第2巻・・・70年代半ば以降の「沖縄・コザ」、70年代末の東京を撮影した「Tokyo 1979」、ミック・ジャガーやウォーホルから失業者まで、80年代初頭のニューヨークを撮影した「New York 1981-1982」(注、ニューヨークの写真では木村伊兵衛賞を受賞している)、崩壊直前のソ連や東欧を撮影した「U.S.S.R. 1991」、90年代初頭までの「ベルリン・ソウル・北京」の作品を収録しています。未発表カットを多数含む作品も収録。したがって、1975年から現在にわたる仕事のほぼ全てを網羅しているといいと思います。批評家・倉石信乃による論考「顔の名宛-北島敬三」と「遭遇の技術-北島敬三のスナップショット」も併録し、北島敬三を理解する道しるべです。