Digi Fi No.16 の当時の販売価格は4,298円でした。書籍部分が1,298円とすると、付録の No.16D/Aコンバーターは3,000円ということになります。メーカー品の完成品としては内容&使用部品などを考えるとお得な設定だと思います。ケースは付属しませんので、ご自分で作る方や自作の機器に内蔵する方、いじって実験する方などには面白い部品です。発売当時は付録のDAC基板よりはるかに高いケースが多数の売られており、オプションで儲けるシステムだったようです。現在は中華製のものなども色々手に入りますし、NFJさんなどからも色々と出てますのでご自分の使用目的を考えて選ばれるのが失選のない択だと思います。AmazonやネットショップではDigi Fi のバックナンバーはプレミアム価格で定価より高めになっており、どうしても欲しい方は気長にヤフオクで狙うしかないかもしれません。
私も毎日聴いていますがデスクトップオーディオレベルなら十分な音質だと思います。PC(USB接続)→No.15 DDC→No.16DAC→No.17AMP→SPで最初聴いていましたが、音がクリーン過ぎて物足りなくなりNo.17AMPをNFJのLepai LP-2020A+ に変更したところ中域が艶っぽくなり私好みになりました。還暦を過ぎた私には超高域は聞こえませんし真空管アンプの音が好きなことが影響しているのかもしれません。Digi Fi の音は良くも悪くも色付けのない音だと思います。No.22 ヘッドホンアンプもNFJのTUBU-02J 真空管ヘッドホンアンプと比べると同様の傾向を感じます。
なお、DigiFi書籍は廃刊のようですが、デジタル版なら手に入ります。ヤフーショッピングサイトのebookjapanが「DigiFi 電子書籍版」として販売しておりオンラインからダウンロードできますので便利です。お値段は1冊1,426円と少しお高めですので1冊買うなら勿論 No.16がお勧めです。勿論付録は付いてきません。