説明不要の大名盤、かの盤鬼西条卓夫氏が激賞されたSP期の伝説的名演であるエネスコとランドフスカによるバッハのチェンバロ伴奏付きヴァイオリンソナタ第3番と弟子のメニューインとの共演でモントォーがバックを好サポートする2つのヴァイオリンのための協奏曲です。初期仏LA VOIX DE SON MOITREの正規復刻のFJLP盤です。同時期のティボーのモーツアルト/シューベルトと並ぶFJLPの名盤中の名盤です。初期Patheプレスによるしっとりとしたエネスコ特有のヴァイオリンの音色とランドフスカの調和のとれたチェンバロは、まさに至高のアンサンブルです。メニューインとの2つのヴァイオリンのための協奏曲も、ともすれば競いがちになる本曲に対して、モントォーの好サポートとエネスコの深い愛情がメニューインを包み込んでいるのが良くわかる名演です。
媒体:LP(12インチ)レコード