「ジョン・ランプリエールの辞書」上下2巻 ◆ローレンス・ノーフォーク（創元推理文庫）
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★内容： ジョン・ランプリエール（1765 - 1824年）は「古典籍固有名詞辞典（Bibliotheca Classica）」を執筆した、実在の古典学者である。18世紀、ジャージー島、子爵家の美少女ジュリエットの水浴姿を見てしまったジョンの父は、猟犬にズタズタに噛み殺される。まるでディアナの水浴姿を覗き見たために八つ裂きにされたアクタイオンのように。遺産相続手続きのために、ロンドンに赴いた青年ジョンは、神経症の療法として固有名詞辞典の執筆を始めた。ロンドンの地下に潜む秘密組織“カバラ”とは？かつて航行中に消息を絶った帆船の謎とは？ユグノー弾圧の最終頁ともいえるラ・ロシェルの包囲戦の持つ意味は？暗躍するインド人の殺し屋の正体は？そしてジュリエットとジョンの恋の行方は？ ―― ギリシア神話をなぞる奇怪な連続殺人、東インド会社をめぐる陰謀、ユグノー弾圧、固有名詞辞典執筆、そのすべてを結ぶ壮大な謎に満ちた大バロック歴史小説。エーコ＋ピンチョン＋ディケンズ＋007が合体したよう！。
◎サマセット・モーム賞受賞
◎「本の雑誌（2005年）」《この10年の絶対おすすめ翻訳ミステリー》 第1位
◎「このミステリーがすごい」 2001年版（2000年の作品）海外5位。
★著者、ローレンス・ノーフォーク（Lawrence Norfolk）は1963年、英国ロンドン生まれ。1986年、ロンドン大学キングズ・カレッジ英語英文科卒業。博士号を目指すかたわら、教員を経て、フリーランス作家として辞書類の編集などを手がける。1992年に処女小説「ジョン・ランプリエールの辞書」を発表し、サマセット・モーム賞を受賞。その後、作品として"The Pope's Rhinoceros" （1996）、"In the Shape of a Boar" （2000）、"John Saturnall's Feast" （2012）を発表している。
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