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頼山陽展/頼山陽とその一族および周辺の文人たちの遺作・遺品を集めてその足跡をしのびたいと存じます・梁川星巌・大塩平八郎らと交わった
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19982年 152P程度 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
開催のことば
頼山陽は、安永九年(1穴0)儒学者賴春水の長男として大阪に生まれ広島に育ちましたが、早くから その英才ぶりをうたわれ将来を嘱望されていました。
しかし二十一才の時に、当時の封建的身分制度の下での学究活動に限界を感じて脱藩、在野の学者 として自由な立場から研究、著作にはげみました。三十二才の時には京都に上って塾を開く一方、詩 文に、書画にと、その優れた才能は遺憾なく発揮され、頼山陽の名は広く世間に知れ渡り、周囲には そうそうたる文人墨客たちが集まりました。
また、「日本外史」を始めとする山陽の著書は、当時はもちろん、後世の青年、識者たちに多大の影 響を与え、明治維新への原動力となった事はよく知られています。
天保三年(一八三)、山陽は自ら予言した変革を見ることなく、京都で五十三才の生涯を閉じました。 本年は没後百五十年に当たります。
近年、歴史への人々の関心はとみに高まっていますが、この機会に頼山陽とその一族、および周辺 の文人たちの遺作、遺品を集めてその足跡をしのびたいと存じます。本展が頼山陽の真の姿をあらた めて理解、評価する一助となれば幸いです。
「終わりに、本展開催のために貴重な作品をご出品いただいた所蔵家各位をはじめ、作品の選考・解 説にあたった安藤英男氏、および文人画についてご教示を賜わった鈴木進氏など、ご協力下さった関 係者の皆様に心から御礼を申しあげます。
昭和五十七年三月
(財)賴山陽旧跡保存会」 日本経済新聞社
らい‐さんよう〔‐サンヤウ〕【頼山陽】
［1781～1832］江戸後期の儒学者・歴史家・漢詩人。大坂の生まれ。春水の長男。名は襄(のぼる)。字(あざな)は子成。18歳のとき江戸に出て経学・国史を学び、のち京都に上って私塾を開き、梁川星巌・大塩平八郎らと交わった。著「日本外史」「日本政記」「山陽詩鈔」など。
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