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『 世田谷パブリックシアター アニュアルレポート SePT 01→02+α 』2003 ○5年間の推移 公演事業記録（主催・提携・共催） 収支内訳 他
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発行: 世田谷パブリックシアター
発売日： 2003/3/30
サイズ：25.7 cm × 15.7 cm × 0.9 cm
【内容説明】
世田谷パブリックシアター5年間の推移
SePT 01→02+α
世田谷パブリックシアター アニュアルレポート
ごあいさつ
劇場がオープンしてこの五年、公共劇場とは何か、何をなすべ
きかを模索し続けた鰻月だったように思い衷す。公共劇場だから
こそ出来る挑戦的な創作の試みと、地域の人々から支持される親
しみやすい舞台作品の提供との間で揺れ動いた時期でもありまし
た。
濱劇・コンテンボラリーダンスを中心に、音楽プログラムなども
組み入れながら編成してきましたが、コンテンポラリーダンスの観
客が目に見えて増えてきたことは大きな特徴のひとつです。勅伎川
原三郎につづいて、伊籐キム、H・アール・カオス、イデビアン・
クルーと、この劇場で共同製作をしたアーティストが次々と世界
へはばたきました。演劇では、シアター・ディレクターの佐膊信さ
んのもと、二十世紀の演劇史を振り返るユニークな視点で、ブレ
ヒト、ベケット、コルテスなどの作品を上濱。P.ブルック、S.マク
バーニー、J.ナジなど、海外からの良質なカンパニーの招聘公濱も
数多く行いました。狂言の手法によるシェイクスピア作品の創作
は、日本の芸能と西欧の古典との融合の試みとして、今後に引き
継がれてゆくことでしょう。
その一方で、海外の新作戯曲を紹介し、劇場のコアとなる観客
のニーズに応えたドラマ・リーディングや、ワークショップ、レク
チャーを通じた教育普及・人材育成事業は、公共劇場ならではの学
芸の仕事として一定の評価を得ることができました。また、こども
のための音楽劇、地方の公共ホールとの演劇製作ネットワーク事
業などは、観客を育て広げる試みとして定着し、特に大道芸を街
に展開した世田谷アートタウンは、秋を彩る都市の祭りとして地
域に親しまれつつあります。
これらの仕事が出来たのも関係各位のご協力あってのことです。
心からの感謝を申し上げ、今後とも、暖かいご支援と、厳しいご
叱正を賜りますよう、お願い申し上げます。
永井多恵子（くりっく世田谷文化生活情報センター館長）
【状態】
表紙等に薄スレ、キズ、凹み等のイタミが多少ありますが、使用感も少なく、問題なく読めます。
古本としては標準的な状態だと思います。
よろしくお願いします。
レターパックライト
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No.202.001.001