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中世寺院と品川・妙国寺の歴史と寺宝/中世以来の品川の繁栄ぶりをこれら天妙国寺の史資料から明らかにできることは何にも代えがたい
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2019年 150P 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。
ごあいさつ
このたび、 東京都指定文化財 「妙国寺文書」 ならびに品川区指定文化財 「宝塔絵曼荼羅」 が修復完 了したことを受けまして、 平成20年度から寄託を受けております天妙国寺の寺宝の数々を中心に特
別展を開催することとなりました。
てんもく
どういん
南品川にある天妙国寺 (旧称、 妙国寺)は、弘安8年 (1285) に日蓮宗の僧・天目によって開かれ た由緒ある寺です。15世紀半ば以降の妙国寺は、港湾都市品川の繁栄と鈴木道胤ら商人たちの篤い 信仰と喜捨によって支えられ、町も寺も大きく発展しました。なかでも五重塔を含む七堂伽藍を描い た妙国寺の寺宝の一つ「妙国寺絵図」は、人々の参詣の様子や街道を往来する人、商いに精を出す人 など、参詣する人や門前のにぎわいをうかがい知ることができる貴重な資料の一つといえます。
さらに天妙国寺の歴史をひも解けば、鎌倉公方をはじめ、北条氏や武田氏ら戦国大名の戦乱に巻き 込まれたことや、徳川家康が関東入府に際して宿泊したともいわれ、江戸幕府との関係の深さや、政 治的にも重要な位置にあったことがわかります。
中世以来の品川の繁栄ぶりを、これら天妙国寺の史資料から明らかにできることは、何にも代えが たいことです。今回の特別展では、この天妙国寺の寺宝を広く御覧いただくことで、より区民の方を はじめ多くの皆様に、品川にある文化財を知っていただき、これら文化財を未来へ継承して
さを知る機会になればと願っております。
特別展の開催にあたりまして、 格別のご高配とご協力を賜りました関係機関ならびに関係各位に、 末筆ではございますが深謝申し上げます。
令和元年10月
品川区立品川歴史館館長 鈴木章生
お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。
表紙小傷程度で特に目立った傷や汚れはありません。503663新
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