本/やきものの.見分け方/伊万里/初期伊万里.古九谷.柿右衛門.鍋島.古伊万里/中皿.徳利.角皿.そば猪口/蛸唐草/真贋鑑定-真作.贋作/裏銘/茶道

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    開始日時 2024.03.04(月)23:07
    終了日時 2024.03.11(月)23:07
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商品説明




●●「鍋島様式」ー見分けるポイント・・・●●

 




●●「鍋島様式」ー藍鍋島・・・●●

 




●●「鍋島様式」ー真贋鑑定・・・●●

●色絵花筏文皿・(真作・贋作)!

 




●●「古伊万里様式」ー染付・・・●●

●「17世紀後半の染付」ー見分けるポイント・・・●

 




●●「古伊万里様式」ー真贋鑑定・・・●●

●染付芙蓉手VOC鳳凰文皿・(真作・贋作)!   ●染付日本地図文皿・(真作・贋作)!

 




●●「そば猪口」・・・●●

 




●●「唐草文」・・・●●

 

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■■書籍■■  ■■骨董の名人に聞く・やきものの見分け方■■  ■■『伊万里』■■  ■■「初期伊万里/古伊万里/古九谷様式・/藍古九谷様式/柿右衛門様式/鍋島様式」■■  ■■「古伊万里様式」―17世紀後半/18世紀前半/18世紀後半/19世紀前半/印判手■■  ■■「見分けるポイント」―真贋鑑定・(真作・贋作・比較写真・解説)/贋作・(比較写真・解説)/値段■■  ■■「蕎麦猪口」―初期伊万里の猪口/18世紀前半の蕎麦猪口/18世紀後半の蕎麦猪口/18世紀後半の蕎麦猪口/文様にみる・蕎麦猪口・あれこれ■■  ■■「唐草文」―17世紀末期の蛸唐草文/18世紀前期の蛸唐草文/18世紀中期の蛸唐草文/18世紀後期の蛸唐草文/19世紀の蛸唐草文/逆蛸唐草文/萩唐草文/微塵唐草文/17世紀末期の花唐草文/18世紀前半の花唐草文■■  ■■蛸唐草/みじん唐草/花唐草■■  ■■以下詳細をご覧下さい!!■■




■■『書籍』・・・■■



―”骨董の名人に聞くやきものの見分け方”―

●●『古伊万里』・・・●●

  ◆学研・GAKKEN。



―”はじめに”―

★古美術骨董は生きものです。
 ことに古伊万里は、いまが旬です。
 現在、古美術商や骨董市には、値段も安く、比較的手
 に入れやすい古伊万里があふれています。
 また、贋作をよく見かけるのも古伊万里です。
 いい品物を手に入れたと、喜んで家に帰り、よく調べ
 てみたら贋作をつかまされていた、などという経験は
 ありませんか?
 古伊万里ファンが増え、古美術としての名品を鑑賞す
 る機会は増えてきたものの、古伊万里の様式や時代、
 あるいは、真贋を見分ける知識はなかなか教えてもら
 えません。

 本書は、古伊万里を蒐集する読者の要望に応えて、す
 ぐに役立つガイドブックをめざしました。
 「よい買い物をするコツは、信頼できる店で買い物を
 ること」・とは、古美術の世界でよく言われることで
 す。
 信頼のできる店には、必ずその道に明るい人がいます。
 そんな人との付き合いのなかで、蘊蓄に耳を傾け、眼
 をやしない、気に入った品を分けてもらい。、世界を
 広げていくのが、買い物上手ということでしょうか。

 東京青山骨董通りの・「たさぶろう」・の森成一さん
 と・大阪老松町・「瀧川峰晴堂」・の黒川成守さんの
 お二人はそんな方々です。
 本書のために、古伊万里についての知識を懇切ていね
 いにご指導くださいました。
 両氏には心より感謝申し上げます。



■発行日=1999年3月16日・(第1刷発行)。
■発行所=株式会社・学習研究社。
■サイズ=21×25.5cm。
■表紙カバー。
■定価=1850円+税。
■状態=美品。
  ●表紙カバーに、多少のキズ、ヤケが有ります。
  ●本誌内に多少の、ヤケが見えますが
  ●大きなダメージは無く
  ●年代的には良い状態に思います。



◆◆注意・・・◆◆

 ★表紙カバー、表紙側綴じ側下に、多少のシワが
  有りますのでご理解下さい。

 ★また、発行日より経年を・経て下ります。
  コンディションに係らず、古書で有る事を
  充分に御理解の上・御入札下さい。

 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



●全・112頁・・・!!

  ◆アンケートはがき・付属。



●指導・・・!!

  ◆黒川成守(瀧川峰晴堂)・森茂一(たさぶろう)。



●各項目に・解説・見分けるポイント・他・・・!!



―”真作・贋作・比較写真”―

  ◆真作・贋作・(表面・側面・裏面・他)。

  ◆真作・贋作・(寸法・所蔵)。

  ◆解説。

  ◆他・・・・・。



―”見込み周りの文様・(時代別)”―

  ◆渦唐草文。

  ◆波頭文。

  ◆半花菱文。



―”時代別・そば猪口”―

  ◆初期伊万里の猪口。

  ◆18世紀前半の猪口。

  ◆18世紀後半の猪口。

  ◆19世紀前半の猪口。



―”時代別・唐草文”―

  ◆蛸唐草・みじん唐草・花唐草。



●蒐集・資料などの参考に・・・!!



●探されていた方は・この機会に・・・!!



●以下・詳細をご覧ください・・・!!

  ◆掲載案内は抜粋して下ります。

  ◆掲載内容はQ&Aより問い合わせ下さい。

  ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



■■『はじめに』・・・■■



■■『初期伊万里』・・・■■

★日本での時期の歴史は、李朝の陶工によって有田では
 じめらた。
 中国の意匠を模倣しながらも、独自の磁器づくりを目
 指して研鑽を重ねた陶工たち。
 その小さく作られた高台とゆがんだ形状の作品には、
 素朴ながらも初期伊万里特有の味わいがある。


●「初期伊万里」・・・●

―”各部・解説”―

  ◆「染付山水独釣文皿」
          ・(1630年~40年代)。

   ★見込み部分に描かれた釣り人と、縁部分に描か
    れた単調な櫛葉文様とからなる意
    匠は、中国人好みの文様である。
    このことから中国の意匠を模倣している様子が
    分かる。
    稚拙ながらも、言いようのない魅力にあふれて
    いる作品である。

   ★単調な藍染付に濃淡をつけて絵柄に味を添えて
    いる。
    この頃から、濃・(だ)・みの技法が用いられ
    ていたことを示している。
    濃みとは太い筆で釉薬を塗りこむこと。
    濃みの技法を使ってきれいなグラデーションを
    描くようになる。

   ★焼成段階で、磁土に含まれていた鉄分や不純物
    が器面に噴出したり、匣鉢にいれ
    ていないため、フリモノが付着しているものが
    ある。
    匣鉢とは、焼成時に作品を入れる筒。

   ★李朝や唐津焼を基調としているせいか、陶器の
    高台と同じような作りをしており、ほかの時期
    の古伊万里に比べて高台が高い。
    高台の削り出し、高台脇の削りあげは、この時
    期特有の形状である。

   ★初期伊万里の皿の大きな特徴として、裏面に、
    釉薬を掛けた時についた指の跡が残っているも
    のがある。

   ★初期伊万里の皿や鉢・碗などでは、高台の径が
    小さく、一般に高台径は器体径の三分の一とい
    われている・(時代に経るのに従って高台径は
    大きくなる)。


―”初期伊万里・解説”―

★日本での磁器誕生期に肥前有田で造られた磁器を、一
 般に初期伊万里といいます。
 ここでは天狗谷窯や百間窯で磁器生産が始められたと
 されている。
 慶長15・(1610)・年前後から、ヨーロッパへ
 の輸出がはじまる、万治2・(1659)・年までの
 時期をその対象としました。

★略・・・・・。

★当時、磁器専門の窯はなく、唐津焼の陶器窯で一緒に
 焼かれることも多かったのですが、しだいに磁磁器専
 用の窯が作られるようになり、磁器の生産量も増えて
 いきました。
 したがって当初、その形状は李朝系・古唐津系の意匠
 を活かしたものが主流でした。
 初期伊万里は、李朝の陶工によって磁器製作が支えら
 れていたにもかかわらず、その図案は、中国明朝末の
 景徳鎮の模倣にありました。
 と同時に、日本独自の磁器の姿を求めて試行錯誤を繰
 り返した時代でもありました。

★山水文や花鳥文の普通の図案の完品で、七寸皿が・6
 ~70万円以上。
 吹墨など特殊なもので・300万円以上。


―”初期伊万里・見分けるポイント”―

★土灰釉の生掛け焼成るのため、器体表面に釉だまりが
 できやすく、透明感のない、全体に軟和な地肌。
 生掛けとは、素焼をしない焼成方法で、素地に顔料で
 文様を描き、その上に土灰釉を掛けて、一度で焼き上
 げる方法のこと。

★釉を掛けたときの指の跡が残っているものがある。

★中国明朝の写しであるため、山水図と地文からなる素
 朴な図案や、動植物を大きく描いた図案が多い。

★窯の状態や染付顔料の呉須・(コバルトから作る)・
 の使い方が一定していないために、藍の色味に違いが
 ある。
 純粋のコバルトを贅沢に使った鮮やかな藍、高価なた
 めに薄めて使った淡い藍。
 地呉須を使った黒っぽい藍のものなど。

★李朝の磁器のように重く、全体に器体・(特に高台部
 )・が厚く、焼歪みのある、素朴な作品が多い。

★高台の作りは、李朝や古唐津のように、土もの・(陶
 器)・の作りをそのまま活かした形状をしており、ほ
 かの時期の古伊万里に比べて高台が高い。
 不均一で、砂目が多少付着していることもある。

★皿や鉢、碗などでは、器体の直径に比較して高台の径
 が小さい・(最初期では器体の径の約3分の1といわ
 れる)。


―”初期伊万里の図案”―

★初期伊万里は、中国明末の染付磁器の模倣にはじまっ
 たため、中国での意匠をそのままに写し取っている。
 そのための図柄として、山水図と地文を単純に組み合
 わせたものや、身近に咲いている草花、山野の動物や
 鳥、昆虫などを描いたものが多い。
 また、日本独自の構成と思われる、見込み全体に菊の
 花描いたり、見込みの空間を活かして動植物をあしら
 った、大胆な図案も生まれてきている。

  ◆染付山水文大平鉢。

  ◆染付山水文皿。

  ◆染付草花文香炉。

  ◆染付兎文小皿・(同・高台)。

  ◆染付朝鮮蘭文玉壷春徳利。

  ◆染付月見布袋文皿。

  ◆染付菊文皿。

  ◆染付牡丹唐草文徳利。

  ◆染付平向付・(同・高台)。

  ◆染付捻り文皿。


―”吹墨”―

★吹墨の技法とは、平皿に、鳥・野兎・柘榴・梅花文な
 どを描き、その文様を白く染め抜いて、染付絵具であ
 る呉須を吹き付ける技法。
 寛永~正保・(1624~47)・頃に中国の景徳鎮
 の影響を受けて作られるようになった。
 現代でも用いられている。

  ◆染付吹墨鷺文皿。


―”芙蓉手”―

★器体の縁に描く図案をいくつかに分割し、窓絵にした
 様式を、芙蓉の花が開いた時の様子に似ていることか
 ら・「芙蓉手」・と呼ぶ。
 この図案の変形として、十七世紀後期に発達する割絵
 がある。

  ◆染付芙蓉手草花文八角皿・(同・高台)。


―”青磁”―

★初期伊万里の青磁製造は、1630年になってからと
 いわれている。
 青磁は、釉薬の中に鉄分の混じったものが入っていて
 、それが焼成時に青緑色に発色するものである。
 多くの場合は素地全体にかかられる。
 また、ヘラ彫りで文様が描かれている皿も作られてい
 る。

  ◆青磁染付鷺文皿。

  ◆青磁辰砂入桃形三脚鉢。

  ◆青磁水指。


―”銹釉”―

★銹釉とは、釉薬の中にかなり大量の鉄分を入れたもの
 で、還元焼成することによって銹色になることから、
 こう呼ばれる。
 鉄釉ともいう。
 ちなみに、鉄分の量を少なくすると、青磁になる。
 また、銹釉の皿や碗類の見込み部分に、鷺や山鳥・草
 花文などの輪郭を染付で描き、文様の中を白抜きに残
 した技法を、銹釉染付という。

  ◆銹釉茶筅型花器。

  ◆銹釉柴垣雪持文変形皿。


―”古九谷への変遷”―

★初期伊万里の末期になると、古九谷様式の要素を備え
 た作品が出てくる。
 口縁に捻りの入った皿や深みのある呉須を用いた作品
 がそれである。
 これらの作品によって、初期伊万里から古九谷様式・
 (藍古九谷)・へと変遷していく様子をうかがうこと
 ができる。

  ◆染付草花文輪花皿・(初期伊万里)。

  ◆染付椿文皿・(初期伊万里)。

  ◆染付竹虎文皿・(藍古九谷)。

  ★年代的にはほとんど違いがないのであるが、口縁
   の捻り文の造りも、絵の描き方も、ひとつひとつ
   の作業が丁寧におこなわれていたのが分かる。
   同時に、このことは、作業が分業化してきている
   ことを示しているともいえよう。


●「真贋鑑定」・・・●

**”(寸法・解説)”**

  ◆「染付吹墨月兎文皿」。

   ★真作・贋作・比較写真・(表面・裏面・側面)。

   ―”(真・贋・部分解説)”―

   ★月の向きはほとんどが下弦で描かれている。
    上弦の月の絵として落ち着かないのかもしれな
    い。

   ★器を横から見ても分かるように、本物の器は高
    台に向かって厚味を増している。
    これが手にした時の重量感の違いになる。
    本物の場合には、全体に重いのではなく、中心
    に重さがある。

   ★書かれている文字が・「春白兎」・と・「春白
    反兎」・(反は、あるいは友か)・とで違うと
    いう指摘もできるが当時の他の作品に・「春白
    兎」・と書かれているものがあるので決めてに
    はならない。

   ★裏のつくりはよくできている。
    ちょっと見た眼には分かりにくいが、高台内の
    彫りの深さを比べてみよう。
    本物の方が深いのが深いのがよく分かる。

   ★裏面にある、釉掛けの時にできる指跡などから
    はその違いは分からない。

   ★吹墨の手法を用いた作品は、古くから日本に好
    まれてきました。
    のちに出てくる白抜きの手法と同様、周りを藍
    地で塗り固めておいて、図柄を白で染抜いてく
    っきりと見せるという手法が、日本人好みなの
    でしょうか。
    藍染の世界から応用された手法だと思わます。
    吹墨には、石榴や梅花などよく描かれています
    が、なかでもよく眼にするのが、駆け回ってい
    る野兎が後ろを振り向いている、この兎文皿で
    す。
    この手の兎は、耳がすっと立っているのが特徴
    です。
    また、時代がさかのぼるほど、兎の耳は大きく
    描かれているといわれます。
    この贋作は、器体のつくりを見る限りでは非常
    によくできています。
    初期伊万里の特徴をよく捉えています。
    問題は絵です。
    絵があまりにも貧弱です。
    初期の陶工だから絵は下手なものと決めつけて
    いるのでしょうか。
    確かに陶工が描く絵は決して上手では跡りませ
    んが、力強さはあります。
    とくに致命的なのは、兎の耳や後ろに勢いがな
    いことです。


●「初期伊万里の贋作」・・・●

**”(寸法・解説)”**

★初期伊万里の贋作は、本物が非常に高価になってきて
 いるせいでしょうか。
 手を替え品を替えというようにさまざまな作品が作ら
 れています。
 ここで紹介する3点も、近年作られたと思われるもの
 です。
 それぞれに初期伊万里の特徴をよく研究した上で製作
 されていますので、一見騙されます。
 長年骨董に接している人は、ひと目見て・「新しいも
 のだな」・との疑問を抱くといいます。
 それは、長年使い込んできたものが器体に染みつけた
 古さと、無理して古色を帯びさせたものとの違いでし
 ょう。
 最初の印象というものは、意外と正しいものなのです。
 しかし、多くの読者にとっては、その疑問を抱けるだ
 けの経験はないのです。
 したがって、作品の個々についてその違いを覚えてお
 くことが必要になります。

★一・器全体が一様に古色を帯びているのではなく、高
   台部分や指跡部分だけに古さを感じさせるものが
   あります。
   こういった作品は一応疑ってください。
   普通についた古色は、器体の中まで染み込んでい
   ます。
   うわべだけ、ある部分だけに付くということなま
   ずないでしょう。

★二・染付の色合いに濃淡がなく、線の太さが一定に描
   かれている作品にも疑問があります。
   初期伊万里の陶工は、ある種の勢いをもって絵を
   描いていますので、どうしても色にまだらが出ま
   すし、線も太くなったり細くなったりしています。

★三・使い込んでいる作品の場合は、器体全体に自然に
   擦り減ってきたような感じがあります。
   とくに、高台・(畳付)・は他のもの・(食卓や
   畳など)・にいちばん接触する部分です。
   高台の擦り減り具合は重要なポイントになります。

★四・初期伊万里にはいろいろな特徴がありますが、そ
   の特徴をいったん離れて作品と対峙してください。
   初期伊万里の特徴をすべて兼ね備えている作品は
   意外に少ないといえるからです。
   贋作者は、その特徴をすべて網羅することに一生
   懸命になって製作していることも見受けられます。

★以上のようなことが言えますが、真贋を見分けること
 は難しいものです。
 一番確かな方法はやはり、信頼できる人や店に相談す
 ること、ということになるでしょうか。


  ◆「染付菊蝶文皿」・(同・高台)。

   ★菊と蝶の配置バランスのよく、色調もよくでき
    ている作品。
    表面に舞い落ちた鉄粉が浮き出ているのも、初
    期伊万里の特徴をよく捉えている。
    しかし、呉須が釉薬に溶け込んでいるという感
    じがない。

   ★手にしたときの感触が違う。
    初期伊万里の作品は口縁から高台に向かって厚
    みが増している。
    この贋作の場合には全体に厚みがある。

   ★釉薬の流れている感じや、高台の感じが上手に
    できている。
    高台内の砂のついている様子もよく特徴を捉え
    ている。
    ただし、高台の畳付の汚れに違和感が跡る。

  ◆「染付鷺文皿」・(同・高台)。

  ◆「染付鶫文皿」・(同・高台)。



■■『古九谷様式』・・・■■

★緑・紫・黄・赤・藍の五彩をたっぷりと色濃く使い、
 創意工夫を凝らして描かれた色絵磁器は、日本人の美
 意識を刺激した雅味あふれる世界。


●「古九谷様式」・・・●

―”各部・解説”―

  ◆「色絵山水文平鉢」・(同・高台)。


―”古九谷様式・解説”―

★略・・・・・。

★古九谷様式は、図柄と作品の状態によって値段が異な
 ります。
 五寸皿で、数10万円のものもあれば、数100万円
 するものもあります。
 藍九谷は、七寸皿で、6~70万円以上。


―”古九谷様式・見分けるポイント”―

★緑・紫・黄・赤・藍などの色には、古九谷独自の深み
 と重厚感がある。

★器を斜めにすると見える虹彩は、古い色絵磁器に共通
 する現象であるが、古九谷様式には顕著に現われてい
 るものが多い。

★皿の形状は、初期伊万里に比べて、高台径が大きく、
 全体に少し薄作りで、見込みが広くて浅い。

★古九谷様式は、図柄と作品の状態によって値段が異な
 ります。
 五寸皿で、数10万円のものもあれば、数100万円
 するものもあります。
 藍九谷は、七寸皿で、6~70万円以上。

★藍古九谷は、深みのある濃い呉須を用いて、力強い筆
 致で描かれているのが特徴。

★他・・・・・。


―”古九谷の図案”―


―”藍古九谷”―

★藍古九谷とは、深みのある濃い色調の呉須を用いて描
 かれた文様で、山水図や、花鳥、あるいは幾何学文様
 を絵画的、写実的に精緻に描いた皿類が多い。
 全体的に、図案はおだやかな意匠と描写によるものが
 多い。
 また、藍古九谷の皿の裏に描かれている文様は大きく
 二種類に分けれれる。
 ひとつは、高台周りに円圏を巡らしただけのものであ
 り、他は、円圏に加えて花唐草文や唐草文を描いてあ
 るものである。
 いずれもていねいに描かれている。

  ◆染付鶉文皿。

  ◆染付虎文皿・(同・高台)。

  ◆染付牡丹唐草文輪花皿。

  ◆染付竹文皿。

  ◆染付桃文深皿。

  ◆染付面取草花文大壺。

  ◆染付鳥草花文皿。

  ◆染付鷺文花弁皿。

  ◆染付鳥木文徳利。

  ◆染付花鳥文分胴形大鉢。


―”青手古九谷”―


―”瑠璃釉”―


―”藍古九谷から藍柿右衛門への変遷”―



■■『柿右衛門様式』・・・■■


●「柿右衛門様式」・・・●

―”各部・解説”―

  ◆「色絵松竹梅八輪花皿」・(同・高台)。


―”柿右衛門様式・解説”―

★略・・・・・。

★色絵磁器の七寸皿で、300万円以上。
 藍右衛門は、七寸皿で、6~70万円以上。


―”柿右衛門様式・見分けるポイント”―

★乳白色の素地・(濁し手)・が、色絵を鮮やかに映す。
 濁し手では、染付を行わないで上絵を描くために、青
 みのない乳白色の素地になるのが特徴。

★藍柿右衛門様式は、呉須を薄めに使っていることとボ
 カシを利かしているところが魅力。

★他・・・・・。


―”柿右衛門の白磁”―


―”柿右衛門人形”―


―”藍柿右衛門”―


―”柿右衛門の写し”―


●「真贋鑑定」・・・●

**”(寸法・解説)”**

  ◆「藍柿右衛門鮎文皿」。

   ★真作・贋作・比較写真・(表面・裏面・
    (銘))。

   ★柿右衛門様式の出現によって、日本の磁器はほ
    ぼ完成の域に達したといえます。
    同時代の鍋島様式がどっしりとした風格のある
    作品づくりをしていたのとは対照的に、柿右衛
    門様式では、繊細さを前面に出した華麗な作品
    づくりをしていました。
    柿右衛門様式というと、とにかく鮮やかな色遣
    いをした色絵磁器に眼がいきがちですが、藍柿
    右衛門の華麗さも見逃せません。
    柿右衛門様式特有の白い地肌に、上等な透き通
    るようなコバルトをふんだんに使って描かれた
    、気品のある作品が藍柿右衛門の魅力です。
    細部に至るまで気を抜くことなく描かれた線、
    濃から淡へと微妙に変化させていくグラデーシ
    ョンなどに、作家の技量がみなぎっています。
    また、図柄の構図、間の取り方も絶妙です。
    この作品は、藍柿右衛門のなかでも名品とされ
    ているものです。
    二匹の鮎が泳いでいる作品も作品もありますが
    、三匹の鮎になることによって、器体の全体に
    いっそうの動きが出てきます。
    とくに、背鰭の躍動感と、鮎の顔の厳しい表情
    が印象的です。
    この真贋を見極めるポイントもまさにそこにあ
    ります。
    非常によくできた贋作ですが、三匹の鮎の構図
    と細部の表現の仕方に難があります。



■■『鍋島様式』・・・■■


●「鍋島様式」・・・●

―”各部・解説”―

  ◆「色絵牡丹青海波文皿」・(同・側面)。


―”鍋島様式・解説”―

★略・・・・。

★色鍋島は珍しいこともあって、七寸皿で、1000万
 円以上・(図案によっては3~5000万円以上)。
 藍鍋島は色鍋島の約3分の1程度。


―”鍋島様式・見分けるポイント”―

★染付で線描きをして、上絵を付ける。

★葉の先端を裏返したり、葉の主脈と支脈と少し離して
 描くのが特徴。

★墨はじきの技法を用いて繊細さを意匠に活かす。
 墨はじきは、染色のロウケツ染めと同じ技法で、白抜
 きにする部分にあらかじめ墨で画いておいてから、染
 付で濃み・(塗り)・素焼きをして墨の部分を焼き飛
 ばすことによって、白抜きの文様を描くこと。
 鍋島の様式では、青海波文、紗綾形文などによく使わ
 れる。

★木製の盃の形をした・「木盃型」・の皿が鍋島の主流。
 その大きさも三寸・五寸・七寸・一尺に限られている。

★他・・・・・。


―”鍋島の図案”―


―”藍鍋島”―


―”幕末の鍋島様式”―


―”青磁”―


●「真贋鑑定」・・・●

**”(寸法・解説)”**

  ◆「色絵花筏文皿」。

   ★真作・贋作・比較写真・(表面・裏面・側面)。



■■『古伊万里様式・色絵』・・・■■


●『17世紀後半の色絵』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★見込みと絵と縁文様とからなる意匠は輸出用向け。
 皿類では見込み・鉢類では内外側面のどちらか一面に
 ・壺類では外側に主文様となる絵を描き・器の縁や肩
 を補助的な文様で飾る意匠。

★型物は・大名や豪商らの別注文に応じて製作された・
 国内向け最盛期古伊万里の傑作。

★他・・・・・。


●『18世紀前半の色絵』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★金彩と染付をともなう赤絵糸五彩の色絵磁器を・「金
 襴手」・と呼ぶ。
 染付の色に負けぬように・赤色や金彩を強く施してい
 るのが特徴。

★装飾性を探るために・空間を複雑に描かれた地文様で
 埋める。
 雷文・花形文・襷文・青海波・亀甲繋文・籠目文など
 の幾何学文様を使うことが多い。

★他・・・・・。


●『18世紀後半の色絵』・・・●

―”見分ける・ポイント”―


●『19世紀前半の色絵』・・・●

―”見分ける・ポイント”―


●『大聖寺焼の元禄写し』・・・●



■■『古伊万里様式・染付』・・・■■

◆白い素地に藍の世界。
 初期伊万里の初めから日本人が愛し続けてきた器であ
 る。
 職人は、蕎麦猪口や印判手の図案に心血を注ぎ、花唐
 草文はやがてその姿を単純化し微塵唐草文に至る。
 さまざまなものが姿を変えて図案として登場するので
 ある。
 この単色の世界に心遊ばせる日本人好みの意匠。


●『17世紀後半の染付』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★オランダ東インド会社の頭文字VOC名入りの皿が輸
 出用として作られる。

★中国の山水画、花鳥画の写しから、牡丹と、唐獅子、
 龍と鳳凰、雲と鶴、松竹梅に柴垣、楼閣と人物、宝尽
 くしなどの複合文様の意匠を取り入れるようになる。

★高台に描かれている年款は、中国磁器の模倣として、
 初期伊万里のころから書かれてきたが、この時代から
 きちんとした楷書体で書かれるようになる。
 この時代の年款とては・「大明年製」・「成化年製」
 ・と書かれたものが多い。
 他に、角福などもある。

★他・・・・・。


**”輸出用”**

  ◆染付樹下鷺文皿。

  ◆染付鷺文皿。

  ◆染付梅鶯文瓶。

  ◆染付鳳凰文沈香壺。

  ◆染付芙蓉手VOC鳳凰文皿。

  ◆染付鳳凰文皿。

  ◆染付芙蓉手花卉文皿。

 **”国内用”**

  ◆染付蓋付香炉。

  ◆染付鳥形香合。

  ◆染付雲龍宝珠文皿。

  ◆染付鳳凰四方割唐花文皿。

  ◆染付墨はじき亀甲つなぎ文皿。

  ◆染付鷺文八角向付。

  ◆染付牡丹文皿。

  ◆白磁桔梗型七角向付。


●『18世紀前半の染付』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★花唐草、蛸唐草などの連続文様のひとつひとつが、き
 っちりていねいに描かれている。

★文様の染付で縁取りしているのは、時代が古いことを
 示す・(ていねいな仕事をしていることの証)。

★見込み周りに渦唐草が描かれるようになるのは、元禄
 期・(1688~1704)・末以降。
 元禄末期に、渦唐草が二重に正確な筆致で描かれてい
 る・「二重渦唐草」・からはじまったと思われる。

★他・・・。

  ◆染付楼閣文皿。

  ◆染付桜文向付。

  ◆染付柳下鷺文皿・(同高台・裏銘)。

  ◆染付青磁吹墨鷺文深鉢・(同高台)。

  ◆染付芙蓉手渦雲牡丹文皿。

  ◆染付草花文深皿・(同高台・裏銘)。

  ◆芙蓉手花卉花唐草文皿・(同高台・裏銘)。


●『18世紀後半の染付』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★天明期に。乾隆様式と一緒に流入してきたと思われる
 明るい茄子紺の染付が出てくる・(浮世絵で使われて
 いる藍と同じ顔料)。

★布の藍染の手法を取り入れた、染付を白く抜いた染抜
 き・(白抜き)・の技法の出現。

★花唐草、牡丹花唐草文様などでは、花を描かずに、葉
 や蔓だけを描くようになる。
 萩・(夢)・唐草や微塵唐草文様などの花のない唐草
 文が出てくるのはこの時代。

★他・・・・・。

  ◆染抜銹釉鷺花文皿。

  ◆染抜貝尽し文鉢。

  ◆染抜鷺文八角皿。

  ◆染抜南蛮人蓋物。

  ◆染付アラビア風文字皿。

  ◆染付唐子相撲文向付。

  ◆染付花宝窓絵椿八角皿。

  ◆染付桃文三脚鉢。

  ◆染付観世流水文蓋物。

  ◆他・・・・・。


●『19世紀前半の染付』・・・●

―”見分ける・ポイント”―

★微塵唐草や花のない唐草が、さらに増え、描き方もラ
 フになってくる。

★陽刻文で地図の輪郭を取り、染付で国名や国の形を描
 き、海は青海波文、天と地には鶴が舞っている。
 万国地図や日本地図の大皿がたくさん作られた。

★天保期よりオランダ貿易が復興する。
 コンプラ瓶はその代表的商品。
 また、南蛮人を描いた製品も多い。

★他・・・・・。

  ◆染付日本地図角皿。

  ◆染付よろけ縞文皿。

  ◆染付線描花鳥龍文角皿。

  ◆染付コンプラ瓶・(2)。

  ◆染付海老蔵皿。

  ◆染付恵比寿大黒文向付。

  ◆染付微塵文鉄奬茶碗。



●『見込周りの文様』・・・●

★見込み部分全体を使って松竹梅の図案を描くのは、柿
 右衛門様式のひとつの特徴であったが、見込み部分に
 環状の松竹梅の文様を連続して描くようになるのは十
 八世紀前半からである。
 同様に、かつては、図案の周辺部分に埋め草的に描か
 れていた牡丹唐草や花唐草・蛸唐草どが、図案のメイ
 ン・テーマとして扱われるようになったのもこの時代
 からである。
 いずれも、今の時代まで続く、日本人好みの文様とい
 えよう。
 しかもこの時代の作品は、ひとつひとつの図案がてい
 ねいに描かれている。

―”見込周りの文様”―

★見込み周囲に渦唐草や半花菱文、波頭文が描かれるよ
 うになるのは、元禄期の末の頃から、当初は、渦唐草
 が二重に描かれていた。
 二重が一重になり、ていねいに描かれていた文様がし
 だいにくずれていくのは、他の点とは共通している。
 見込みの周りや口縁に描かれているこれらの文様から
 も、時代を判別することができる。
 十八世紀前期にはかなりていねいに描かれていた文様
 も、寛政期・(1789~1810 )・には、かなり
 粗くなる。
 十九世紀に入ると渦唐草文はほとんど見られなくなる。
 雑に描かれた半花菱文・波頭文は残る。
 幕末・明治期の大聖寺の古伊万里の写しは、十八世紀
 前半の作品をモデルにしたものが多いが、そこに描か
 れている渦唐草文は粗雑で、それだけで古伊万里様式
 とは見分けがつく。


 **”渦唐草文”**

  ◆18世紀前期の渦唐草文。

  ◆18世紀中期の渦唐草文。

  ◆18世紀後期の渦唐草文。

  ◆19世紀の渦唐草文。


 **”半花菱文”**

  ◆18世紀中期の半花菱文。

  ◆19世紀の半花菱文。


 **”波頭文”**

  ◆元禄の波頭文。

  ◆18世紀前期の波頭文。

  ◆18世紀中期の波頭文。

  ◆18世紀後期の波頭文。

  ◆19世紀の波頭文。


  ◆染付牡丹唐草文輪花皿。

  ◆染付氷裂文蓋物。

  ◆染付牡丹菊花唐草文大皿。

  ◆染付花唐草四方向付。

  ◆染付花唐草文酒次。

  ◆染付花唐草文向付。


●『印判手』・・・●


●『蕎麦猪口』・・・●

★十八世紀になって、食器類がそれぞれの用途に応じて
 作られるようになりました。
 その結果・いわゆる蕎麦猪口が生まれたのです。
 生掛けで、高台があり、上げ底で、やや重く作られて
 いる蕎麦猪口だから、初期伊万里のものだとしている
 のは誤りです。
 これらの猪口は、元禄・享保期・(1688~173
 6)・になってから作られたものがほとんどです。
 また、このころに作られた猪口に、印判手の蕎麦猪口
 があります・(82ページ参照)。
 蕎麦猪口は、その名の通り蕎麦を食べるときに使われ
 ていたのかというとそうではありません。
 江戸時代には向付として使われていたようです。
 ちなみに、猪口とは酒を飲むときの酒器、刺身や酢の
 物を盛る小鉢という意味です。
 筒が細くて底の深いものを・「のぞき猪口」・と呼ん
 でいます。
 蕎麦猪口は、十八世紀中どろから、大量生産されるよ
 うになり、有田以外の地域でも生産するようになりま
 した。
 一般に・「ころ茶碗」・と呼ばれているものは波佐見
 で作られていた、いわゆる・「くらわんか」・です。
 蕎麦猪口の形は単純ですが、その文様の数たるや無数
 です。
 数千種類とも、数万種類あるともいわれています。
 磁気のなかでも安価な蕎麦猪口という世界に、職人は
 デザインの粋を競ったのかも知れません。
 まさに蕎麦猪口は、文様の百花繚乱の舞台です。
 ここでは、蕎麦猪口の時代による見分け方と、文様の
 種類をジャンル分けして数例あげてみました。


―”初期伊万里の猪口”―

 ★これらの猪口は、煎茶碗として使われていた。


―”18世紀前半の蕎麦猪口”―

 ★高台があり、上げ底で、やや重い作りの猪口が多い。


―”18世紀後半の蕎麦猪口”―

 ★基本的には図案から時代を判断することが多い。
  この時代の特徴的な図案としては、捻り文・算木文
  ・霊芝文・暦文・亀甲文・祥瑞文・芭蕉文・双魚文
  ・唐子文・唐獅子文・赤壁文・寒山拾得文・二十四
  孝に題材を取った文・仙人文・南蛮人文などが多い。


―”18世紀後半の蕎麦猪口”―


―”文様にみる・蕎麦猪口・あれこれ”―

  ◆動物文様。

  ◆人物文様。

  ◆おめでたい文様。

  ◆草花文様。

  ◆連続文様。

  ◆山水図文様。


●『唐草文』・・・●

―”17世紀末期の・「蛸唐草文」”―

 ★当時の職人の心意気が表れているのか、描き出しの
  ところに枝葉がたくさん描かれており、ていねいな
  仕事ぶりが見て取れる。
  時代が下がるにしたがって、描き出しの部分の枝葉
  が省略されるようになっていく。


―”18世紀前期の・「蛸唐草文」”―

 ★同じ蛸唐草文でも、見込み面にテイマとなる図案を
  置いたり、連続文の中に割絵や窓絵を配することに
  よって、さまざまな変化をつけることができる。
  そんなヴァリエーションを楽しめるのも、蛸唐草花
 唐草の効用か。


―”18世紀中期の・「蛸唐草文」”―

 ★さまざまな形をした作品の図案として蛸唐草文が用
  いられるようになってきた。
  唐草文は、どのような器形にも対応できる図案であ
  ると同時に、日本人の好みにあった文様といえよう。


―”18世紀後期の・「蛸唐草文」”―

 ★複雑に文様が描かれているように見えるが、この時
  代になると蛸唐草文の描き方は一段とになってくる。


―”19世紀の・「蛸唐草文」”―

 ★窓絵として置かれた図案の周りを、蛸唐草文が線と
  点だけで描かれている。
  一見、非常に細かく、ていねいに描かれているよう
  に見えるが、よく見るとかなり雑である。


―”逆蛸唐草文”―

 ★蛸唐草文に用いられている染抜きのことろを、特に
   逆蛸唐草文と呼ぶ。


―”萩唐草文”―

―”微塵唐草文”―

―”花唐草文”―

 ★蛸唐草と同様に、連続文様として日本人に根強く愛
  される図版に、花唐草文がある。
  蛸の足を連想させる蛸唐草文とは違って、蔓草がか
  らみ合っている様子を図案化した花唐草は、上品な
  感じがして、人気も高い。
  花唐草文も初めは、蔓草の中に花びらをきちんと描
  いていたが、時代が経るにしたがって描き方が雑に
  なり、簡略化されてきて、花そのものも省略されて
  しまう。
  この花の省略されてしまった蔓草だけの文様を、萩
  唐草文とか、夢唐草文という。
  さらに、蔓草そのものが省略され、まるで細かい塵
  のような図案になっていく。
  このような文様のことを、特に、微塵唐草文と呼ん
  でいる。


―”17世紀末期の・「花唐草文」”―

―”18世紀前半の・「花唐草文」”―


●「真贋鑑定」・・・●

**”(寸法・解説)”**

  ◆「染付日本地図文皿」。

   ★真作・贋作・比較写真・(表面・裏面)。

   ★天保期のころは、日本国内の交通網も整備され
    、一方で、西欧諸国が貿易を求めて日本近海ま
    で来航していたことなどが相まって、日本とい
    う国を意識せざるを得なかった時代もありまし
    た。
    そんな時代状況を反映して、世界地図・日本地
    図・東海道五十三次図などが、皿の図案として
    描かれるようになりました。
    陽刻文で国の輪郭を取り、染付で国の形や国名
    を書き入れ、海を青海波文であしらい、天と地
    には鶴が舞っているというのが基本です。
    また、皿の大きさには大小さまざまあり、丸皿
    だけでなく、各皿も造られました。
    その点、この贋作は原則をよく踏まえているの
    ですが、青海波文の描き方が雑であること、鶴
    の絵がおかしいなど疑問が生じます。
    原則にこだわりすぎた結果なのかも知れません。

  ◆「染付芙蓉手VOC鳳凰文皿」。

   ★真作・贋作・比較写真・(表面・裏面)。

   ★17世紀後半は、ヨーロッパ向け輸出用磁器の
    生産で有田がもっとも賑わっていた時期です。
    その象徴的製品が、このVOC名の入った皿で
    す。
    VOCとは、オランダ東インド会社・
    (Vereenighde Oost Indische C
    ompagnie)・の頭文字を図案化したも
    のです。
    当時、相当数の製品がヨーロッパに輸出されて
    いますが、それだけに骨董市どで贋作もよく見
    かけます。
    贋作は、見込み部分に描かれた鳥に全く力量感
    がありません。
    全体の主題であるといった感じがないのです。
    本物は、全体に溶け込んでいます。
    また、染付の色にも違いが見られます。


●『直し』・・・●


●『キズ』・・・●



―”今泉今右衛門工房に見る”―

■■『鍋島の製作工程』・・・■■



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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