「物語 韓国史」（金両基／中公新書）＋「物語 韓国人」（田中明／文春新書） 2冊セット
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★内容：
①「物語 韓国史」： 5千年の歴史と文化が彩る韓半島には、中国・韓国（朝 鮮）日本など、東アジア諸国の歴史が孕むダイナミズムのなかに、韓民族の諸王朝が興亡する。 鴨緑江のかなたを原郷とする扶餘族が、韓半島を南下し諸小国平定を進める建国神話に、民族の歴史形成の背景を読み、また周辺諸国との戦いのなかに、民族のアイデンティティ形成の過程を追う。本書は、檀君朝鮮の建国から1948年の南北分断までを「父が子に語る韓国史」として描く。
※著者、金 両基（キム ヤンキ）は1933年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。哲学博士。比較文化学者、文筆家、国際関係論、哲学博士。比較文化から歴史を考察。韓国中央大学客員教授、カリフォルニア・インターナショナル大学教授、静岡県立大学教授、常葉学園大学教授などを歴任。文化庁芸術祭優秀賞、ラジオたんぱアジア賞、KBS海外同胞賞特別賞などを受賞。2002年、韓国政府から文化勲章。主な著書に『キムチとお新香 日韓比較文化考』、『能面のような日本人』、『韓国人か日本人か 今こそ在日同胞文化の創造を』、『物語韓国史』、『オンドルと畳 日韓比較文化論』、『いま日本と韓国を考える どうすれば真の「共生」ができるのか』、『日本の文化、韓国の習俗 比較文化論』など。2018年死去（享年84）。
②「物語 韓国人」： 古代には、中国と日本の間で、時に戦い、時に和し、したたかな対応をしていた半島の人々だったが、しだいに文を尚び武を軽視するようになる。ことに16世紀に入り、朱子学を尊信する文化人の支配が始まると、華夷思想により、中華帝国の藩屏の地位に安住し、国内には観念的な道学的政治論とすさまじい権力闘争（党争）が横行する・・・。「日韓新時代」といわれながら、依然、日本人には見えにくい隣国の歴史の真相を透視する。
※著者、田中明は1926年（大正15年）、愛知県生まれ。小中学校時代をソウルで過ごす。東京大学文学部国文科卒業。中日新聞を経て、朝日新聞に入社。『朝日ジャーナル』記者として韓国を取材。調査研究室幹事などを経て1979年に退社。その間、韓国の延世大学校 韓国語学堂・高麗大学に留学。1981年からは拓殖大学海外事情研究所教授を務めた。著書に『ソウル実感録』、『韓国の「民族」と「反日」』、『韓国政治を透視する』、訳書に『広場』、『パンソリ』など。2010年死去（享年84）。
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