善徳女王の真実 単行本

◇商品状態：ユーズドA

コンディション説明：帯つきです。帯カバーに軽度のスレキズあり。本文書き込みありません、紙面良好。迅速丁寧に発送いたします。

参考コンディション
A：とても綺麗な状態、書き込み、マーカー、破れ等ない状態、カバーに多少のヤケ
B：綺麗な状態、多少の書き込み、マーカー線引がある、ページに多少のヤケがある
C：外見にヤケや破れがある、書き込み、マーカー、線引きがある、ページにヤケ
D：状態はよくない、書き込み、マーカー、線引き、破れがあるが購読が可能、付属品欠品

＊画像は実物をスキャンしたものです、光の加減により若干の色違いがございます。

◇商品情報

ISBN：9784873763880

著者：キム・ヨンヒ

作品内容：新羅の初の女帝、善徳女王の一生を描く！同性愛、近親婚、一妻多夫制！？新羅の社会は、おおらかで自由奔放！朝鮮半島の歴史上、初の女帝・善徳女王の生涯を軸に、新羅1000年の王朝文化を、気鋭の女性学者が読み解く!ドラマ『善徳女王』は、2009年に韓国で放映され、イ・ヨウォンとコ・ヒョンジョンの女優対決や、オム・テウンとキム・ナムギルら豪華キャストの出演により、最高視聴率43％を記録して、三国時代ブームを巻き起こした。このドラマの主人公である善徳女王は、7世紀前半に誕生した朝鮮半島初の女王である。世界最古の天文台・瞻星臺（チョムソンデ）や民衆仏教の核となる芬皇寺（プヌァンサ）など、新羅時代を代表する多くの文化遺産を建立したほか、文教による政治と人材登用の妙で三国統一の礎を築いた。だが、これまでの新羅史研究は、もっぱら金春秋と金?信という英雄ばかりにスポットライトが当てられ、善徳女王の偉業を矮小化してきた向きがある。本書は、壇国大学で女性学の教鞭をとる著者キム・ヨンヒが、約10年の歳月をかけて古都・慶州を調査し、正史とされる『三国史記』および『三国遺事』と、筆写本『花郎世紀』を中心に据え、現在もなお民衆の心に残る母のような女王の全体像と、自由奔放な新羅王朝の社会を浮き彫りにしたベストセラーの翻訳書である。※筆者本『花郎世紀（ファランセギ）』は、高麗時代に書かれた『三国史記』にその名を記すも原書がなく、長らく「幻の書」とされていた。だが戦前、日本の宮内庁書陵部に勤務していた朴昌和なる人物が、秘蔵されていた本を書き写したという筆者本が1989年の韓国で見つかり、その真偽のほどが韓日の学会で注目されている。もし、『花郎世紀』に登場し、かつ『三国史記』にない人物の名前が、将来発掘される石碑や仏像などの金石文に刻まれていれば、贋作ではないことが証明され、学会の常識をドミノ倒しにしてしまう破壊力がある。そのとき、近代政治によって作られた新羅の精鋭部隊「花郎」は、「愛国心に燃える殉国の士」というイメージが覆され、同性愛、近親婚、一妻多夫制など、韓国社会においてタブー視されている「性」の問題や婚姻制度に至るまで、これまでの通説の全面修正を迫られるだろう。本書『善徳女王の真実』では、筆写本『花郎世紀』について、考古学や民俗学などの研究成果を基に、また、韓国および中国の正史との徹底比較により、信憑性があるという立場をとっている。 なお、本書の日本版発行にあたり、宮内庁書陵部に『花郎世紀』の原書の所在について問い合わせたところ、「無い」との即答を得た。だが、2011年12月6日に1200冊の「朝鮮王朝儀軌」を返却する以前、つまりその発表があった2010年8月以前は、その存在が公表されていなかったことを鑑みても、まだ謎と期待が残る。

出版社：キネマ旬報社

出版日：20111228
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