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カテゴリ	アクセサリー、時計ブランド腕時計さ行セイコーその他
メーカー・ブランド	SEIKO
状態	やや傷や汚れあり
個数	1
返品	返品不可
自動延長	あり
早期終了	あり
入札者評価制限	あり
入札者認証制限	あり
落札者	ログインして確認
開始価格	5,000 円（税 0 円）
開始日時	2024.03.31（日）15:13
終了日時	2024.04.07（日）22:09
オークションID	l1130787065

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この時計のコンディション（赤字＝美点）

◯完全自動巻ですので振って巻きます。リューズは巻くことがないのでスタイリッシュに4時位置に埋め込まれています。リューズは二段引いて時刻や針送りでの日付の変更が可能な事を確認しており、クイックチェンジも一段引きで可能です。2時間の稼働と1時間の精度（-2秒）を確認していますが、落札後の動作・精度を保証するものではありません。

◯半世紀以上経過していますが、風防・文字板・ケース等比較的綺麗です。

◯超音波洗浄済みの伸縮性のある金属ブレスで、裏蓋のイルカマークもしっかり残っています。

この時計の歴史

「セイコーマチックR」が製造されたのは1965年(昭和40年)で、当初「83マチックカレンダー」として発売され、翌年の1966年（昭和41年）には「セイコーマチックR」と呼称変更された製品です。1965年と言えば、日本は高度経済成長のまっただ中でした。当時の世の中は、経済活動や会社中心に廻っており、腕時計にも「ビジネスウォッチ」という新たなジャンルの製品が求められていました。その求められる機能とは、①自動巻（薄型で手巻機構付き）、②カレンダー（ウィークデーター）、③防水ケース、④薄型の洗練されたデザイン、これらの全てを満たす製品が「83セイコーマチックカレンダー（ウィークデーター）」、つまり後の「セイコーマチックR」であると言えるでしょう。

1965年10月、当時セイコー社からこの「83マチックカレンダー（セイコーマチックR）」が新製品として紹介された時のパンフレットに掲載された時の文面を紹介します。【洗練されたデザイン、すぐれた精度の自動巻カレンダー、セイコーマチックカレンダー（83MC）が誕生。コンパクトな薄型はどなたの腕にもピッタリです。三段式リューズにより日付変更も簡単に行えます。フォーマルな服装にマッチするセイコーマチックカレンダー（83MC）はビジネスウォッチとしてお客様におすすめ下さい！】

このように、「ビジネスウォッチ」という製品群は腕時計の中でも主要な位置を占めるようになっていました。翌1966年5月中旬より、“62セイコーマチックウィークデーター26石”を「セイコービジネス」、“83セイコーマチックウィークデーター”を「セイコービジネスA」としてセイコーは社を挙げて販促活動に取り組んで行きます。「ビジネスウォッチ」製品は、「51マチックP」、「51プレスマチック」を経て「56ロードマチック」での爆発的な販売実績で完成期を迎えます。マチック83系は、ビジネスウォッチ飛翔への序章的製品だったと言えます。「セイコーマチックR」の“R”の略号の意味は、資料なども無く正式な由来がはっきりとわかりませんが、恐らく62系と区別するため83系自動巻き輪列の特徴である“ローラーロック反転歯車”の頭文字をとって表示されたのではと推測します。

ムーブメントですが、もとを辿れば「セイコーマチックスリム（cal.830）」に日付機構を搭載した「セイコーマチックスリムデート（セイコーマチックカレンダー）cal.840」がもとになります。“62系セイコーマチック”の源流である初代「セイコーマチック30石cal.603」の機械厚4.70㎜から3.80㎜へ、より一層薄型にしたのが「セイコーマチックスリム（cal.830）」になります。“83系マチック”の特徴は“歯車巻上方式”を採用しています。また、システムの中で注目すべき部分として“ローラーロック反転歯車”という部品です。これは左右の異なるローターの回転を、2枚の歯車に内蔵されたローラーがロックされることにより一方向の回転へと変換される仕組になっています。“歯車巻上方式”は伝達ロスが少ない為、ローターを重量化させることなく設計することが可能です。“手巻き輪列に入れ込まれた巻上げ輪列”、“薄型のローター”この2点の新設計により総厚「3.80㎜」の薄型機械が可能になったのです。これをベースに、カレンダー機構である日付表示が搭載され（cal.840）、そして、この「cal.8305C」には手巻き機構も装備され搭載されました。これは「巻車」をリュウズ－巻芯と連動させる仕組みになっています。

ケースですが、62系防水ケースの外径約37㎜に対して33.5㎜から34.0㎜と小ぶりのケースになっています。62系はメリハリのある大型デザインが特徴ですが、反対に小ぶりの薄型がいいという購買層に向け製品化されたともいえます。角型の変形ケースで、黒文字板に12時日付出窓のドレスウォッチ風デザインの製品もあります。また、裏蓋が一体化のワンピースケースもあり、自動巻ではこの製品に採用されたのが初めてとされています。製造完了期は1968年(昭和43年)頃で、約4年間製造されたようです。

・1965年(昭和40年)製造開始

・諏訪精工舎製

・手巻き+自動巻き

・プラスチック風防

・cal.8305C

・30石

・毎時18000振動

・12 3/4型ムーブメント

・日付表記機構

・防水仕様

サイズ

直径約3.7cm
ラグ幅約1.9cm

発送及び送料について【画像10】

◆時計は精密機械で壊れ物なので、衝撃がかからないようプチプチで包んだものをクリックポスト専用新品ダンボールで発送しています。専用ダンボール代とクリックポストの料金をあわせて全国一律200円が送料となります。同梱は基本同日落札分とし、箱に収まる限り何点落札されても送料は200円です。原則、落札の翌日には発送致します。【ただし、複数落札や時計のサイズの関係で専用段ボールではなく、大きめの使いまわしの箱を利用することもありますので、あらかじめご了承下さい】

◆補償が必要とお考えでしたらヤフネコ！（宅急便）をご利用下さい。宅急便の場合は基本使いまわしの箱となり、宅急便での同梱の場合なぜか理由はわかりませんが当初の宅急便料金より少し高くなります。（同梱でもクリックポストでしたら何点同梱しても200円で変更はありませんので、こちらをお勧めします）

◆残念ですが心無い入札者が稀にいらっしゃいます。申し訳ありませんが悪い評価が多い方の入札は当方の判断で【入札者の取り消し】をさせて頂く場合があります。また、新規の方の未納確率があまりにも高いので新規の方はお断り致します。（どなたも一回目の取引はあるのは理解していますが、恐らく一回の捨てハンで迷惑行為をあえてするのが目的の方がおられます）

◆万一、何らかの不具合があった場合、簡単な修理であれば対応は致しますが、こちらへの返送料金はご負担ください。また、当方喫煙者なのでタバコ臭があるかもしれません。予めご了承ください。