Lambretta GT casing 新品から途中まで製作済み　Gran Tourismo Made in England

ランブレッタ用Gran Tourismo製エンジンケーシング新品セットです。加工、仮組、調整をすでにしてあるので、買っただけのセットとは違います。チェーンケースカバーは写真の新品GTカバーとは別にもう一枚GT製新品をお付けします。




-付属品-





-GTマグハウジング。ベアリングハウジング内径ホーニング済み。エンジン挿入部の外径を旋盤で加工済み。



-GTチェーンケースカバー新品x2



-クランクシャフトドライブサイドボールベアリング
(NTN日本製) 装着済み



-マグハウジング用ローラーベアリング
SKF製NU2205ECP/C3 装着済み1個とスペア1個の合計2個





-salem speed クランクシャフトオイルシールリテイニングプレート。Oリング込み。外径を旋盤で加工済み。



-ギアクラスターアウタートラック。
ケースに装着済み。



-Casa エンドプレート。SKF6005ベアリング装着済み
シム接触部加工済み(平行度出し+研磨）。



-Casaエンドプレート用ドエルピンワンオフ製作2個装着済み





-Casaエンドプレート座面用ワンオフシム1枚





-バンプストップラバー装着済み。下のワッシャーは
MB製ステンレス








—少々長くなりますが興味のある方はぜひお読みください—





-全て新品で購入し、しっかり組めるように、長持ちするように、将来的に整備しやすいようにという思いで計測や加工を施して途中まで組んだケースです。





-GTマグハウジングのローラーベアリングハウジングの内径は、ベアリングに対して超絶キツイ寸法なので、通常のベアリングを入れると、ベアリングが圧縮され過ぎてしまい内輪がうまく入らなくなりますし、無理やり入れても回らなくなります。C3ベアリングですら機能しません。そのため、購入後にベアリングハウジング内径をホーニングしてベアリングのはめあいを調整し、更にC3の内部クリアランスが大きいベアリングを組んであります。かなり細かく調整しながらホーニングしたので、かなり気持ち良くクランクに挿入できます。将来的にハウジングが緩くなってしまっても、スタンダードクリアランスのベアリングがまだ組める余裕があるのもメリットです。C3のベアリングは気軽に手に入らないので新品のスペアもお付けします。





GTマグハウジングは、ベアリングを焼きばめした後、ケース挿入部の外径が膨らんでしまいケースにうまく入らなくなるので、膨らむ量を見越して旋盤で少し切削してあります。ぱっと見、切削したかどうか全く分からないレベルで加工しましたので気に入っていただけるかと思います。





以前にGTマグハウジングは3個購入したことがありますが、全てこのような加工が必要でした。





このマグハウジングのベアリングの脱着が少しトリッキーなので、ハウジングへのダメージが少ないベアリングの外し方、焼きばめの仕方も文章でお渡しします。







-購入時に付属されていたGT製ギアボックスエンドプレートは不良品だったため、Casa製エンドプレート仕様にしてあります。ただ、GT製品は純正部品とあまり互換性がないようで、純正仕様のエンドプレートは0.3mmほど深く装着されてしまうため、エンドプレートとケースの間に入れる0.3mmのシムをワンオフで作りました。日本のシム屋さんが現物から図面を起こして作った特注品なので装着感抜群です。casaプレートに付属されていたドエルピンはゆるかったので、硬い材料で旋盤で作り直しました。ちなみにGTエンドプレートはベアリング類のはめあいが少しキツすぎると思うので、CASA製がベストではないかなと個人的には思います。





ベアリングトラックまわりのシムとの接触部がシムに対して
ストレートではなく、キツイ部分とゆるい部分ができてしまうため、できるだけ均等なクリアランスになるように研磨してあります。





一応5速を組んで問題ないことまで確認していますが、使う部品やメーカーによってかなり寸法に違いがありますので、組むときは慎重に確認してみてください。





-salem speedのオイルシールプレートの外径を旋盤で少し削ってあります。ここも純正仕様のプレートはそのままつきません。一応付属されていたGTのプレートもおつけします。






-クランクシャフトドライブサイドベアリングは装着してあります。





-リアハブベアリングとエンジンマウントは一度取り付けましたが、外してあります。お好きなメーカーの部品をつけてください。





-掃気ポート部は未加工です。





-リアブレーキカム部のグリスニップルのケース側のねじ山がガタガタすぎたのでリコイルしてあります。治具を作って真っ直ぐ加工してありますので安心です。





-個人的に気になる部分は、エンジンマウントの内径が少々緩い気がします。気になる方はBGMのオーバーサイズエンジンマウントをお好きな寸法に加工して使うのがいいかなと思います。
現状ドライブサイド内径36.01mm、マグハウジング側内径36.02mmです。ちなみに最初からこのくらいの寸法でした。





-自分用にとかなり神経質に棍詰めて続けていましたが、金銭的に余裕がなくなってしまいまして、断腸の思いではありますが、引き継いでいただける方がいらっしゃれば嬉しいです。






ノークレームノーリターンでお願いできる方のみご参加ください。新規の方のご入札はご遠慮ください。落札後、24時間以内に取引ナビにて落札手続きを進めて頂ける方で、受取連絡を必ずしていただける方のみお願いします。発送はヤマト運輸の宅急便送料着払いで発送します。よろしくお願いします。