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希少図録本木田金次郎美術館開館記念画集作品集油彩画素描フルカラー図版写真他資料満載風景画静物画岩内港りんごバラ羊蹄山ニセコ海灯台鰊

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カテゴリ	ホビー、カルチャー美術品絵画油彩自然、風景画
状態	やや傷や汚れあり
個数	1
返品	返品不可
自動延長	あり
早期終了	あり
入札者評価制限	あり
入札者認証制限	あり
最高額入札者	ログインして確認
開始価格	5,480 円（税 0 円）
開始日時	2024.04.23（火）14:05
終了日時	2024.04.24（水）23:05
オークションID	f1007495148

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★商品説明★

希少図録本木田金次郎美術館開館記念画集　作品集油彩画・素描　フルカラー図版　写真他資料満載

木田金次郎美術館　発行

1994年

203ページ

約29.5ｘ25.5ｘ2cm

函入

ハードカバー

フルカラー

※別刷の訂正表付

※絶版

北海道岩内町出身・有島武郎の小説「生れ出づる悩み」のモデルとなったことでも有名な、自由奔放な作風によって同町の自然を数多く描いた画家・木田金次郎の大型ハードカバー画集・作品集。

初期の作品から絶筆まで、風景画・静物画など油彩画作品図版121点、水彩・コンテ・パステル・クレヨン・鉛筆などによる素描作品図版61点をフルカラーで収載。

主要な作品には詳細な解説を付し、愛用の画材や書簡、人物交流写真などの資料も豊富に掲載したもの。

大変貴重な資料本です。

【開館にあたって】より

　木田金次郎美術館の開館を心からうれしく思います。

　一般的に、美術館は行政の主導により建設に至るのが通例でありますが、本美術館は、町民の方々の中から発議され、極めて多くの方々のご協力とご尽力を得て、今日の完成に至りました。まず本書の巻頭において、これまでお力をお貸しいただきました多くの方々に対し、心から感謝の意を表し、深くお礼申し上げます。

　申し上げるまでもなく、木田金次郎画伯は北海道を代表する画家であり、終生、岩内を離れることなく、ふるさと岩内の自然を描き続けた画家であります。

　思えば、明治期、岩内町は、ニシン漁全盛の中で本町の歴史に例を見ない程の活況を呈しており、この強大なニシン景気を背景として、美術をはじめ様々な文化活

動が活発に行われるなど、道都札幌とは一線を画す独自の文化圏を形成しておりました。

　漁人本田金次郎が画家として生まれ出たのは、無論、自らの資質と情熱によるものでありますが、こうした岩内の文化的風土そのものが両家木田金次郎を生み出し

俳た背景となっているものと考えます。

　木田画伯は、まさしく岩内の子として生を受け、岩内の大地と海に育まれ、岩内の自然と人との中で自らの画業を達成せしめた両家であります。

　そうした意味から、今日、木田金次郎画伯の美術館を我がふるさと岩内に建設できたことは、まことに深い感慨を覚えるものであります。

　でき得れば、一人でも多くの方々にご来館を賜り、木田芸術の真随をご堪能いただければ幸いに存じます。

　最後に、木田家をはじめ道立近代美術館の皆様、そしてこの美術館の建設にご努力を戴いた多くの方々に、重ねて心よりの感謝を申し上げ、ご挨拶といたします。

【目次】

開館にあたって　岩内町長　岩城成治

いい人に会うこと　大野るり子

恩師・木田金次郎　木田金次郎美術館館長　青塚誠爾

美術館のはじまりに　

図版／油彩「かたち」から「実相」ヘ―

Ｉ　かたちから　―ポプラの葉、近郊1924-1935

Ⅱ　断崖から海へ。1936-1953

Ⅲ　太陽に向かって。1954

Ⅳ　波、その「実相」―ほんとうの自然。1955-1962

図版／素描

図版／色紙

資料図版　木田金次郎を支えたもの　

木田金次郎の愛用した画材（パレット、絵具、筆）

有島武郎から木田に送られたポートレート

有島武郎から木田宛書簡

自筆原稿　ほか

アルバム　木田金次郎　（写真多数）

木田金次郎成長記

晩年/円熟の木田金次郎

「木田金次郎」を創り上げた人たち

人物交友

「岩内派」たち

朝日新聞社主催　「木田金次郎展」

木田金次郎　略年譜

作品目録　作品名・制作年代・材質形状・寸法・所蔵者

参考文献

道内美術館所蔵作品リスト

あとがき

【作品解説　一部紹介】

１　晩秋　1924　油彩・カンヴァス

　1988年に創立200年祭を迎えた岩内神社の例大祭は、毎年７月、豊漁を祈願して現在も盛大に行われている。祭りのクライマックスは最終日の神社坂を一気に駆けあがる御輿で迎えるが、街の目抜き通りには、どこから集まったのかと思わせる程に老若男女の人込みで埋め尽くされる。

　これはその岩内神社の裏の風景である。

　木田とともに周辺をスケッチして歩いた画家たちは、当時「岩内派」と呼ばれたが、木田に指導を受けて描く画の対象はこの場所が最初だったと言われる。

　このモティーフは、おそらく四季を通じて描かれており、数点の作品が現存している。

　木田の油彩表現の最も原初の形は、いわゆる印象主義的作風のものが多いが、この作品は、対象を鷲掴みにしたような明暗の強弱と、軽快な筆運びのタッチでフォーヴィスムの代表作家であるヴラマンクを彷彿とさせるような画面に仕上がっている。そういった意味では、晩年に完結を迎えた、交錯する色線による激しい表現に至る原点も、ここに見いだせる。

【作品目録　より一部紹介】制作年代・材質形状・寸法・所蔵者記載有り

●油彩画　油絵　油彩・カンヴァス・板等

晩秋

ポプラ

風景

残雪風景

川辺のポプラ

朝鮮金剛山

夏の夕

夏日風景

含翠園の松（赤松と黒松）

りんご

茶津海岸

池畔

輝く羊蹄山

北海道の春

バラ

積葉のある風景

グラジオラス

海

松田密太郎氏肖像

岩内港

ダリア

秋景

卓上苹果

牡丹

鰊

茶津海岸

風景

出町初太郎像

澤口庄助像

中村博士像

残雪

波止場

古番屋

堀株風景

羊蹄山

海

海浜落暉

枇杷の図

大火直後の岩内港

台風の朝

半農の漁村

茶津海岸

ぬさまえ橋

りんご

ユリ（つつじ）

青い太陽

菜の花畑の落日

岩内港

出漁（真昼の岩内港）

岩内港とカラス

茶津の断崖

流氷

台風の跡

ある風景

菜の花と夕日

半農の漁村

波

疎林融雪

タンクのある風景

春のニセコ

残雪のニセコアンヌプリ

早春のニセコ連山

東山からみた早春の岩内山

岩内山連峰春近し

夏の岩内港

西積丹の漁港

積丹の漁港

出漁

漁船

漁港と冷蔵庫

冬の冷蔵庫

釧路

ノサツプの灯台

ノサツプ灯台

白神灯台

へロカラウス残照

へロカラウスの岩

波

岩と波

ホリカップ

ホリカップ風景

堀株

ハマナスと放牧

ハマナスの海岸

海辺の放牧

朝焼けの羊蹄

菜の花畑

川辺の秋

神社の杜

鰊

籠の百合

百合の花

百合

椿小品

りんご

蜜柑

バラ

白い花瓶のバラ

薔薇

アネモネ

堀株秋景(網を繕う人)

疎林

雑木林の放牧

落陽の放牧

馬

冷蔵庫のある風景

漁港と冷蔵庫

春のモイワ

秋のモイワ

雪の茂岩

アネモネ

バラ

バラ(絶筆)

●素描　小図版　紙・コンテ・パステル・鉛筆・水彩・クレヨン等　

風景　下谷あたり

風景

りんご

庭園風景

木立

坂のある風景

菜の花畑の落日

るり子

椿の図

尚斌像

断崖

台風の後

破船

風景

堀株風景

敏斌像

堀株風景

網走の海

海浜放牧

岩内港

堀株風景晴

堀株風景

タンクのある風景

壁坂風景

朝顔

木立のある風景

岩と波Ａ

神社の杜

海の落日

茂岩

岩と波

みかん

半農の漁村

りんご圉

岩内山朝晴

古宇海岸より羊蹄を望む

風景

放牧（馬）

茂岩（降雪の夕）

半農半漁の村

桃

ハマナス

ノサップ灯台

テレビ塔のある風景

岩内山

ノサツプ灯台

岩内山

鮒

椿の図

木立（ポプラ）

岩と海

柳のある風景

静物

木立（ポプラ）

落日

積丹半島の角

壷にさした牡丹

落暉

破船と灯台

松のある風景と波

修道院

くしろ港朝

椿図皿

灯台のある風景

【木田金次郎】（きだきんじろう、1893年7月16日 - 1962年12月15日）

北海道岩内町出身の画家。

有島武郎の小説「生れ出づる悩み」のモデルとなった画家で、自由奔放な作風によって同町の自然を数多く描いた。

人物・経歴

岩内尋常高等小学校高等科卒業後、上京し開成中学、京北中学に通う。京北中学時代から絵を描き始め、また上野の展覧会に通うようになる。1910年、学校を中退し札幌市郊外で絵を描き続ける日々を送る。札幌で開催されていた黒百合会（東北帝国大学農科大学美術部）の展覧会で有島武郎の絵と出会い感銘を受け、スケッチを携えて訪問。以後有島との交友が生まれるが、その後岩内に帰郷し漁業に従事する。

1923年に有島武郎が死去して以降、漁業を離れ画業に専念する決意を固める。1945年、後志美術協会や全道美術協会の創立に参加するが、出品はしなかった。戦後になってようやく画家として認められるようになり、1953年札幌市にて初個展を開催。1954年、洞爺丸台風による「岩内大火」により作品の大多数が焼失する。

1994年に同町に木田金次郎美術館が開館し、その設計を長男の木田尚斌が手がけた。

忌日は「どんざ忌」と呼ばれており、偉業をたたえるため1995年から木田金次郎美術館で続けられている。

2014年10月、日本たばこ産業（JT）が所有する油彩『半農の漁村』（1956年頃制作）と油彩『茶津の断崖』（1958年頃制作）の計2点が木田金次郎美術館に寄贈された。

受賞歴

1950年、岩内町文化賞

1954年、北海道文化賞

1957年、北海道新聞文化賞

★状態★

1994年のとても古い本です。

外観は通常保管によるスレ程度、目立った書込み・線引無し、

問題なくお読みいただけると思います。（見落としはご容赦ください）

＜絶版・入手困難本＞オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。