ラスト一台！ホーン修復あり！EMG Mark IX 蓄音機 Magnet 電気モーター駆動 パピエマシェホーン！
このオークションは終了しています
この商品よりも安い商品
今すぐ落札できる商品
商品情報
画像クリックで拡大できます
ラスト一台！ホーン修復あり！EMG Mark IX 蓄音機 Magnet 電気モーター駆動 パピエマシェホーン！
本人確認前
商品説明
支払い、配送
支払い方法
-
Yahoo!かんたん決済
- PayPay（残高）
- PayPay（クレジット）※旧あと払い
- クレジットカード
- PayPay銀行支払い
- 銀行振込（振込先：PayPay銀行）
- コンビニ支払い
＜品名＞蓄音機
＜付属品＞サウンドボックス（EMGダブルスプリング馬蹄形、音は素晴らしいです）
＜程度＞
外観的には、1920-30年代のものですので、アーム、モーターなどの金属部にはさびがあり、木部にもそれなりに傷がありますが、英国アンティーク家具修理のプロに修復していただいており、アンティーク品としての雰囲気は抜群で、全体としてはとても状態の良いものだと思います。
手元に来た時にはホーンが折れてしまっていたので、今後のためにも、鉄製ユニクロのフラットバーで骨組みを一本入れ、当方の技術の粋を尽くして修復しました。塗装も塗り直してあります。ほぼオリジナル同様の形状に仕上がっていると思います。
ただ、手作り（Handmade Gramophoneです）であるため、もともとの設計時点でホーン取付口が本体に近すぎたようで、本体ふたを開けた際にふたがホーンに触れてしまうかぎりぎりの状況です。（最後の画像参照）ホーンの取り付けはもともとかなりきつく、奥まで入れると取り外しに難儀するので、画像のように2/3ほどまで差し込んだところで使用するとふたとの距離に余裕が出ると思います。（密閉はしっかりされているので音質に問題はありません）
ふたのほうにも傷がもともとあるので、これは製造当初からの設計ミスだと思います。（これ以降のMarkIXではホーン取付口が本体からもっと離れています。）
年代を経たものですので、紙製のホーンは表面に剥がれやタッチアップ、表層部の浮き等が見られます。画像をよくご覧ください。
ホーンの開口部はそれなりに歪みはありますが、ほぼだ円形といっていいかと思います。
この個体は、英国General ElectricのMagnetという電気モーターを搭載しています。100Vに設定できますので、日本の電源電圧で問題なく使用できます。
モーターのギヤ部品等は一度分解して固着したグリスを洗浄して再度組み立ててグリスアップしています。 動作には問題なく、非常にスムースに既定の回転数を出すことができ、また、トルクも十分で針を下ろしてもスピードは全く変化しません。大変よく作られたモーターだと思います。
サウンドボックスは2スプリングの馬蹄型です。一度分解してゴムのガスケットを新品交換し、スプリング調整をしています。
サウンドボックスの取り付けジョイント部のゴムは硬化していましたので、オリジナル同様のゴムスリーブに交換してあります。
出品にあたり、各部丁寧にクリーニングしてあります。
音出し動作に問題ありません。SPレコードが、すばらしい音で再生されます。
＜コメント＞
蓄音機のロールスロイスとも呼ばれる、EMGのMarkIXです。
1924年に設立されたEMG社は、パピエマシェといわれる紙による大型ホーンを用いた再生装置により、当時としては画期的でハイファイな音楽再生を実現しました。
このMarkIXはEMGの蓄音機の中でも比較的コンパクトなサイズ感で、とても扱いやすいものだと思います。
よく博物館等で飾られているような時代のものです。
再生動画でもアップしていますが、ピアノ・バイオリンの音も絶品で、弦の弾ける音がそのまま出てくる感じがあります。SPレコードは針圧も高く、ダイナミックレンジが大きいので、迫力があります。
音楽再生の機器としてもそうですが、アンティークの品としても大変貴重なものだと思います。
今回で手元のEMGは最後の一台です。丁寧に整備もしてありますので、是非この機会にどうぞ!!
確認のための再生動画をアップしましたので、よろしければご覧ください。こちらです。
＜主な仕様＞
ホーン開口部寸法：横52㎝×縦58㎝の楕円形
プレーヤー部寸法：幅48㎝×奥行56.5㎝×高さ28㎝（ホーン取り付け部除く）
ホーン取付時高さ：約85㎝
重量：プレーヤー部 約17㎏ ホーン 約5.5㎏
入札前に必ず当方の自己紹介欄をご参照ください。
弊店のホームページは、 こちらです。
大変大きく重量もあり、貴重なものですので、配送に関しては、できるだけ実費にて配達したいと考えています。
本州であれば、遠くてもお届けに上がります。
もちろん直接の引き取りも可能です。ものは東京都府中市にございます。
やむを得ず、配送の際には
送料落札者負担
にいたします。
予定では厳重に梱包の上（梱包代は合わせていただきます）、日通のアロー便で送る予定です。
外見に関するクレームはお受けできません。よくよく画像をごらんの上、納得してご入札ください。
気持ちのよい取引を心がけたいので、過去に悪い評価が多い方は入札を削除する場合もございます。
以上、ご理解のうえ、ご入札頂けると幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。
（2024年 2月 18日 14時 40分 追加）
モーターのメーカーは後に真空管製造などで有名なGEC(のちのMarconi）ですが、扇風機や産業用のモーターは多く作っていますが、レコード用のモーターはあまり作らなかったようです。
1921年にGECの本社が「Magnet House」という名前でロンドンに建てられたのが名前の由来のようです。
珍しい当時の配線類のカタログがありましたので、ご覧ください。
こちらです。