今作は’95年に発表された2CDの音源とVHSの映像(’04年にDVD化)を一つに纏めた作品であり、同じセットリストではあるが採用された日付が異なるため、演奏の差異を探し出せる楽しみもあり。81年のマグマはソウルに最も傾倒していた時期であり、「Zain」、「Urgon Gorgo」、「Who’s My Love」といったスタジオテイク未発表の曲群が演奏されているのも特徴。そして何といっても一番の目玉は未だ未完の大曲「Zess」でのボーカル陣の衣装。他の時期のステージからは考えられないほど派手なものだ。聴覚でも視覚でも楽しめるZeuhlファン必携の作品です