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ハセガワ
346 1/700 日本海軍 重巡洋艦 加古(組立キット) 画像はメーカー見本です。 加古は大正11年(1922年)11月神戸川崎造船所で起工され、 大正15年(1926)7月に竣工しています。 加古の竣工が遅れたのは竣工間近にクレーン事故で船体を損傷したためとされています。 このため本来はネームシップとなるはずが、2番艦にされてしまいました。 こうして就役した加古は古鷹と共に第2艦隊、 第5戦隊を編成し主に南支那海、本土内海を中心に訓練に励むことになります。 なお、加古は古鷹と後の青葉、衣笠が重巡洋艦を意味する山の名称を付けているのに対し、 軽巡洋艦を表す河の名が付いていますが、 これは当初5,500トン級軽巡洋艦として企画されたことの名残です。 この後加古は古鷹、青葉、衣笠と準同型艦で戦隊を編成、訓練に励みます。 しかし、古鷹級は本来偵察巡洋艦として設計され、 7,100トンという小型の船体にある意味無理矢理強武装を施されため 必ずしもバランスがとれているとは言えませんでした。 さらに古鷹級より後の条約型巡洋艦である妙高級、高雄級などの1万トン級巡洋艦とは 開発年次の関係からも性能的に劣りいずれは改装工事が必要とされていました。 またワシントン、ロンドン両軍縮条約が 昭和12年(1937年)以降無効になるのもにらんでの改装予定でもあり、 こうして加古は昭和11年(1936年)7月より近代化改装工事に入ります。 最大のポイントは主砲塔の換装。 問題のあった20cm単装砲塔6基を20.3cm連装砲塔3基に置き換え、 さらに揚弾装置を動力式に近代化して砲戦能力を強化することでした。 さらに魚雷発射管を一二式舷側発射管片舷6門から旋回式の九二式四連装発射管に換装。 もちろん魚雷も世界最強の九三式61cm酸素魚雷となって砲雷撃能力を大幅に強化しています。 またカタパルトも呉式二号二型改一に換装され、使用機も当初は九四水偵、 後には零式三座水偵となりました。 さらに主砲の換装に伴い主砲方位盤、測距儀などもより高性能なものに換装されています。 この大幅な近代化改装工事は約一年半を費やして昭和12年(1937年)12月に完了しています。 ちなみに加古の改装工事は佐世保工廠でおこなわれていますが、 折からの海運不況などで仕事の減った民間造船所の救済策として、 また工廠が多くの工事を抱えて苦労していることもあって、 船殻工事を大阪鉄鋼所桜島工場に発注しています。 こうして改装なった加古は古鷹とともに第1艦隊、 第6戦隊を編成、昭和16年(1941年)には舷外電路の装着も終わって出師準備完了、 太平洋戦争へと突入します。 開戦時、加古は第1艦隊、第6戦隊に所属、グァム島攻略作戦を支援、 翌昭和17年(1942年)1月には遠く南太平洋に進出、ラバウル攻略作戦にも参加しています。 こうして順調に推移した第1段作戦を受けて持久体制を築くべく 第2段作戦が企図されポートモレスビー攻略作戦が発動されます。 加古の第6戦隊はMO攻略部隊に加えられ、 作戦時水上偵察機を発艦させて敵機動部隊の発見に功がありましたが、 ご承知のように珊瑚海海戦は空母vs空母の戦いでMO機動部隊に属していなかった加古は戦いには寄与していません。 ただ攻略部隊上空に援護の傘を広げていた空母祥鳳を敵の空襲から守ることはできず、 さらに敵の攻撃を避けて北方に避退しています。 この昭和17年(1942年)5月の珊瑚海海戦では米空母レキシントンを撃沈、 ヨークタウンを大破せしめたものの、我が方は祥鳳を失い、翔鶴が中破。 さらに多数の搭乗員を失って結果的にポートモレスビー攻略を断念したため、 戦術的には勝ったものの戦略的には敗退したとされています。 そしてこの後のミッドウェーでの完敗もあって攻守はところを代えようとしていました。 畳み掛けるように今度はガダルカナル島を起点とする米軍の反攻が始まることになります。 南太平洋の孤島ガダルカナルの攻防戦は日米双方の艦艇、 航空機を吸い込む巨大なブラックホールと化しました。 日本軍のガダルカナル島への飛行場建設を阻止せんと 可能な限りの戦力を投入してこれを奪取した米軍に対し、 再占領をもくろむ日本軍は三川中将の元に使用可能な艦艇を集中、 米輸送船団に夜襲をかけるべく突入作戦を計画したのです。 基幹とするは鳥海と第6艦隊の加古、古鷹、青葉、衣笠の5艦、 それに軽巡天龍、夕張と駆逐艦夕凪が従いました。 昭和17年(1942年)8月8日の午後11時30分から9日0時20分のこの戦いは、 連日の戦闘で疲労して監視がおろそかになっていた敵の哨戒線を幸運にも見つからず 突破した三川艦隊が単縦陣で突撃、豪重巡洋艦キャンベラ、米巡洋艦シカゴが反航してくるのを発見、 鳥海が魚雷4本を発射、キャンベラに2本 が命中、同時に砲撃開始、 面白いように敵艦に主砲弾が吸い込まれてゆきます。 続いて後続艦が砲雷撃を開始、シカゴ艦首に魚雷が命中して大破、脱落。 こうしてわずか6分間に一方的な戦いを展開して戦場を離脱するも古鷹が舵の故障で左に変針、 後続の軽巡2艦がこれを追随して艦隊は2つに分かれますが、ついてる時は何をやっても巧く行きます。 この後、米巡洋艦隊ビンセンズ、クインシー、アストリア、駆逐艦2艦が 2つに分かれた艦隊の間に挟み込まれたように出現します。 油断していた敵艦隊は突然の挟撃に為すところなく砲弾を浴び、 アッと言うまもなく炎上、沈没してしまいました。 こうして三川艦隊はわずか30分の戦闘で敵重巡を4艦撃沈、1艦大破。 我が方損害は殆ど無しという大戦果を揚げたのでした。 この時三川中将は当初の目的であるルンガ泊地の米輸送船団撃破を企図しつつも、 夜が明けて後の敵空母機の攻撃を考慮して北方へ退避してしまい 千載一遇のチャンスを自ら放棄してしまいました。 画竜点睛は欠いたものの完勝に気を良くしていた三川艦隊は 一路カビエンに向けて帰途についていました。 戦勝気分でおそらく見張りを怠っていたのでしょう。 8月10日朝早く突然米潜水艦、S-44が4本の魚雷を発射、この内の3本が加古に命中してしまったのです。 そして加古はわずか5分後には大傾斜して沈没、帰投間近の不運な損害でした。 「好事魔多し」とは言いますが、それを地でいったような出来事でした。 (要 目)開戦時 基準排水量:8,700トン 水線長:183.53m 最大幅:17.56m 主 缶:ロ式艦本式重油専焼缶 10 基 速 力:33.43ノット 航続力:14ノット 8,223海里 兵 装:20.3cm連装砲×3基 12.7mm 単装高角砲×4 25mm連装機銃×4基 13mm連装機銃×2基 4連装発射管×2基
定価¥2200(税別)
この商品はネットショップでも併売しているため、完売した場合は納品できない場合があります。 入札を確認した時点で在庫チェックし完売に気がついた場合はできるだけ出品取消をしておりますが、 入札のタイミングによってはオークション終了までに確認が間に合わない場合があります。 オークション終了後に在庫が無かった場合は連絡掲示板にてご案内させて頂きます。
毎週月曜日は定休日となっております。 商品の内容、仕様、使用方法、クレームにつきましては、メーカーに直接ご連絡ください。 レシートの提示を求められた場合は、商品と一緒に同封している当社販売証明書をご利用下さい。 お知らせ 2022年3月よりヤフオク!運営側でのシステムリニューアルにより、当店オークションストアでの購入方法も変更となりました。 https://auctions.yahoo.co.jp/topic/notice/function/post_3164/ 大きな変更点 ●かんたん決済がなくなり、下記3通りの支払方法のみとなりました。 ・PayPay残高払い ※コンビニ払いをご希望の方はコンビニでPayPayにチャージしてからお支払い下さい。 ・クレジットカード ・銀行振込 ※振込先は支払選択画面だけに表示されます。見落とさないように必ずメモして下さい。
発送方法は、ヤマト宅急便または佐川急便となります。 ※運送会社の指定はできません。 ヤマト運輸宅急便送料&佐川急便送料 北海道 3300円 青森県 1363円 岩手県 1363円 宮城県 1363円 秋田県 1363円 山形県 1363円 福島県 1363円 茨城県 1143円 栃木県 1143円 群馬県 1143円 埼玉県 1143円 千葉県 1143円 東京都 1143円 神奈川県 1143円 新潟県 1143円 富山県 1033円 石川県 1033円 福井県 1033円 山梨県 1143円 長野県 1143円 岐阜県 1033円 静岡県 1033円 愛知県 1033円 三重県 1033円 滋賀県 923円 京都府 923円 大阪府 923円 兵庫県 923円 奈良県 923円 和歌山県 923円 鳥取県 923円 島根県 923円 岡山県 923円 広島県 923円 山口県 923円 徳島県 923円 香川県 923円 愛媛県 923円 高知県 923円 福岡県 923円 佐賀県 923円 長崎県 923円 熊本県 923円 大分県 923円 宮崎県 923円 鹿児島県 923円 沖縄県 4400円
「当社取引条件」 ★取引ナビをご利用できない方とのお取り引きはできません。 ★落札日から2日以内に取引ナビへの入力がない場合は、落札者都合での取消処理となります。 ★落札日から5日以内にお支払いがない場合、落札者都合での取消処理となります。 ★当ストアからの連絡は全てヤフオク!に登録されているメールアドレス宛てに送信されますので、 ★迷惑メール設定に妨害されないように @hobby.co.jp ドメインを受け取れるように設定して下さい。 ★電話での応対はしておりません。 購入手続きの流れ (1)マイ・オークションの「落札分」から取引したい商品の[取引連絡]ボタンを押します。 (2)取引ナビの[購入手続きする]ボタンを押しますと購入手続きページが表示されます。 (3)支払方法、配送方法、お届け先の順に選択します。 (4)自動計算された合計金額(税込)にてお支払い下さい。 (5)お支払確認後、通常3日以内に発送となります。 オークション終了後、お客様の都合によりキャンセルされる方は、落札者都合での落札取消処理となります。 発送前キャンセルの場合は、返金手数料を差し引いて返金となります。 発送後キャンセルの場合は、商品受取前に限り対応しますが、往復送料+返金手数料を差し引いての返金となります。 商品お届け後の返品はできません。 評価は落札者からの評価があった場合のみ返信いたします。 評価不要の方は、当社への評価をしないようにして頂ければ、こちらから評価を入れることはありません。 海外発送についてはBuyee等をご利用下さい。
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ハセガワ
346 1/700 日本海軍 重巡洋艦 加古(組立キット)
画像はメーカー見本です。
加古は大正11年(1922年)11月神戸川崎造船所で起工され、 大正15年(1926)7月に竣工しています。 加古の竣工が遅れたのは竣工間近にクレーン事故で船体を損傷したためとされています。 このため本来はネームシップとなるはずが、2番艦にされてしまいました。 こうして就役した加古は古鷹と共に第2艦隊、 第5戦隊を編成し主に南支那海、本土内海を中心に訓練に励むことになります。 なお、加古は古鷹と後の青葉、衣笠が重巡洋艦を意味する山の名称を付けているのに対し、 軽巡洋艦を表す河の名が付いていますが、 これは当初5,500トン級軽巡洋艦として企画されたことの名残です。 この後加古は古鷹、青葉、衣笠と準同型艦で戦隊を編成、訓練に励みます。 しかし、古鷹級は本来偵察巡洋艦として設計され、 7,100トンという小型の船体にある意味無理矢理強武装を施されため 必ずしもバランスがとれているとは言えませんでした。 さらに古鷹級より後の条約型巡洋艦である妙高級、高雄級などの1万トン級巡洋艦とは 開発年次の関係からも性能的に劣りいずれは改装工事が必要とされていました。 またワシントン、ロンドン両軍縮条約が 昭和12年(1937年)以降無効になるのもにらんでの改装予定でもあり、 こうして加古は昭和11年(1936年)7月より近代化改装工事に入ります。 最大のポイントは主砲塔の換装。 問題のあった20cm単装砲塔6基を20.3cm連装砲塔3基に置き換え、 さらに揚弾装置を動力式に近代化して砲戦能力を強化することでした。 さらに魚雷発射管を一二式舷側発射管片舷6門から旋回式の九二式四連装発射管に換装。 もちろん魚雷も世界最強の九三式61cm酸素魚雷となって砲雷撃能力を大幅に強化しています。 またカタパルトも呉式二号二型改一に換装され、使用機も当初は九四水偵、 後には零式三座水偵となりました。 さらに主砲の換装に伴い主砲方位盤、測距儀などもより高性能なものに換装されています。 この大幅な近代化改装工事は約一年半を費やして昭和12年(1937年)12月に完了しています。 ちなみに加古の改装工事は佐世保工廠でおこなわれていますが、 折からの海運不況などで仕事の減った民間造船所の救済策として、 また工廠が多くの工事を抱えて苦労していることもあって、 船殻工事を大阪鉄鋼所桜島工場に発注しています。 こうして改装なった加古は古鷹とともに第1艦隊、 第6戦隊を編成、昭和16年(1941年)には舷外電路の装着も終わって出師準備完了、 太平洋戦争へと突入します。 開戦時、加古は第1艦隊、第6戦隊に所属、グァム島攻略作戦を支援、 翌昭和17年(1942年)1月には遠く南太平洋に進出、ラバウル攻略作戦にも参加しています。 こうして順調に推移した第1段作戦を受けて持久体制を築くべく 第2段作戦が企図されポートモレスビー攻略作戦が発動されます。 加古の第6戦隊はMO攻略部隊に加えられ、 作戦時水上偵察機を発艦させて敵機動部隊の発見に功がありましたが、 ご承知のように珊瑚海海戦は空母vs空母の戦いでMO機動部隊に属していなかった加古は戦いには寄与していません。 ただ攻略部隊上空に援護の傘を広げていた空母祥鳳を敵の空襲から守ることはできず、 さらに敵の攻撃を避けて北方に避退しています。 この昭和17年(1942年)5月の珊瑚海海戦では米空母レキシントンを撃沈、 ヨークタウンを大破せしめたものの、我が方は祥鳳を失い、翔鶴が中破。 さらに多数の搭乗員を失って結果的にポートモレスビー攻略を断念したため、 戦術的には勝ったものの戦略的には敗退したとされています。 そしてこの後のミッドウェーでの完敗もあって攻守はところを代えようとしていました。 畳み掛けるように今度はガダルカナル島を起点とする米軍の反攻が始まることになります。 南太平洋の孤島ガダルカナルの攻防戦は日米双方の艦艇、 航空機を吸い込む巨大なブラックホールと化しました。 日本軍のガダルカナル島への飛行場建設を阻止せんと 可能な限りの戦力を投入してこれを奪取した米軍に対し、 再占領をもくろむ日本軍は三川中将の元に使用可能な艦艇を集中、 米輸送船団に夜襲をかけるべく突入作戦を計画したのです。 基幹とするは鳥海と第6艦隊の加古、古鷹、青葉、衣笠の5艦、 それに軽巡天龍、夕張と駆逐艦夕凪が従いました。 昭和17年(1942年)8月8日の午後11時30分から9日0時20分のこの戦いは、 連日の戦闘で疲労して監視がおろそかになっていた敵の哨戒線を幸運にも見つからず 突破した三川艦隊が単縦陣で突撃、豪重巡洋艦キャンベラ、米巡洋艦シカゴが反航してくるのを発見、 鳥海が魚雷4本を発射、キャンベラに2本 が命中、同時に砲撃開始、 面白いように敵艦に主砲弾が吸い込まれてゆきます。 続いて後続艦が砲雷撃を開始、シカゴ艦首に魚雷が命中して大破、脱落。 こうしてわずか6分間に一方的な戦いを展開して戦場を離脱するも古鷹が舵の故障で左に変針、 後続の軽巡2艦がこれを追随して艦隊は2つに分かれますが、ついてる時は何をやっても巧く行きます。 この後、米巡洋艦隊ビンセンズ、クインシー、アストリア、駆逐艦2艦が 2つに分かれた艦隊の間に挟み込まれたように出現します。 油断していた敵艦隊は突然の挟撃に為すところなく砲弾を浴び、 アッと言うまもなく炎上、沈没してしまいました。 こうして三川艦隊はわずか30分の戦闘で敵重巡を4艦撃沈、1艦大破。 我が方損害は殆ど無しという大戦果を揚げたのでした。 この時三川中将は当初の目的であるルンガ泊地の米輸送船団撃破を企図しつつも、 夜が明けて後の敵空母機の攻撃を考慮して北方へ退避してしまい 千載一遇のチャンスを自ら放棄してしまいました。 画竜点睛は欠いたものの完勝に気を良くしていた三川艦隊は 一路カビエンに向けて帰途についていました。 戦勝気分でおそらく見張りを怠っていたのでしょう。 8月10日朝早く突然米潜水艦、S-44が4本の魚雷を発射、この内の3本が加古に命中してしまったのです。 そして加古はわずか5分後には大傾斜して沈没、帰投間近の不運な損害でした。 「好事魔多し」とは言いますが、それを地でいったような出来事でした。 (要 目)開戦時 基準排水量:8,700トン 水線長:183.53m 最大幅:17.56m 主 缶:ロ式艦本式重油専焼缶 10 基 速 力:33.43ノット 航続力:14ノット 8,223海里 兵 装:20.3cm連装砲×3基 12.7mm 単装高角砲×4 25mm連装機銃×4基 13mm連装機銃×2基 4連装発射管×2基
定価¥2200(税別)
この商品はネットショップでも併売しているため、完売した場合は納品できない場合があります。
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お知らせ
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