レ・ユルルマン・ドゥ・レオ(HDL)、レ・フィル・ドゥ・チュープ、レ・ゾグル・ドゥ・バルバックというバンドに在籍するホーンズたちが発起人となってクラッシュやキンクスにバングルス、何故かディー・ライトまでのカヴァー・ソングを”自分たちの”スタイルで演り、バルセロナでプレイしようという動機のもと結成された合同バンド。ツアーで行く先々でのオーディエンスの好反応によって今日では「クレイジー・パンク・ブラス・バンド」なるアルバム・タイトル通りの強烈なパフォーマンスを繰り広げている。パリからレンヌ、ボルドーまで所在地の距離さえ超越し、バビロン・サーカスやレ・ジャンのメンバーも参加しながら時には17人編成にもなるというこのバンドは、ビッグ・バンド・スカにファンファーレ・ファンク、人力ダブまでなんでもアリの痛快なパーティー・グルーヴを提げてフランス、スイス、スペイン、東欧、フェスにイベントにとスケジュールがビッシリ。噂が噂を呼び07年春、遂に発表されるレコーディング作品にはマノ・ネグラとの仕事で知られるシノワをエンジニアに迎えて、パフィーや幾多のスカ・バンドによってカヴァーされてきた”Tokyo I’m on my way”m-3のこれ以上ない位ラフで祝祭的なヴァージョンやライヴ・トラックにダブ・ミックス、にぎやかしくユニークなレパートリーをズラリ揃える。ラスティック・ストンパー、ルード・ボーイズ、ルーツ・ロッカー。