安易に「凄い」と綴る事さえはばかられるサウンドで描かれるのは、時代を席巻した『DIAMOND LIFE』『PROMISE』の世界。1984年9月の初来日は『DIAMOND LIFE』のデビューから1ヶ月余りという事もあり、45分ほどのショーケースギグでした。しかし、この再来日はセカンド『PROMISE』のリリースから半年が経過しており、押しも押されもせぬ世界的スター。そのフルショウをたっぷりと聴かせてくれるのです。実際、ショウは『DIAMOND LIFE』5曲+『PROMISE』6曲にウィリアム・デヴォーンのカバー「Be Thankful for What You Got」というバランスで、前半に『DIAMOND LIFE』、後半に『PROMISE』を固める構成。ワンステージの中で2枚の名盤世界が河の流れのように流れていくのです。