Lady SoulはMargo Thunder、Rise Engermann、Phaedra Butlerという3名による女性R&Bグループ。他メンバーは不明ですが、リーダー格のMargo Thunderは1960年生まれ。その意味で同時期の女性R&Bグループよりは平均年齢が高く、オトナの実力派グループと呼べるでしょう。グループ唯一のアルバムが本作『Lady Soul』(1992年)この時期らしいNJSなダンサブル・チューンとオトナの実力派グループらしい素敵なバラードから構成されています。メイン・プロデュースはMaurice Starr。
「Lady Marmalade」(Labelle)、「Just Call My Name」(Alyson Williams)、「I Wanna Be Your Baby」(The Three Degrees)、「You Gonna Make Me Love Somebody Else」(The Jones Girls)といったレディ・ソウルの名曲カヴァーが多いのもお楽しみです。また、Whoopi Goldberg主演、お馴染みの大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…(原題:Sister Act)』のサントラ収録曲「If My Sister's In Trouble」にも注目。シングル・カットもされたラブ・バラード「Don't Forget About Me」、オーセンティックなラブ・バラード「Feels Like The First Time」、ダンス・チューン「Nobody Can Tell Me」がおススメ。こうやって眺めてみると結構聴きどころの多いアルバムだと思います。