アグレッティ種子 小分け（20～25g）
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自分で播種するには多すぎる為出品します。
学名 Salsola soda
オカヒジキ(Salsola komarovii）と同属の作物で、
他に近縁の作物ではアメリカ カンザス州で栽培されるハリヒジキ(Salsola tragus)がある。
※近年のDNA解析の結果、Salsola属を分割する事となり、ハリヒジキはKali tragus、アグレッティもKali sodaと変更される様です。
野生種はヨーロッパから北アフリカが原産とされ、現在はポルトガルの大西洋沿岸やフランス、黒海沿岸等に自生が多い様です。
学名のsodaの通り、昔は燃やした灰は精製し、ソーダ灰という炭酸ナトリウムが多く含まれる素材に加工し、ガラスや石鹸の材料にしたとか。
ベネチアンガラスにも使われている様です。
イタリア、特にローマでは春を告げる野菜として人気で3月末から5月の短い期間出回る、フキノトウの様な存在です。
ホウレンソウの様なアクが有る為、
サッとシャキシャキ感が残る様に茹でて食べるのが基本で、イタリアでは茹でた物にオリーブオイルとレモン汁をかけた物が定番の様です。
他にも茹でた物をオリーブオイルとニンニクで炒め、パスタ和えたりもする様です。
栄養素はビタミンA、B、C、カルシウムなどを含みます。
別名では修道士のひげ barba di frate(バルバ ディ フラーテ）という別名があり、実際に日本のオカヒジキよりも枝分かれが控え目で丈が70cm程と長く伸びる様です。
現地では海水が入る塩水灌漑地で栽培されるという記載も見かけましたが、通常の土でも育てられる様です（アイスプラントやサンファイヤと同じと思われる）
オカヒジキの様な耐暑性はなく、夏には枯れてしまう為、播種期は2～4月です。
種子寿命は短め様で、種子の説明書曰く使いきってしまう事が推奨の様です。
種子袋(今回は箱でした)に記載された発芽率は65%
※以下はオカヒジキの種子休眠関係のインターネット記事などを引用したものです。
アグレッティにも応用出来る物と思われます。
種子には休眠があり、成熟したものは年内発芽が難しくなるが、多湿条 件で2～10℃の低温下に10、15日以上おくと休眠が打破される。
花芽分化は短日条件で起こり、14時間以下の短日であればあるほど早く 分化し生育が促進する条件（温度、肥料、水分等）で発達が早く開花 する。
幼苗期、 特に発芽間もない時期の過湿は致命的な立枯れを引き起こすので、土壌 水分管理には注意を要する。
土壌は排水が良く肥沃で、土壌酸度はpH6.0～6.5が適する。
おかひじき種子の貯蔵において、湿度23%以下の乾燥条件で245日（８ヶ月）間貯蔵（常温、冷蔵、冷凍）すると、播種10日後の発芽率は80％以上となった。
子葉展開期に潅水を開始すると、立枯れ症状が発生しやすいが、灌水なしでは収穫時に発雷が見られた。
おかひじきの播種時期が採種量や発芽率に及ぼす影響について検討したところ、６月16日区と６月25日区が株当りの採種量が多く、発芽率も高かった。