「囮弁護士」上下2巻 ◆スコット・トゥロー（文春文庫）　

スコット・トゥローの傑作、「囮弁護士（Personal Injuries）」上下2巻（文春文庫）です。状態は全般に良好です。送料はクリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　ある日、連邦検事の訪問をうけた弁護士ロビー・フェヴァーは、脱税と判事への贈賄を指摘され、罪の軽減を条件に取引を持ちかけられる。家族を抱えるロビーに選択の余地はない。かくして法曹界の大規模贈収賄事件を摘発するべく、連邦検察局とFBIの囮作戦が始まった！でっちあげの事件を法廷に持ち込み、贈収賄の現場を最新鋭の機器で盗聴・盗撮するという捜査が、大胆かつ用意周到に進められていく。囮となったロビー、弁護士補助職員として事務所に送り込まれたFBI女性捜査官イーヴォンの心の葛藤を描きつつ、緊迫した人間ドラマは予断を許さぬ結末へと一気に突き進む――。「推定無罪」を凌ぐと絶賛されたリーガル・スリラーの傑作。

　◎『タイム』誌1999年度ベスト・ブックス第1位、
　◎「このミステリーがすごい！」2001年版（2000年の作品） 海外4位。

★著者、スコット・トゥロー（Scott Turow）は1949年、シカゴ生まれ。リーガルサスペンスの第一人者であり、法曹界でも活躍する現役の弁護士。1970年にアマースト大学卒業。スタンフォード大学大学院で学んだ後、同校講師として文芸創作を教えていたが、志望を変更。1975年に26歳でハーヴァード・ロースクールに入学、1978年に卒業し（ジュリス・ドクター取得）、シカゴ地区連邦検察局検事補として1986年まで勤務する。1987年、検察局在職中に執筆した「推定無罪（Presumed Innocent）」を発表するや一躍“時の人”となり、それを契機に本格的作家活動を開始。主な作品として『推定無罪』、『立証責任』、『有罪答弁』、『われらが父たちの掟』、『囮弁護士』、『死刑判決』、『極刑 死刑をめぐる一法律家の思索』（ノンフィクション）などが、25ヶ国以上で翻訳され2500万部以上が出版されている。法律家としては2002年、イリノイ州知事ジョージ・ライアンから死刑に関する諮問を行い、同知事を死刑囚全員減刑、死刑制度一時停止宣言へと導く一翼を担った。現在、シカゴ郊外に在住。

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