【真作】喜聞◆『土佐光成 源氏物語メクリ4種(絵合・松風・薄雲・朝顔 (槿))』4枚 古筆古文書 古書 日本画 公家公卿 和歌 茶道 国文学 江戸
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【真作】喜聞◆『土佐光成 源氏物語メクリ4種(絵合・松風・薄雲・朝顔 (槿))』4枚 古筆古文書 古書 日本画 公家公卿 和歌 茶道 国文学 江戸
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【管理番号】ym1230
【商品名】 土佐光成 源氏物語メクリ4種(絵合・松風・薄雲・朝顔 (槿))
【年代】 江戸前期～中期頃
【形状】 4枚
【サイズ】
絵合27cm×44.5cm
松風27cm×44.5cm
薄雲28cm×45cm
朝顔 (槿)27cm×45cm
【商品詳細】
紙本彩色一部少虫損少痛有。古い屏風に54図が貼ってあったものを剥がしたメクリ状態。
源氏54帖のうち27図「篝火」と54図「夢浮橋」に刑部権大輔従五位下 藤原光成筆と署名有。
この4種のメクリには署名はありません。
※印刷ではありません。肉筆物です。
他にも同種のメクリを数週にわたって出品いたします。よろしければストアの出品一覧からご覧くださいませ。
時代経年による多少の劣化もございますので、写真を良くご覧になってご入札ください。
土佐光成（とさみつなり／みつしげ）
1647～1710年。江戸中期の土佐派の画家。土佐家中興の祖・土佐光起の子。幼名藤満丸、のち左衛門尉、剃髪後の法名は常山。延宝9(1696)年正六位下左近衛将監輔、元禄9(1696)年従五位下刑部権大輔に叙任、宮廷の絵所預として、内裏、仙洞御所の絵事御用を勤めた。
源氏物語（げんじものがたり）
平安時代中期の物語。全54帖。寛弘(1004～12)頃成立か。紫式部著。ただし、そのすべてが紫式部の筆に成るのではないとする説もある。物語は3部に分けてみることができる。第1部は、容貌・才能など全てに優れた主人公・光源氏が、父帝の后・藤壺との不義の恋や藤壺に瓜二つの少女・若紫(のちの紫の上)をはじめ、多くの女性と関係をもちながら栄華をきわめる姿を描く。第2部では、太上天皇に準ぜられ栄華をきわめた光源氏のもとに嫁いできた年若い妻・女三宮と柏木の不義や、それに気づいた光源氏の苦悩、最愛の紫の上を失う晩年の姿までが書かれる。第3部は、光源氏没後、世間には光源氏の息子と思われている薫(女三宮と柏木の不義の子)を主人公として、自身の出生に悩み若くして宇治に隠棲したいと思いながら、宇治で出会った女性たちとの恋に悩む物語が展開される(通称、宇治十帖)。さまざまな登場人物たちの恋愛と人生を描きながら、仏教的宿世観を基底に平安貴族の憂愁が描かれ、後世の文芸に与えた影響も多大である。
源氏物語 第17帖 絵合（えあわせ）
光源氏31歳の春。内大臣となった源氏の後見のもと、亡き六条御息所の娘の斎宮は、冷泉帝に入内し梅壺女御となった。絵という共通の趣味をきっかけに冷泉帝からも寵愛を得る。先に娘を弘徽殿女御として入内させていた権中納言(源氏の親友でもある元・頭中将)は、負けじと豪華な絵を集めて帝の気を引こうと躍起になった。宮中でも人々が絵を批評しあうのが流行し、帝の御前でも梅壺対弘徽殿の両女御の絵合せが華々しく催された。古今の素晴らしい絵が数多く出された中で、最後の勝負に源氏が出した自筆の須磨の絵日記は、その絵の見事さと感動的な内容で人々の心を打ち、梅壺方が勝利を収めた。一方で、源氏はいつか出家する日のことを思って嵯峨野に御堂の建立を始めた。
源氏物語 第18帖 松風（まつかぜ）
光源氏31歳の秋。源氏と紫の上が暮らす二条院の隣に二条東院が完成し、源氏は西の対に花散里を移らせた。東の対には明石の君を迎えるつもりだったが、明石入道から「娘も住みなれた明石を離れて上洛することには不安を抱えています。大堰川近くの山荘を修理して娘をそこへ住まわせることに決めました。」と文がくる。ちょうど源氏が建てた嵯峨野の御堂も近くにあり、明石の君は父入道を一人明石に残して、源氏との間に産まれた幼い姫君や母尼君と共に上京する。源氏は紫の上に気を遣いながらも、御堂の様子を見に行くとの口実でようやく大堰を来訪。明石の君と3年ぶりの再会を喜び合い、また初めて見る娘の愛らしさに感嘆した。姫君を将来は入内させたいと考える源氏は、その出自の低さを補うためにも、一日も早く姫君を都へ迎えたいと考える。源氏から姫君を養女として育ててほしいと相談された紫の上は、元々子供好きなこともあり快く承諾するが、姫君と引き離される明石の君の心を思いやって悩む源氏だった。
源氏物語 第19帖 薄雲（うすぐも）
光源氏31歳の冬。明石の君は母尼君にも説得され悩んだ末、姫君を源氏に委ねることを決断する。雪の日に源氏が姫君を迎えに訪れ、明石の君は涙ながらにそれを見送った。二条院では源氏と紫の上のもとに引き取られた明石の姫君の盛大な袴着が行われ、紫の上も姫君の愛らしさに実の娘として可愛がるようになる。翌年、太政大臣(頭中将と葵の上の父で、源氏の舅)が亡くなり不安定な政情の中、藤壺が37歳で崩御する。源氏は悲嘆のあまり、念誦堂に篭って泣き暮らした。法要が一段落した頃、藤壺の時代から仕えていた夜居の僧が、冷泉帝に出生の秘密を密かに告げた。自分の父が亡き桐壺帝ではなく、異母兄だと思っていた源氏であることを知った冷泉帝は、実の父である源氏を臣下にしておくのは忍びないと考え源氏に帝位を譲ろうとしたが、源氏は強くそれを退けた。秋になり源氏の二条院に養女の梅壺女御が宿下がりしてきたので、源氏は訪れて丁重にお世話し、女御の母であり源氏のかつての恋人であった六条御息所のことなど思い返す。
源氏物語 第20帖 朝顔（あさがお）
光源氏32歳の秋。藤壺の死去と同じ頃、源氏の叔父である桃園式部卿宮が死去したので、その娘(朝顔の女王)は賀茂斎院を退いて邸にこもっていた。若い頃から彼女に執着していた源氏は、彼女と同居する叔母・女五の宮の見舞いにかこつけ頻繁に桃園邸を訪ね、紫の上を不安にさせる。前斎院(朝顔の女王)も源氏に好意を抱いていたが、源氏と深い仲になれば六条御息所と同じく不幸になると恐れて源氏を拒んだ。不満足な気持ちで帰った源氏は眠れず、朝早くから格子を上げさせて庭に咲く朝顔を折らせて、前斎院(朝顔の女王)に送る。その様子を知った紫の上は、前斎院(朝顔の女王)が自分と同じ女王の立場でありながらも、源氏以外の後ろ盾を持たない自分とは違って世に尊重された方であることなど比較してしまい惨めに思う。季節は冬になり、朝顔への思いを諦めた源氏は雪の夜、紫の上をなぐさめつつこれまでの女性のことを話して過去を振り返る。その夜、源氏の夢に藤壺があらわれ、罪が知れて苦しんでいると言って源氏を恨んだ。翌日、源氏は藤壺のために密かに供養を行い、来世では共にと願った。
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