【図録】『 井伊家 名宝展 』1986 ●刀剣 太刀 短刀 脇指 拵 鐔 目貫 小柄 笄 甲冑 鎧兜 頭巾形兜 馬具 武具 雅楽器 能面 能装束 茶道具 他
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発売日 : 1986(昭和61)
サイズ：25.7 cm × 21.1 cm × 1 cm
【内容】
井伊家に伝来をした刀剣、甲冑、雅楽器、能面・能装束、茶道具などが掲載されています。刀剣は太刀で来 国光（初代直政指料）太刀で正恒・短刀で来国俊 ・短刀で来源国次 藤原秀祐（名物）正慶元年十一月五日 ・刀で（名物）織田左文字 ・太刀で来国俊・刀も多いですが拵えや小道具もカラーで掲載されています。
・ごあいさつ
彦根藩・井伊家といえば、開国問題や安政の大獄、桜田門外の変などに関わった幕末の大老・井伊直弼により最もよく知られていますが、譜代大名の筆頭として、五人の大老職を輩出した名門でもあります。
また井伊家は、徳川時代を通して、最も美術品を愛し、収蔵した藩主としても知られています。
大老職という役目がら、将軍の上使として度々京都御所に参内、公卿との交友を深め、自然の内に雅の世界を極めていくことになりました。しかし、なによりも、明治の藩籍奉還に至るまでの間、一度も転封されることなく彦根藩主でありえたことが、家内の身のまわり品の量と質とに、年輪の厚みを加えさせていったものと考えられます。さらに、肥沃な近江平野と琵琶湖を持っ藩領は、気候、風土などの自然条件にも恵まれており、これが豊かな経済力を生み出し、近世文化の典型とされる多彩な蓄積を可能にしたものと思われます。
文化庁と彦根市教育委員会は、昭和五十一年から、井伊家の文化財調査に着手、このほどそれが完了し、美術工芸品、古文書など五万点におよぶその全容が報告されるに至りました。
今回の井伊家名宝展では、この中から、刀剣、甲冑、雅楽器、能面・能装束、茶道具など、文武両道にわたる百四十余点が、精選出品されています。
昭和六十二年には、彦根市市政五十周年記念事業のひとつとしての彦根城博物館が開館、その中に井伊家文化財の全てが収納されることになっており、その全体像が門外にまとめて展観されるのは、本展が最後の機会になるものと思われます。
ここに、本展の開催にお寄せいただきました井伊家並びに彦根市のご理解とご協力に対し、深甚なる感謝の意を表する次第です。
昭和六十一年一月 中日新聞 東京新聞
【状態】
表紙等に薄スレ、ヤケ、シミ、ヨゴレ等のイタミが多少ありますが、問題なく見れます。
古本としては標準的な状態だと思います。
よろしくお願いします。
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No.202.001.001