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文学切手散歩/浮谷敏夫/切手趣味誌の昭和43年1月から51年8月号にかけて文学切手散歩と題するシリーズとして執筆した中から選んだもの
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1996年 253ｐ 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
はじめに
本書に収録した各編は、「切手趣味」誌の昭和43年1月から51年8月号にか けて、「文学切手散歩」と題するシリーズとして執筆した中から選んだもの に、その後に執筆したもの2、3編を加え、加筆整理したものです。 毎号連 載ということで、初めは半ページか1ページ位のコラムを考えていたのです が、次第に興の乗るままに3~4ページで2、3号に亘るものや、切手を離 れて文学碑を描いた風景印や小型印の解説をしたりと、勝手気侭に進めるよ うになってしまいました。 そんな次第で長短様々、 構成もその時々の気分次 第、といった各編を一冊にしたのですから、首尾一貫しない見苦しい内容に なり、誠に恥じ入るばかりです。 私は文学の専門家ではありませんから、難 しぃ文学論を展開するといった気負った考えも、またあらゆる外国文学に精 通するといった教養もありません。 ただ、切手を愛し、文学を愛するという 二つの趣味をドッキングさせて、 楽しく集め、 楽しく読んだ結果得た収穫を、 時に応じて書き残したものが本書であり、私の郵趣歴のメモリーだといって もいいかも知れません。
そもそも『文学切手散歩』 と題したのは、 詩人 野田宇太郎氏が創作し提 唱した “文学散歩” という語に大いに共鳴するところがあったからです。 散 歩とは気晴らしか暇つぶしで唯ぶらぶら歩くと思われますが、 “文学散歩” と なると軽いぶらぶら歩きではなく、 文人ゆかりの地や作品の舞台になった背 目的をもったもっと地に足のついた
お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。
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