エブロ◆トヨタ7◆69年第6回日本GP4位◆V・エルフォード◆1/43
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さりとて、純レーシングカー製作の経験は皆無。しかし、情報収集はお手の物で、早くから６８年はグループ７で戦われることを察知。とにかくグループ７カーを試行錯誤で作り上げたのが、その名もセブン。エンジンは、古くからの盟友ヤマハが担当。これで、強力なＴＮＴの一角となりました。
ところが、蓋を開けると、掟破りのシボレー３８１の出現。ようやく５位に入るのが精一杯。しかし、初代７は、習作的なもので、ロングやショートのノーズがあり、エキパイも中央集合や左右分岐などいろいろ試していました。
そして69年、初代とは打って変わった本格的なマシーン、ニュー7が登場し、ついに日本GPに勝利するかと思われましたが、ニッサンに、排気量でもシリンダー数でも上を行くR382を出されてしまいます。
生産車では、いつもニッサンより１００cc以上の差をつけるトヨタが、日本グランプリではいつもニッサンの下を行くのは不思議でした。
この年もＶ１２の６リッターに対してＶ８の５リッターでしたから１クラス下になってしまいました。
こちらは、前年までポルシェのドライバーであったヴィック・エルフォードが、充分な練習を重ねて搭乗した7号車。本番レースでは、2号車に続いて2位で飛び出すものの、やはりR382とポルシェにおいて行かれます。その後は、順調に周回を重ね、終盤には同セブンの細谷を抜いて4位となる活躍を見せました。
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