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江南市前野にある吉田家は戦国史料『武功夜話』を蔵する旧家だが、その他にも様々な古文書が残されている。『武功夜話』をはじめとし、それらは秘蔵されて公開されていないが、本書の著者田中豊氏は特別な関係で許可されたらしい。原文と翻刻(ワープロ文字)を見開きにして簡易製本されている。 これにより『武功夜話』にはない記述やさらに詳しい内容、まったく別の記載などがあり、戦国史を研究する上で非常に興味深いと言える。今回出品するのは2冊セットで、「一」が「前野村由来記」「瀧口由来之事」「前野家伝書五十記之事」の3文書、「二」が墨俣関係の文書となっている。 本はB5判で「一」が130頁、「二」が212頁。いずれのものにも書き込み・ラインなどはない。 |