新品CD HOME BOY & THE C.O.L. / OUT BREAK
セシル・ライド(CECIL LYDE)が80年代初期に活動していた
HOME BOY名義での84年レア・アルバムが仏BOOGIE TIMESからリイシュー決定!
数 年前に紙ジャケットにてリイシューされた『STONE FREE』の赤いジャケット(LPはグレー地もあり)は、
今やソウル・ファンなら一度は目にしたことがあるでしょう。
『U.S.ブラック・ディスク・ガイ ド』の究極のLPコレクションのコーナーにも掲載されていたほどのレア盤でしたが、
リイシューをきっかけにそのインパクトあるジャケットは勿論、内容の素 晴らしさがあっという間に広まり、
ここ日本でもその名を広めたセシル・ライド(CECIL LYDE)ですが、
この80年のソロ作の後にはHOME BOY & THE C.O.L.として2枚のアルバムをリリースしておりました。
今回リイシューされるのは84年リリースの『BREAK OUT』。ジャケットも違うCD-Rとしては数年前に一度リイシューされていましたが、
今回はオリジナル・ジャケット、
ボーナス・トラックも付いた文句無 しのリイシュー。仏BOOGIE TIMESから届いた、突然のニュースです。
その内容はというと、シンセを大胆に導入しつつも、
人力リ ズムの色合いも濃いサウンド・メイキングを施した84年という時代を反映したライト・ファンクが中心。
「When Will You Be Mine」「I Saw You Dancing」などのモダン・テイストを感じさせる曲も織り交ぜ、
「I Don't Want To Be A Movie Star」のようなドラマチック・スロウをはさみ、究極のラヴァーズ・カバー「La La Means I Love You」を絶妙なアクセントとしながら、
ラストの「Money's Funny Change Is Strange」ではヴォコーダーをバックにラップも披露。
この時代の作品としては、かなりバラエティに富んでいると言えるのではないでしょうか。ボーナ スに収録されたのはノットオンLPだった「A Love Connection」ですが、
こちらはファルセット全開のアーバン・ミディアム。
これも嬉しい収録です。マイナー作品ながら、このように奥深いアルバム がまだ眠っているところに目を付けたBOOGIE TIMESの慧眼はやはり大したもの。
このアルバムもかなりの話題を呼びそうな、BOOGIE TIMESの見事な仕事ッぷりです。