昭和レトロな日立製作所の広告、日立真空管/眞空管/日立ランプ(白熱電球/はだか電球)、昭和25年(1950年)/70年以上前、額装、♯朝来佐嚢♯
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◎終戦の5年後にあたる、昭和25年(1950年)の広告です。
◎広告部分を丁寧に切取ったものを額装したものと思います。額は安価な現代の物です。
◎真空管と白熱電球(はだか電球)の広告です。真空管の「真」の漢字が旧字の「眞」になっています。
◎真空管は懐かしい「ST管とGT管」の絵柄です。女性は当時はまだまだ和服が多かった時代の絵柄です。
◎電気を使う生活が広まっていく時代なので、キャッチフレーズが「明るい球/明るい生活」となっています。
◎サイズは額縁ごとですが、だいたい、縦39cm、横28cm、厚さ1.5cmです。
昭和は第二次世界大戦で、都会は一面焼け野原になり、何もかも失ったところからの再出発の時代なのです。
住む家も、食べるものも、着るものも、なにもない人がたくさんいるのです。親をなくして行く宛もない戦災孤児も、そこら中にいるのです。戦地から復員した兵隊さんも帰る家や家族もなく、手足がなくて包帯でぐるぐる巻きして松葉杖をついた様な傷痍軍人も、そこら中にいるのです。
都会だったら、駅の近辺やガード下何かがねぐらなのです。
そんな混乱荒廃した時代なので、食べるために朝から晩まで必死に働くのです。中学生なんかも、新聞配達なんかで家計を支えるのです。道端に落ちている釘とか金属なんかを集めて、くず鉄屋さんに売りに行くのです。
使い終わった一斗缶なんかは極上の材料なのです。それを使って、チリトリ、おもちゃなど、なんでも作ってしまうのです。
家庭で電気を使うのは、家に一個か二個ある、夜の明り取り用のはだか電球くらいなのです。壁にはコンセントなんかないのです。使う家電がないのでそんなものは要らないのです。白熱電球は、よろず屋さんや街のラジオ商会で買うのです。はだか電球を受け取る前に、ちゃんと試験点灯して球切れしていないか確認して買うのです。
ラジオ放送はNHK(日本放送協会)しかないのです。民放が始まるのは昭和26年(1951年)からなのです。
そのあたりから、受信機(ラジオ)が大ブームになるのです。完成した受信機は高いので、みんな、真空管、抵抗、コンデンサとかをバラで買い集め、自分でラジオを組み上げてしまうのです。
今回の品物は、戦後五年経った、そんな昭和時代の広告です。日立のはだか電球と眞空管の広告です。絵柄も文言もとても昭和を感じる良い物です。この機会に、プチ昭和を感じるインテリア用に、入手されては如何でしょうか。
今後、今まで集めてきた、昭和な品物や鉄道関係を主体に出品してまいります。全体的に状態の良いものが多いと思います。フォロー頂ければ、きっと良いものに巡り会えると思います。
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