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布教と融合・日葡交渉450周年を回顧して/日本各地で撮影されたものを収録しシャヴィエルとその業績に思いを馳せ日葡の関りを明らかにする
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1999年 厚さ約1.6㎝ ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです 資料用にもいかがでしょうか。
在日ポルトガル大使館文化部編
ポルトガル人は、長い旅の末に日本に辿り着きました。一世紀以上に渡って、ポルトガルの航海者たちは新しい航路を切り開き、それまで知らなかった文化や人々と出会いました。彼らは、 いわゆる「ポルトガル半球」を大西洋から太平洋へと航海したわけですが、この「ポルトガル半 球」とは、1494年にポルトガルとスペインのイベリア二国間に設定され、地球をこの両国で分割しようという条約から生じた概念です。インド洋は、16、17世紀に盛んな交易の舞台となっていたとこ ろで、初代副王ドン・フランシスコ・デ・アルメ イダがインドを統治して以降、ポルトガル船はそのインド洋を行き交いました。宣教師、商人、船乗り、冒険家を初め、ヨーロッパの人々の多く は、ポルトガル国王の御旗の下、アジアの隅々にまで足跡を残しました。十字軍のような意気込み だったポルトガル王室は、「東洋における布教保護権」という“傘”のもとでアジア伝道を独占す ることを教皇庁から保証されていました。
聖フランシスコ・シャヴィエルはまぎれもなく、東洋伝道に心身を捧げた宣教師の一人です。彼はパリの聖バルバラ学院でアンドレ・デ・ゴヴェイアの指導を受け、イエズス会を設立する計画に当初から賛同していました。
彼は1541年にリスボンを出航してゴアに向か い、1547年にマラッカで航海者ジョルジェ・アルヴァ レスに会いました。この人は、その二年前に日本に滞在しており、日本について早い時期に記した人です。
アルヴァレスは、日本を訪れて驚きを覚え、それをつぶさに記録に残しました。
聖フランシスコ・シャヴィエルは、このポルト ガル人船長から日本のことを聞いて強い感銘を受け、二年後には鹿児島を目指しました。上陸したのは8月15日のことです。
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