降伏直後に、米機がばらまいたビラには、「国民のみなさんは悪くない。」「悪いのは・・・。」「我々が、善良な市民を解放するから安心せよ。…。」といった文字が躍っていたという。GHQの占領(洗脳)政策<「WAR GUILT INFORMATION PROGRAM 」>第1号は、早くから周到に用意されていたのだ。国民を分断することに成功した手腕は、敵ながらさすがというべきだが、自分は善人であると思いこまされたまま、処刑された7人だけに責任を負わせてあとは頬被りし、70有余年を無為に安穏をむさぼって来たわれわれ一人ひとりの罪は重い。
~時を超えて輝く銘木たち~
静中の動~荒ぶるカエデの秘めたるチカラ~
カエデ トラ目杢の世界~
カエデは非常に生命力が強い木です。
他の木なら致命的になってしまう損傷を受けても、
驚異的な生命力で再生します。
カエデのこの生命力は、材となっても残存し、
身に起こった異変を何とか修復しようと、
大きなねじれ、反り、割れを引き起こします。
カエデのこの強靭な力を鎮めるには、
暴れるだけ暴れさせる他ありません。
鎮まったカエデの厚板から部材を木取りし、
さらに残ったカエデから、必要な部材を木取りします。
この時、鎮まっているはずのカエデが暴れ出し、
昇降盤の刃を止めてしまうことがあります。
恐るべし、カエデの底力。
カエデの強靭な生命力は材となっても内包され、
美しい紋様を静かに湛えています。
日本人は、世界に誇れる伝統のある(いや、かつてあった)ユニークな民族であると(私は)誇りに思っているが、島国であるがゆえに、常にまわりに合わせることで生き残る道を選んできた歴史があり、そのためか、外国人の目には「気が変わりやすくて信用できない」国民と映っているらしい。