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製品情報 | スペック・価格相場を見る |
状態 | 目立った傷や汚れなし |
個数 | 1 |
返品 | 返品不可 |
自動延長 | あり |
早期終了 | あり |
入札者評価制限 | あり |
入札者認証制限 | なし |
落札者 | ログインして確認 |
開始価格 | 1,500 円(税 0 円) |
開始日時 | 2024.03.21(木)22:56 |
終了日時 | 2024.03.23(土)23:53 |
オークションID | j1129564709 |
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ミステリーの女王アガサ・クリスティーが生んだ名探偵エルキュール・ポワロ。世界中で愛され続けているのは小説のすばらしさはもとより、ドラマの力が大きかった。ポワロ俳優として著者が過ごした四半世紀を余すところなく綴る。カラー口絵約20点。
アガサにとってそうだったように、ポワロは私にとっても現実の存在だった――ときには少しイライラさせられることがあっても、彼は偉大な探偵であり、非凡な男だった。アガサがポワロ物として33の小説と50を超える短編、1本の戯曲を書き、彼をシャーロック・ホームズと並ぶ世界一有名な架空の探偵にしたとき、ポワロが彼女の人生の一部となっていたに違いないように、彼は私の人生の一部となっていた。(本文より)
世界中で約一〇億人が視聴したとされ、今なお愛され続ける傑作ドラマ『名探偵ポワロ』。本書は、そのポワロを一九八八年から二〇一三年まで、四半世紀にわたって演じたイギリスの俳優、デビッド・スーシェの回想録である。「役者は作家の忠実な僕であるべき」との信念から、クリスティーの原作を徹底的に読み込み、真のポワロ像を追求したスーシェは、ただ滑稽に描かれるだけだった従来のポワロに深い人間性をもたらした。劇中でポワロが風邪を引けば、必ずスーシェも風邪を引いたというほど、まさにポワロと一心同体となったスーシェは、ときに演技をめぐって監督と衝突しながらも、「ポワロの守護者」として、最後まで原作のイメージを守り抜いた。第一シリーズ・第一話『コックを捜せ』でテレビに初登場して以来、制作チームの変更や方向性の転換などを経て、第一三シリーズ・最終話までの全七〇作を演じきったスーシェ。彼のこの功績はイギリス王室も認めるところで、スーシェは二〇〇二年に大英帝国四等勲位(OBE)、二〇一一年に大英帝国三等勲位(CBE)、そして二〇二〇年にはナイトの称号を受けている。実際、『名探偵ポワロ』は王室でも人気だったようで、スーシェはバッキンガム宮殿での女王主催の昼食会に招かれた。その席で、エジンバラ公から直々にマンゴーの食べ方を教わったという驚きのエピソードは、第三シリーズ・第八話『盗まれたロイヤル・ルビー』にも生かされている。(訳者あとがきより一部抜粋)