織田竜之の貸本探偵小説『おんぼろ青春』(豊書房)

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織田竜之の貸本探偵小説『おんぼろ青春』(豊書房)

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    開始日時 2024.01.10(水)19:18
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    オークションID j1120759279
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商品説明

豊書房。1962年刊、初版。貸本あがり、カバーの袖が本体に貼りつき。カバーの両袖および両表紙の裏に貸本屋のビニールカバーのはがしあと。両表紙の裏に貸本屋印。本の天の部分に、貸本屋印および貸本屋の管理番号の押印。カバーの表面に少スレ・傷・剥離。本文の状態はまずまずです。装幀:下高原千歳

【内容紹介】
二十八才の山出し巨漢の山太郎(さんたろう)が、大旦那さまの古写真を信玄袋に入れ、東京へ出てくる。とある事件がきっかけで出てくることになったのだが、そうでもなければ、一生経っても来られなかったに違いない。元気を出そうと、所もあろうに丸の内前の広場に突っ立って、故郷の歌を唄い出したところ、上流階級で育ったような、二十代半ばの品のいい美女が「貴方、貴方じゃないのッ!」と声をかけてくる。くだんの美女、螢子は山太郎のことを愛しい良人と呼び、高級車に乗せて、銀座のクラブへと連れていく。そこの二階にある一面ガラス張りのサロンに現れたのは、女言葉でまくし立てる小泉なる四十男の支配人と、グアレスキーという、山太郎が少年時代に愛読した『アラビアンナイト』にで出てきた魔法使いを思わせる、この世のものとも思われない不思議な小男。「ワタシは、アナタに予言をせねばなりませン」と迫られ、山太郎はほうほうのていで逃げ出す。
小泉支配人はなにか怪しげなことに関わっているらしく、画や飾りつけの仕事で自身のクラブに出入りしている売れない画家の梅井に「いい仕事があるんです」「外交の真似事みたいな仕事なのョ」と声をかけ、左右田なる青年紳士のもとに連れていく。梅井が左右田から命じられたのは秘密厳守の仕事で、それがどんなものなのかは、この時点では読者には明かされない。ともあれ、大事業をなしとげるという名目のその仕事を、梅井は十日間でこなし、貧乏宅に戻ってくる。そこで梅井を待っていた内縁の妻のシン子こそが、山太郎の上京の目的の女性で、故郷を捨てて出奔してしまった、大旦那さまの娘さんに他ならなかった。
山太郎の前にはさまざまな事件と冒険とが待ち受けており、フランス帰りの名シャンソン歌手の幼児が車道に出ていってしまい、あやうく車に轢かれそうになった際には、山育ちで培った超人的な身体能力を用いて、難なく助け出す。そのまま名前も告げずに立ち去ったところ、その美談が新聞で大々的に報じられる。花売りの少年と関わり合った際には、その親方の子分にされてしまい、予期せぬ犯罪に巻きこまれる。親方に命じられて酒の仕入れにおもむいたところ、そこは密造酒を醸造している荒れ果てた寺で、手刀の早業を見せる隻眼の怪人に、新参者には売れないと門前払いを食わされる。 「悪魔と野望が、同棲している」その寺に出入りしているのが左右田で、隻眼の怪人・波越嶺城のことを先生と呼び、しきりに機嫌をとっている。山太郎が手ぶらで寺をすごすごとひきあげた翌日、親方が三号地の岸壁で血に染まって発見されるという重大事が出来。当初は殺されていると思われたものの、怪我をして人事不省に陥っていただけで、現場に駆けつけた山太郎は、どういうわけか怪我を負わせた張本人の恨みを買ってしまう。
この親方の負傷事件が意外な形で解決したあと、山太郎は「私はね、欲しいとなると、何でもやってのけるのだ。欲しいものは……宇宙中の全てでもね」と嘯(うそぶ)く左右田に目をつけられ、左右田の抱いている偉大な計画の実行者として白羽の矢が立てられる。その本拠として山太郎の連れてこられた先は不気味な洋館で、そこにいたのは物語の冒頭に登場した螢子なる美女で、ここで初めてその素姓と山太郎に声をかけてきた理由が明らかになる。翌朝、くだんの洋館に十人余りの人々が集まり、そのなかには小泉支配人や「悪魔の歌」を唄う大学生などもいた。ところが、左右田と関わり合ったことから、左右田の競争相手に目をつけられることになり、飲み屋で酔いつぶされたあと、車でアジトに運びこまれてしまう。そこで、まったく見に覚えがないことながらも、人殺し呼ばわりされ、鉄棒を手に襲いかかってくる男たちと戦わざるを得なくなる山太郎だったが、そうこうするうちに、一味のボスがアジトに戻ってくる。それは意外にも山太郎の見知った顔で、この時点で伏線が回収され、謎のひとつが解ける。そのあとも怒涛の展開が待ち受けており、最後の最後まで飽きさせない。
例によって、探偵小説と活劇物と明朗小説と快男児物との要素が渾然一体というよりごった煮になった、貸本小説ならではの快作にして怪作で、あまりにも偶然が重なり合うところは気にならなくもないが、さまざまな作中人物がからみ合い、意外な形で再登場してくる展開は、他の貸本小説にはほとんど見られない。当初、山太郎と敵対する側として登場した人間たちが、山太郎に惚れこみ、途中から味方になるあたりも、読者ごころをくすぐる。

(作者の織田竜之についてはくわしいことはわからないが、単行本化されていない秘境小説なども倶楽部雑誌に連載しており、南部隼人の別名義で時代小説なども執筆している)

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