Lp1枚 国内盤 GXK-8216 だいたいが2年以上の空白の後の「復帰作」として作られた盤である。この後もサイドマンとして多数録音しており、次の機が熟するのをAライオンともども待っている最中の突然すぎる死だったのだろう。死の影はなく、いつものように懐っこい音で自由に音楽を紡ぎ出すソニーがいる。だからソニーの他のアルバムが好きで、ソニーのピアノを聴きたい人は十分に楽しめるだろう。ただし、『Cool Struttin’』と比べるとフロントが弱いか。トータルな格で言えば少し劣るようにも思える。とは言え、やはり、「最後の」に感情移入することもあり、名盤として何回も聴いてしまう。良いピアノだな、と聴き惚れる。特に夭折のテナー、アイク・ケベックの4重奏の「Deep in a dream」にしびれる。この2人でグループを組んで欲しかったなあ。中古ですので小さな汚れあります。