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アダム・ウラム【膨張と共存　ソヴェト外交史】全３冊　ソ連、ロシア、ソビエト、ソヴィエト

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カテゴリ	本、雑誌人文、社会歴史世界史
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入札者評価制限	あり
入札者認証制限	なし
最高額入札者	ログインして確認
開始価格	5,300 円（税 0 円）
開始日時	2024.04.29（月）23:20
終了日時	2024.05.06（月）23:20
オークションID	h1100842744

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●			サイマル出版会

●			1974年初版1018頁

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●			紹介記事を引用します。

●			https://mt1985-2.cocolog-nifty.com/blog/2022/02/post-6e0927.html

●			「邦訳で三巻、合わせて千頁余のウラムの大著は日本語で読める今のところたぶん最も包括的なソ連外交の通史である。ソビエト政権出現直前の序曲に始まり、１９７３年のモスクワ頂上会談において米ソ間二国間関係の新しいタイプすなわち、二つの国があるいくつかの分野できわめて密接な協力を約束しながら別の諸問題では敵対関係にとどまることを認めあうという方式が生み出されるまで、半世紀にもわたる詳細な叙述である。けれども、ソ連外交をつねにその国内政治そして第二次大戦後については共産圏内部の動向をよりどころにして解き明かそうとつとめる著者の分析の深さと博引旁証とは、読むものをしまいまで退屈させない。

●			「成長をとめたものは腐敗しはじめる」――女帝エカテリーナ二世時代のロシアのある大臣が言ったというこの格言が一再ならず引用される。そこに言いあらわされているロシア・ナショナリズムの膨張主義がソビエト体制にも引き継がれているというのが著者ウラムの一つの考えである。書名にみられるように、先祖帰りの「膨張」というのが彼の用いるカギ概念の一つになっている。

●			だが、同時に読み落としがあってはならないと思うのは、ソ連外交の「体質にしみこんだ慎重さ」と彼が記しているもう一つの要素であり、たとえばヒトラーの時代に「政治的リアリズムの申し子である」ソ連は戦争にまきこまれまいと渾身の努力をはらった。第二次大戦が終わって間もない時期、ソ連は赤軍によるヨーロッパ全大陸の席巻をもくろんでいたという、西側に今も信者の少なくない説を、この本はきっぱり否定している。ソビエト体制の崩壊を招きかねないような危険の回避、それこそソ連外交のつねに腐心してきたことである。それへの着目がもう一つのカギ概念「共存」にしめされる。

●			著者の全体としての見方あるいは特定の出来事についての解釈に賛否いずれであろうと、ソ連外交を長い歴史の文脈において理解する上にこの本はずいぶんためになる。ソ連のことに関しては知識が多いか少ないかでなく、無知が多いか少ないかが問題なのだとはソ連の外でよく言われてきたことだが、それにしても、ソ連軍北海道上陸説のようなのは無知の多すぎる例の一つであるにちがいない。ミサイルや軍艦の種類や数の最新情報に通暁しても、無知が少なくなるわけでは必ずしもないのである。」

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●			ソ連、共産主義、ロシア、スターリン、冷戦、ブレジネフ

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