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カテゴリ | |
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メーカー・ブランド |
EMIミュージック・ジャパン
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製品情報 | スペック・価格相場を見る |
状態 | 未使用に近い |
個数 | 1 |
返品 | 返品不可 |
自動延長 | あり |
早期終了 | あり |
入札者評価制限 | あり |
入札者認証制限 | あり |
落札者 | ログインして確認 |
開始価格 | 1,500 円(税 0 円) |
開始日時 | 2024.04.23(火)13:13 |
終了日時 | 2024.04.30(火)23:23 |
オークションID | k1133706980 |
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86年作の「SEVENTH STAR」もソロ・プロジェクトでしたが、大人の都合により名義はBLACK SABBATH featuring TONY IOMMIであった事を考えると、本作は初のソロ名義と言っていい作品になると思います。
各曲毎にゲスト・プレイヤーを迎え、作曲はアイオミとプロデューサーのボブ・マーレットを軸にし、作詞をゲスト・ヴォーカリストが手掛けるというスタイルが貫かれています。
まず注目すべきはボブ・マーレットの貢献度の大きさで、アイオミの古典的スタイルとサバスの95年作、「FORBIDDEN」で試みたラッパーとのコラボ等の若い世代との合流によって得た刺激を無理なく融合する事に成功しています。
結果的には誰もが望むアイオミ節と、今後のサバスに対する期待感が同居したヘヴィ・ロック作品になったと思われます。
トニー・マーティンというかなり正統派のメタル・ヴォーカリストにより、サバスの様式美の伝統が近作まで保持されていましたが、本作では各ヴォーカリストの個性を積極的に取り入れ、予想外の効果を期待していた向きも合ったのではないでしょうか。
ただこれも予想外だったのかもしれませんが、強烈なリフと絶対的なカリスマ性の前で、個性派ばかりのゲスト・ヴォーカリスト達のサバス愛がアイオミの意図するベクトルとは逆方向に力が働いてしまったのでは、と思えてなりません。
それが本作をサバスの延長線上の作品としている大きな理由となっているため、聴き手にとっては非常にありがたいのですが。
ザ・カルトのイアン・アストベリー、パンテラのフィル・アンセルモ、ヘンリー・ロリンズ、デイヴ・グロール、システム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアン、タイプ・オー・ネガティヴのピーター・スティール(2010年に亡くなっています)、ビリー・アイドル、スカンク・アナンシーのスキン、ビリー・コーガンと、おそらく全員が熱烈なサバス・フリークと思われますが、オジーを意識した様な歌い回しをしてしまっているのは好きすぎての上での無意識なのでしょうか。
いずれにしても、全曲が興味深く聴けてしまいます。
そのオジーが歌う「WHO'S FOOLING WHO」は、リユニオン・ツアー以来のオリジナルのサバスが復活している様で、まさに昨今の復活を期待させるナンバーとなっています。
熱狂的なサバス・ファン、90年代以降のモダン・ヘヴィネス・ファン、双方同時に満足させる力作だと思います。