NSR250 MC18-89、MC21、28クランクシャフト修理(かんたん決済も可）
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NSR250 MC18-89、MC21、28クランクシャフト修理(かんたん決済も可）
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3個のメインベアリング及び大端部ニードルローラーのすべて（17本×2）を新品でリビルト、ツイスト対策を実施し、芯出しする修理サービスです。(センターシールがベアリングと別体の８８年式には対応しておりませんのでご注意ください）
本品は大端部のベアリングのケージはそのままでニードルローラ（17本×2）のみを新品に交換しています。内燃機屋さんによっては汎用タイプのベアリング(ニードル本数15本）が使われており純正品の17本に比べ強度と耐久性が劣ります。簡単に言いますと爆発圧を17本と15本で受けるのではクランクピンやコンロッドの面圧が変わってきます。本数が多い方が良いのです。15/17＝0.88で15本はおよそ12％面圧が高くなり転動面に虫食いが出やすく耐久性に劣ります。ケージも壊れやすくなります。回転を上げずにゆっくり乗るのであればそれでも問題ないのですが、NSRのフルパワーを長く存分に楽しむためには17本です。本数が少ないと特に高回転では強度と耐久性に劣ることとなります。目に見えない部分ですが非常に重要な箇所(高回転では数トンの力を受ける）でメーカーがレースで培った結果の本数なのです。
参考までに、最近ラビリンスシールは永久に持つともてはやされているようですが、何百本とNSRのクランクをリビルトしましたが、およそ2万キロでシールもダメになりますが同様に左、右、中央の３個のボールベアリングもガラガラと音が出ており再使用できる状態ではなく交換が必要で、ラビリンスが永久だとしてもあまり意味が有りません。NSRのセールスポイントである高性能の根幹をなすクランクの定期的なオーバーホールは欠かせませんのでご注意ください。
分解修理内容
①クランクシャフトを分解し、各部をチェック
②センターベアリング及び両サイドのボールベアリングを新品にして組み付けます。
③大端部ニードルローラー新品に交換（17本×2）
④クランクピン及びセンター圧入部にツイスト対策を実施し圧入（溶接でないので簡単に分解できます。ただし、分解時のプレス荷重はかなり大きくなります。）
⑤組立芯出し
分解時の確認内容
○クランクピンの状態
○大端部ニードルベアリングの状態
○コンロッド大端部ベアリング転動面の状態
○コンロッドの曲り有無
○大端部スラストワッシャの摩耗状態
交換部品(純正新品）
○センターベアリング
○オーリング（センターベアリング）
○両サイドのボールベアリング
○大端部ニードルローラー（17本×2）
芯出し作業
メーカー基準値以下とします。
センター0.03㎜、両サイド0.05㎜以下
また、芯出し結果のデータをお付けします。
修理を中止させて頂く場合
分解の結果、以下の場合はベアリング交換する意味がありませんので作業はここで中止させて頂きます。(分解後、状況に応じて相談させて頂きます）
○クランクピンの摩耗及び虫食い
○コンロッド大端部の摩耗及び虫食い
修理ができないシャフト
お送りいただく前に以下の点を充分ご確認ください
○コンロッドに曲りがないこと
○大端部の焼き付きがないこと
○大端部に大きな錆びがないこと
○大端部のラジアル（放射）方向にガタがないこと（横方向ではありません）
○コンロッド小端部に問題がないこと
クランクジャーナル、コンロッドは基本的に再使用しますので、それらに問題がある場合はお送り頂いても対応いたしかねますのでご注意ください。
MC18-89、MC21につきましては、オプションで両側のクランクアームにメインベアリングの潤滑を促進するΦ6穴開け及びセンターウエブにセンターベアリングとオイルシールを潤滑するためのΦ6の穴開けを受け承ります。これでMC28と同等のシャフトとなり3個のメインベアリングとセンターオイルシールの寿命が延びます。
○センター穴あけ加工代（斜め加工）2000円
○左、右穴（ストレート加工）各1000円
年式により追加工穴の個数が異なりますので、穴加工をご希望の場合は、分解後個数を連絡させて頂きます。
穴あけ加工ご希望の場合は落札後申し付け下さい。
お支払い方法① 「かんたん決済」による方法（すぐに修理用クランクが発送可能な場合）
（3）分解確認結果をご連絡します。結果が良くない場合はご相談の上、修理中止とさせて頂き、シャフトは分解した状態のまま、料着払いでお返しします。
（4）問題のない場合はベアリング交換して再組立てし完成させます。
（5）落札金額から分解確認代金の4500円を差し引いた金額をお振込み頂きます。
○MC21以降の純正新品シャフトは入手可能ですがおよそ18万円と非常に高価なものとなっております。
○ＮＳＲは素晴らしいバイクですが、センターオイルシール（ベアリング一体型）はＮＳＲのアキレス腱で消耗品です。耐久性は通常の使用で2万km前後と言われております。ベアリングを交換すればまだまだ使えます。
○ＭＣ21の新品クランクシャフトを注文しようとするとＭＣ21用は廃番となっており、ＭＣ28用を買って使うことになります。
○漏れチェックで抜けがないと言われる中古シャフトの多くはオイルシールの摺動抵抗が非常に少なく購入しても短時間で抜けると思われます。せっかく時間とお金を掛けてエンジンをオーバーホールするのですから新品のベアリングに交換して、できるだけ長持させたいものです。
●1週間以内に分解確認代金を入金でき、修理完了後1週間以内に残金を入金頂ける方に限らせて頂きます。
●修理期間は概ねクランクが届いてから発送まで1週間以内です。
●中古リビルトにつきノークレームでお願いします。
●発送はクロネコヤマト100サイズ(重量6.5ｋｇ）となります。