組です。
番組の構成は、特別スタジオ・セッション&インタビュー。メアリー・アン・ホッブズをパーソナリティとして、ボウイの音楽仲間がバースデー・メッセージや質問を提供(事前録音)、ボウイがそれに応えていくというもの。その応答の合間に、番組独自のライヴセッションも流されるのです。
【伝説ともなっている極上のBBCセッション】
当店では、この手の音楽番組はボーナスやギフトになるのが通例。しかし、本作は“特別”なのです。何よりも番組の内容自体が素晴らしいのですが、それを伝えるサウンドも見事。90年代のラジオ番組ですから音が良くて当たり前。実際、この番組は『ULTIMATE BBC SESSIONS』『DIVINE SYMMETRY』等々の既発もあります。しかし、本作はそれらとはまったく違うもの。いつも当店のボウイ・タイトルを監修してくださる研究家が独自入手したもので、既発群よりもはるかにクリアで生々しいマスターのです。
そのサウンドで描かれる特別セッションが格別。“ボウイの50歳”と言えば、プロショット『50TH BIRTHDAY BASH』でもお馴染みの50周年記念コンサートが有名ですが、このセッションはそのリハーサルの合間に録音されたもの。アコースティック・ギターをかき鳴らしつつ、思い入れたっぷりに歌う。実のところ、完全なアンプラグドではない曲もありますが、海外マニアには半ば“伝説”となっているほどの名演なのです。しかも、曲のセレクトも素晴らしい。TIN MACHINEの「Shopping For Girls」も披露しますが、他9曲はすべて70年代。特に『世界を売った男』から『ジギースターダスト』までの大代表曲をたっぷり聴かせてくれるのです。
しかも、本作には本放送では流されなかったアウトテイク「I Can't Read」「Repetition [Alternate Take]」も追加収録。さらにさらに、10日後のテレビ番組“The Jack Docherty Show”のセッションからも2曲「Dead Man Walking」「Scary Monsters (and Super Creeps)」をボーナス収録しています。
【深い話が目白押しのインタビュー】
そんなスタジオ・セッションこそが目玉ですが、合間合間に挟まるインタビューも素晴らしい。素晴らしすぎる。前述のようにボウイゆかりのミュージシャンがコメントと質問を寄せているのですが、そのラインアップが豪華絢爛。列挙しますと……50周年ライヴでも共演したロバート・スミス(THE CURE)の他、ブレット・アンダーソン(SUEDE)、イアン・マッカロク(ECHO & THE BUNNYMEN)、ミック・ハックネル(SIMPLY RED)、ニール・テナント(PET SHOP BOYS)、デーモン・アルバーン(BLUR)、ショーン・ライダー(HAPPY MONDAYS)、ブライアン・モルコ(PLACEBO)。新旧の英国ロック史に名を残す著名人達がボウイ50歳の誕生日を祝うのです。
その中身も最高。ロバート・スミスのふざけたバースデー・ソングも可笑しいですが、友人からの投げかけられる質問も深い。よくありがちな内輪ネタとはまったく違い、思いっきりファン目線の興味深い話が連発なのです。いくつか拾ってみますと……
ーなぜ「ボウイ」と名乗ったの?
「ボウイナイフ(大型ナイフの一種。西部開拓時代の英雄、ジェームズ・ボウイが愛用したことから名付けられた)だよ。両側が鋭い刃になっているのが好きだったんだ。まぁ、名前はテキトーだったんだよ」
ー自分で書いてみたかったと思う曲は?
「“Shipbuilding”だね。もっとも美しい曲のひとつだと思うよ。イントロだけで泣けてしまう。特にロバート・ワイアットのバージョンは、もっとも悲劇的で美しいんだ」
ーどうして禁酒したの?
「日々、起きる度に『こんな人生最低だ』って思ってたんだ」
ーアンディ・ウォーホルとはどうだった?
「彼はあまり良く思ってなかった。でも、彼は私の靴を気に入ったようだったよ。マーク・ボランからもらった靴でね、カナリア・イエローでセミウェッジ・ヒールのヤツさ。だって、彼がデザインした靴だったからね!」
ー好きな衣装は?
「私はただの“服”とは考えないんだ。いつも衣装とキャラクターを結びつけている。昔の写真を見ると、その時々のキャラクター全体を思い出すよ。私にとって、衣装は人生経験そのものだね(笑)。衣装は単なる“着る物”じゃない。自分が何者かを示すバッジだし、シンボルなんだ」
ーボノについて
「ボノはサミュエル・ベケット(アイルランド出身の劇作家)の素晴らしい伝記を2冊送ってきたよ。そのうちの1冊に『彼はキミと同じ髪型だし、きっとスチレットヒールの靴も持ってるぜ』って書いてきたんだ。でも、ベケットは私とは全然違う髪型なんだ……」
ー最初の“中性的なアイコン”になったよね。
「挑発的な存在になりたかったんだ。そこで対立するもの(男性・女性)の交点を作った。そのとき、私の頭に浮かんでいたのは2つ。1つは“人々の注目を集めたい”ということ、もう1つは“閉ざされた世界で生きるのはまっぴらだ”ってことさ。(中略)今でも人生で一番大切なことだと思ってるのは『自分が何者か、あるいは何物か。それは決して隠せやしない』ってことさ。それを最初にクリアにすれば、それだけ長く自分自身を楽しむことができるんだ」
ーなぜミュージカルを書かないの?
「頭の中では100本のミュージカルを書いてるよ。でも、実際にやってみるといつも頭に来るんだ。本当に酷くて、最後まで書き上げられたことがない。結局は“ブロードウェイ”になっちゃうんだよ。本当にガッカリする。ベタなブロードウェイに陥らずにミュージカルを書くこと。多分、それが私の最後の野望だね」
……等々など。これでもホンの一部。他にもブライアン・イーノとの想い出や70年代のドラッグ依存症など、興味深い話が目白押しです。
そんな中で、極めつけはスコット・ウォーカー。60年代アメリカのシンガー・ソングライターですが、彼からのメッセージを聴いたボウイは大きなタメ息をつく。「ワォ……(絶句)。なんて、なんて素晴らしいんだ。あの窓に神様が見えるよ。彼は私のアイドルだったんだ」と語る後ろで、ゴソゴソとした物音がする。恐らく、ボウイは涙を拭いていたのでしょう。その声色からも、深い深い感動が聴いている私たちにまで伝わってくるのです。
素晴らしいスタジオ・セッションと深いインタビュー、そして仲間達に祝福され、胸振るわせるボウイ。すべてがまさに“伝説の番組”なのです。それを研究家自ら発掘した史上最高峰サウンドで描くラジオアルバム。“伝説”にして”最高峰”たる1枚。どうぞ、今週末は本作で素顔のボウイとお過ごしください。
★オリジナル・リリースは2017年10月です。
★50セット限定の特別企画!!
(79:29)
01. David Bowie / Mary Anne Hobbs Introduction
02. The Man Who Sold The World
03. The Supermen
04. David Bowie / Mary Anne Hobbs
05. Robert Smith
06. David Bowie / Mary Anne Hobbs
07. Brett Anderson
08. Ian McCulloch
09. David Bowie / Mary Anne Hobbs
10. Andy Warhol
11. Repetition
12. David Bowie / Mary Anne Hobbs
13. Scott Walker
14. David Bowie / Mary Anne Hobbs
15. Lady Stardust
16. White Light White Heat
17. David Bowie / Mary Anne Hobbs
18. Mick Hucknall
19. Neil Tennant
20. David Bowie / Mary Anne Hobbs
21. Shopping For Girls
22. David Bowie / Mary Anne Hobbs
23. Damon Albarn
24. Shaun Ryder
25. David Bowie / Mary Anne Hobbs
26. Brian Molko
27. David Bowie / Mary Anne Hobbs
28. Quicksand
29. Aladdin Sane
30. David Bowie / Mary Anne Hobbs
Studio Instrument Rentals, New York, NY. USA 3rd-4th January 1997
31. I Can't Read
32. Repetition [Alternate Take]
The Jack Docherty Show, Channel 5 TV, Whitehall Theatre, London, UK 18th April 1997
33. Dead Man Walking
34. Scary Monsters (and Super Creeps)
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