「極上」。まさに極上の本生100%のヴォーカル・アルバムが登場です。本作の主役は、かの名手ポール・ロジャース。ギタリストなら誰もが組みたがり、シンガーであれば誰もが羨むノドを持つ、シンガーの中のシンガー。彼のキャリアは山も谷もありましたが、ソロシンガーとして最も輝いていたのは、「MUDDY WATER BLUES: A TRIBUTE TO MUDDY WATERS」でカムバックを果たしてから数年間でしょう。その「MUDDY WATER BLUES」の直後にも日本を訪れたポールですが、本作に収められているのは、1996年の再来日ツアーから「7月6日札幌公演」を収めたオーディエンス・アルバム。完全未発表のオリジナル・マスターからダイレクトにCD化された1本です。
そのサウンドは、まさに「極上」。録音家から直接提供されたのでオーディエンス録音に間違いありませんが、ダビング・ゼロの鮮度はもちろんのこと、クリア極まる空気感、間近なダイレクト感はもはや「ラインか、客席か」といった録音方法の違いを超えている。ギターのピッキング・ニュアンス、ドラムの打音1つひとつに至るまで克明で、バランスも理想的。そんじょそこらの高音質ではなく、普通にオーディエンス録音を聴いている程度では、ちょっと体験できないレベルなのです。そして、なんと言ってもポールのヴォーカリゼイションが耳の中で歌っているかのように生々しい。FREEやBAD COMPANY、THE FIRMならいざ知らず、“90年代のポール・ロジャース”は注目度が高いとは言えず、プレスされることもなかなかありません。しかし、本作のサウンドは、歌声は、プレスせざるを得ないほどに「極上」の音世界を描き出しているのです。
その歌声は、まさしくソロとして成功を収めた覇気と、キャリアを積んだ円熟の極み。90年代だけに年齢を重ねた印象がありますが、10代でデビューしたポールは、まだ当時「46歳」。ロックシンガーとしてはたっぷりと脂が乗りきり、ブルースシンガーとしてはこれから美味くなっていく絶妙なタイミングだったのです。実際、本作の歌声は繊細さと豪快さを併せ持ち、歌い回しに色気が漂い、男らしい咆哮には燃える情熱がこもる。デヴィッド・カヴァデールのようにあざといまでの演出や絶叫などするまでもなく、さらっと歌い込む中に深い深い情感が滲み出し、胸をじんわりと熱くさせる。まさに、幾多のフォロワーを寄せ付けない境地。「僅かな衰えさえない」と書こうかと思いましたが、それどころの話ではありません。この次元の歌声は、40代まで第一線で歌い続けたからこそ得られたもの。キャリア絶頂とも言えるヴォーカリゼイションが全編にわたって轟くのです。
また、選曲のバランスも素晴らしい。1993年の来日ではマディ・ウォーターズやジミ・ヘンドリックスのカバーが主軸となっていましたが、ここではジミヘンはゼロで、FREEやBAD COMPANYに比重がグッと傾き、半分以上がこの両バンドのレパートリーになっている。思い入れたっぷりのジミヘンのカバーも良かったですが、やはりジミの曲はギター曲。持ち歌やマディのブルースこそ、ポールの“巧さ・美味さ”に相応しいというもの。1993年・1996年・1997年と来日を繰り返したポールですが、1993年はカバーに比重が傾き、1997年は新作「NOW」がフィーチュアされました。ソロとして一番輝いていた90年代でも、もっとも“THE BEST OF PAUL RODGERS”だったのは、この1996年だったのです。
ポール自身にも充実感があったのか、この時期はオフィシャルでも「LIVE AT MONTREUX 1994」や「LIVE: THE LORELEY TAPES」といったライヴアルバムも連発していました。しかし、「Bad Company」や「Standing Around Crying」、さらに当時未発表だった新曲「Over Loaded」はそのどちらでも聴けない。もちろん、本生100%だからこその“息づかい”も。
Disc 1 (47:50)
1. Intro. 2. Louisiana Blues 3. Little Bit Of Love 4. Be My Friend 5. Member Introduction
6. Feel Like Makin’ Love 7. Over Loaded 8. Muddy Water Blues 9. Hoochie Coochie Man
10. Rollin’ Stone 11. I’m Ready
Disc 2 (47:41)
1. Wishing Well 2. Mr. Big 3. Fire And Water 4. The Hunter 5. Bad Company
6. Can’t Get Enough 7. All Right Now 8. Standing Around Crying
Paul Rodgers Guitar, Vocals Geoff Whitehorn Guitar, Backing Vocals
Jaz Lochrie Bass, Backing Vocals Jim Copley Drums
Sapporo 1996 / Paul Rodgersプレス2CD
です。
コレクターズCDです。
盤面は良好です。
ケースやジャケットなどは特に問題無く良好だと思います。
ナンバリングステッカー付きで番号は60番台です。
どうぞよろしくお願いします。
※以下メーカーインフォより
「極上」。まさに極上の本生100%のヴォーカル・アルバムが登場です。本作の主役は、かの名手ポール・ロジャース。ギタリストなら誰もが組みたがり、シンガーであれば誰もが羨むノドを持つ、シンガーの中のシンガー。彼のキャリアは山も谷もありましたが、ソロシンガーとして最も輝いていたのは、「MUDDY WATER BLUES: A TRIBUTE TO MUDDY WATERS」でカムバックを果たしてから数年間でしょう。その「MUDDY WATER BLUES」の直後にも日本を訪れたポールですが、本作に収められているのは、1996年の再来日ツアーから「7月6日札幌公演」を収めたオーディエンス・アルバム。完全未発表のオリジナル・マスターからダイレクトにCD化された1本です。
そのサウンドは、まさに「極上」。録音家から直接提供されたのでオーディエンス録音に間違いありませんが、ダビング・ゼロの鮮度はもちろんのこと、クリア極まる空気感、間近なダイレクト感はもはや「ラインか、客席か」といった録音方法の違いを超えている。ギターのピッキング・ニュアンス、ドラムの打音1つひとつに至るまで克明で、バランスも理想的。そんじょそこらの高音質ではなく、普通にオーディエンス録音を聴いている程度では、ちょっと体験できないレベルなのです。そして、なんと言ってもポールのヴォーカリゼイションが耳の中で歌っているかのように生々しい。FREEやBAD COMPANY、THE FIRMならいざ知らず、“90年代のポール・ロジャース”は注目度が高いとは言えず、プレスされることもなかなかありません。しかし、本作のサウンドは、歌声は、プレスせざるを得ないほどに「極上」の音世界を描き出しているのです。
その歌声は、まさしくソロとして成功を収めた覇気と、キャリアを積んだ円熟の極み。90年代だけに年齢を重ねた印象がありますが、10代でデビューしたポールは、まだ当時「46歳」。ロックシンガーとしてはたっぷりと脂が乗りきり、ブルースシンガーとしてはこれから美味くなっていく絶妙なタイミングだったのです。実際、本作の歌声は繊細さと豪快さを併せ持ち、歌い回しに色気が漂い、男らしい咆哮には燃える情熱がこもる。デヴィッド・カヴァデールのようにあざといまでの演出や絶叫などするまでもなく、さらっと歌い込む中に深い深い情感が滲み出し、胸をじんわりと熱くさせる。まさに、幾多のフォロワーを寄せ付けない境地。「僅かな衰えさえない」と書こうかと思いましたが、それどころの話ではありません。この次元の歌声は、40代まで第一線で歌い続けたからこそ得られたもの。キャリア絶頂とも言えるヴォーカリゼイションが全編にわたって轟くのです。
また、選曲のバランスも素晴らしい。1993年の来日ではマディ・ウォーターズやジミ・ヘンドリックスのカバーが主軸となっていましたが、ここではジミヘンはゼロで、FREEやBAD COMPANYに比重がグッと傾き、半分以上がこの両バンドのレパートリーになっている。思い入れたっぷりのジミヘンのカバーも良かったですが、やはりジミの曲はギター曲。持ち歌やマディのブルースこそ、ポールの“巧さ・美味さ”に相応しいというもの。1993年・1996年・1997年と来日を繰り返したポールですが、1993年はカバーに比重が傾き、1997年は新作「NOW」がフィーチュアされました。ソロとして一番輝いていた90年代でも、もっとも“THE BEST OF PAUL RODGERS”だったのは、この1996年だったのです。
ポール自身にも充実感があったのか、この時期はオフィシャルでも「LIVE AT MONTREUX 1994」や「LIVE: THE LORELEY TAPES」といったライヴアルバムも連発していました。しかし、「Bad Company」や「Standing Around Crying」、さらに当時未発表だった新曲「Over Loaded」はそのどちらでも聴けない。もちろん、本生100%だからこその“息づかい”も。
ロック史がいかに“巧いシンガー”や“スター”で埋め尽くされようとも、ここまで深い魂の歌声を轟かせるのは、ポール・ロジャースその人を置いて他にない。そのポールのキャリアの中でソロとしてもっとも輝いていた時期、“一番映える曲”で埋め尽くされた1本なのです。オフィシャルのライヴ盤と並べられるほどにハイクオリティでありながら、生々しさで遙かに凌駕する2枚組。この日本の大気を振るわせた極上の歌声。ぜひ、あなたも全身で浴びてください。
Disc 1 (47:50)
1. Intro. 2. Louisiana Blues 3. Little Bit Of Love 4. Be My Friend 5. Member Introduction
6. Feel Like Makin’ Love 7. Over Loaded 8. Muddy Water Blues 9. Hoochie Coochie Man
10. Rollin’ Stone 11. I’m Ready
Disc 2 (47:41)
1. Wishing Well 2. Mr. Big 3. Fire And Water 4. The Hunter 5. Bad Company
6. Can’t Get Enough 7. All Right Now 8. Standing Around Crying
Paul Rodgers Guitar, Vocals Geoff Whitehorn Guitar, Backing Vocals
Jaz Lochrie Bass, Backing Vocals Jim Copley Drums
800円前後で保証と追跡番号付き。
定形外郵便
CD1枚だと250円前後
2枚ですと350円前後となります。
それ以上ですと送料が高くなりますのでゆうパックの方をお勧めします。
尚、ゆうパケットでの発送はしておりません。
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No.201.005.001