二尺五寸の大刀 白鞘・無銘
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登録記号番号：岩手県第19930号
種 別：刀 元幅：3ｃｍ
長 さ：75.4ｃｍ 元重：6.5ｍｍ
反 り：1.3ｃｍ
目釘穴：１個 刀身重量：約780ｇ
銘 文：無銘
※落札者の方は岩手県教育委員会への所有者変更届をお願いいたします。
今回の刀は、遺品整理としてお預かりした６振りの中の一振りとなります。
委託品の為、購入時の詳細などは不明です。
出品する刀は、白鞘に納められた無銘の刀となります。
２尺５寸の長さと、身幅があり美しい姿が見事な一振りです。
お預かりした際に添付されていたメモ書きには、佐竹北家に関係のある刀だそうです。
佐竹北家は常陸太田の佐竹家の分家であり、江戸時代に現在の秋田県に転封となっています。
明治維新後は士族を経て男爵位に列した名家で、現在は子孫の方が秋田県知事になられております。
銘が無く、鑑定書もない為作者は不明ですが、作刀年代は新刀期（江戸時代）辺りだそうです。
鍛えが良く、互の目気味の刃紋も見所のある一振りです。
刃切れはありませんが、極細かな刃こぼれがいくつか見られます。
刀身にある僅かな錆跡も加味すれば、恐らく研磨で取りきらなかった物かと思われます。
砥師にもよりますが研磨の際、刀の姿が変わりすぎる事の無い様、細かな傷を残す場合があります。
姿の良い刀ですので、その様に判断したのかもしれません。
その他詳細は、写真を参考にしてください。