貸本わかば書房花秋の増刊号恐怖漫画特集高橋真琴/横田徳男よこたとくお/田中美智子/竹村かおる/雨沢道夫横田徳男禁断の愛[夕焼雲]

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カテゴリ	本、雑誌漫画、コミックその他
状態	目立った傷や汚れなし
個数	1
返品	返品不可
自動延長	なし
早期終了	あり
入札者評価制限	あり
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落札者	ログインして確認
開始価格	15,000 円（税 0 円）
開始日時	2022.12.03（土）01:54
終了日時	2022.12.03（土）17:23
オークションID	f1074081565

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こちらは、わかば書房より出されていた貸本漫画誌「花　秋の増刊号　恐怖漫画特集」です。1960年9月の刊行。表紙・高橋真琴、扉・目次・奥付ー清水ひとよ、田中美智子「妹に幸あれ」（3～34P ）、横田徳男（トキワ荘のよこたとくお）「夕焼け雲」（35～73P）、竹村かおる「まぼろしの花嫁　少女異色恐怖漫画」（74～120Pの大作）、雨沢道夫「波の音」（121～175P)など掲載。

貸本としては比較的綺麗め。落丁なし。176Pそろい。

田中美智子「妹に幸あれ」は孤児院から妹のまりちゃんを迎えに行くところから始まり、母、姉との3人暮らしに。妹は失明しそうになっていたこと隠していた。それに気づかれ、家を出ようと決意。優しい姉が救いの手を差し伸べて。

トキワ荘に住んでいたことで知られる今年、4月まで生きておられた横田徳男（よこたとくお）先生の「夕焼雲（夕焼け雲）」は彼の初期漫画（デビューは1958年ーこちらは1960年8月あたりの作品）兄と妹のみわ子の話中心。秀夫くんといい距離にいた。妹を想う兄、だがそれは禁じられた恋だった。悩む兄。　

映画の切符も妹のために2枚買うほど。秀夫くんと妹が仲良くなってから気が沈むように。みわ子の嫁の話が持ち上がり、泣くほど悲しんでいた。それを知り、正春のために縁談を破断してよいと考えた。実は血のつながっていない連れ子だった（再婚相手の娘がみわ子）。

だが、妹は話の一部を聞いてしまっていた。秀夫が大好きな妹と勘違いしていたが、本当に好きだったのは兄だった。妹は兄が気を使い、離れようとした時に強い想いで泣いた。2人は相思相愛だったのに、兄のすれ違いで気持ちに気づけなかった哀しい話。

竹村かおる先生の「まぼろしの花嫁」は恐怖漫画。生霊の話で、兄の結婚話が持ち上がり、美人の嫁さん、百合子さんと結婚出来れば嬉しいと喜ぶ妹。美少女の美香も楽しみにしていた。

ところが家に行くと、見合いを断ってくれと言い出す（写真にはなかったホクロ、そして黒髪の百合子）。それで馬鹿にされたと、破談を申し出る。ところがとうの百合子さんはそんな話はしていないという。そして、姉が療養所にいると聞き、その姉だと答えるも、姉は遠くで来られるはずないという。

姉は姉で恐ろしい夢を見て、嫁入りを破断させる内容で、なんと生霊となってつぶしに向かったらしい。心で思ったことが現実に、それは妹への嫉妬からのものだった。これを知り、兄の妹、美香は狼狽。果たして、、、。

雨沢道夫先生の「波の音」も恐怖漫画。波の向こうを見る夫人。何を探しているのかと少女たちはいぶかむ。

その婦人は何か訳ありで、実は亡くなった娘、みゆきを待っていた。美津江とうり二つのみゆきの肖像画。霧の深い夜に消えた娘。3年前に消えた娘は同じ月日にまた現れると言い残して。やがて海へと向かう、みゆき？。それを見て狼狽。みゆきがいなくなったことを知り、婦人は狂気に支配され、住まいを火の海に。果たしてどうなるのか、最後が物悲しいです。

簡略ですが、あらすじを書きました。後は見てのお楽しみです。

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（2022年 12月 2日 1時 30分追加）
追加の写真大きめにアップしました。初期のトキワ荘の漫画家・横田徳男（よこたとくお）先生の漫画が物悲しいです。1958年デビュー1960年の作品。

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