70年代ノルウェーのロックシーン初期に活動するも2作品を残して消滅したハード・ジャズ/ブラス・ロックバンドの75年の2ndにしてラスト作。前作でパワフルなサウンドを響かせたブラス・セクションは、今作ではあくまでサポート的な役割にとどまり、ゲストの女性ボーカルを迎え、Thor S. Greniの野太いボーカルや粘りっこくツイン・ギターなど、ブルージーな格好良さと感傷を追求した印象が強く出たアルバムとなりました。デビュー作で聞かれた攻撃性は若干丸まっておりますが、メインのシェイプアップされよりロック・バンド然としたアンサンブルによるダイナミックなサウンドが素晴らしく鳴り響く一作です! マスターはノルウェー:Universal配給のマスターを基にした、レーベルの作品全般を手掛けるエンジニア:Giert Claussenによるオリジナル・マスターテープからの新規リマスタリング音源を使用。