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塗装疲労あり
内部リフレッシュ済
トコトン磨き済み
こ~んなに磨いて
磨き尽くしても
磨いて磨いて、、、
隅から隅までトコトン磨いて、、、
自己紹介=これが出品者の私本人です。
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■自己紹介
売れても売れなくてもコツコツと再生をするのが好きです。
プロの演奏家として51年、ピアノに携わって48年、演奏活動と並行して楽器の製作・調律・運搬・再生・塗装など/40年ケ国で演奏経験あり///有限会社 ケイプラネッツ 埼玉おともだちピアノ主宰 トトロの家ピアノ工房主宰
★自宅のピアノ工房とピアノ倉庫は何台置いても家賃ゼロ円。そのぶん販売価格に還元しています。
★当方のこってりリフレッシュを見て、同業者からリフリッシュの下請けの打診が幾つかありますが、自分が売るピアノしかリフレッシュしたくないためお断りしています。
★知り合いの調律師仲間が私のリフリッシュしたピアノを見ると、『安い!』 『綺麗すぎる!』『これは仕入価格だよ』と言われます。
★試弾に来られた人にピアノを分解して中身まで見せると、『こーんなに中まで見せてもらったの初めてです。きれい-!』と皆さん仰います。
★広大な雑木林の中の古民家にて、古いピアノを再生するのが好きです。
★ネットを含めたピアノの販売数は400台少々(試弾に来られて即決多し)。全てクレームゼロが自慢です
nonakagoku@nifty.com
★『ピアノ譲ります 譲ってください掲示板』を15年間主宰中だが書き込み少なし(笑)
http://www3.ezbbs.net/15/piano/
★音楽活動の都合上、しばしば国内ツアーや海外ツアーに出かけることがあるため、長期間留守にすることがあります(その場合も自動再出品に設定中)。試弾やご購入の御意志がある場合は、事前にお知らせ願います。
■ピアノは壊れません
■ピアノを置いてある場所も楽器本体の延長です。固い床や壁の部屋では音も固くよく反響しますし、畳や障子の和室では柔らかい音色になります。またカーテンの生地でも音色は変わってきます。当方の古民家は和室で音を吸うので音量は小さくなり、残響もありませんので鳴らない状態ですが、購入者様のお部屋次第では響き過ぎて耳が痛くなるようなこともあります。そんな時は厚めのカーテンを用いるようにお勧めします。
申し訳ありませんが中古椅子(再塗装&再調整)は別途お求めください。
■その他
落札者様の方で運送会社を手配してください。
首都圏で搬入経路が容易であれば、当方でも配送が可能です(ピアノ運送さんよりは安いです)。
*調律は落札者様が配送後に最寄りの評判のいい調律師さんに依頼手配してください。
当方でも可能です。
■商品説明
出品価格より手間代の方がかかっている赤字出品です。値切りはご勘弁願います。
*ネットで検索すると出てきますが、知る人ぞ知る手作りピアノで有名な(今は無き)哀愁のイースタインピアノです。
昭和42年製造
88鍵盤
3本ペダル
濃茶
後ろの支柱は建売住宅ほどもある太さで5本
白鍵盤はアクリルとセルドイロ製
カギ1本有り
イースタインピアノ U型モデル
製造番号 T 6万7000番台
サイズ
高さ=約134cm(通常のピアノより高い)
幅=約153cm
奥行=約68cm(通常のピアノより長い)
重量=推定280(とっても重い)
調律歴
昭和42年の納品から昭和61年までにたったの6度。それ以降は応接間の置物状態。
⇒ということは弾き込んでいないということ。
いかんせん古いピアノです。外見のクレームはご遠慮願います。
それにしてもよーく乾いた重厚ないい音色です。
中高年の方にお勧めです。
■仕入れ時の状態
*塗装疲労と塗装のヒビ割れ多数あり。さすがのイースタインピアノの塗装工さんも60年後のことまでは想定外だったのでしょう(笑)⇒販売価格を抑えるので、外装は補修せずに現状。研磨のみ。
*蝶番類のサビは加齢相当⇒販売価格を抑えるので、軽く錆びを取る程度にて済ます予定。
*内部の金属部分は保管状態がよく綺麗でサビが少ない。特にチューニングピンは綺麗。
外部の金属部分はサビ多し。
*ネズミの侵入形跡なし
*ダニの形跡なし
*右下の後ろ角に大きな欠損あり⇒再接着とパテ埋めと簡易塗装を施します。
*昭和58年にオーナーが変わったと推測。その時にアクションのセンターピンの殆どを交換したと推測。
■整備日記 出品数が多いため備忘録
*雨天は湿気が入るので作業はしません。
*作業時はピアノに傷が付くので、ボタンやチャック、ベルト等に金属の付いた服装はしません。
■1日目
*分解と点検とケータイにて撮影
*外見はルックス的にキビシイです(笑)。
それでも哀愁のイースタインが好きな方は一考をお願いします。
お若い奥様方は敬遠されるでしょうが、中年以降のマニアの方には根強いファンがいらっしゃるはず。
*明るいところで見ると上面も横面も塗装の長い割れがはなはだしい。いくら手作りの職人ピアノメーカーとはいえ、塗装をする人も55年後のことまでは考えなかったのでしょう。
*右奥下の角部分の化粧板の損傷は、化粧板の破片を張り合わせて加圧中。
*天板の蝶番は外さずに研磨⇒外側はピッカピカ、内側はまあまあ(笑)
*88本のチューニングピンを研磨⇒ピッカピカ
*鍵穴を研磨⇒ピッカピカ
*天板の裏と表を軽く研磨⇒光沢があって綺麗だが、化粧板の亀裂は確認できる⇒しつっこく研磨すると亀裂にワックスが入って余計に目立つようになるため。
■3日目
*鍵盤を刺すフロントピン&バランスピン研磨⇒もともとサビもなく綺麗だが研磨⇒もっと綺麗
*右下奥の化粧板の剥がれ&キズの接着&加圧部分を取って、簡易色付け済み⇒後日、乾燥後に再研磨して再色付け予定⇒痕跡は残ります。
■4日目
*右下奥のサンドペパーがけと研磨をしたが、余計に目立つので、また同系色を上塗り。格安出品なので勘弁願います。
*本体内部の下部⇒埃飛ばし、油さし、金属類の研磨、木部の雑巾がけと、本体外部の下部をきつく絞った雑巾で拭く。カーポリッシャーで研磨すると、乾いた後に白くなって塗装の亀裂が余計に目立つので、カーポリッシャーの使用を控えた。
■5日目
*本体の後ろ部を埃飛ばしと雑巾がけ。比較的きれい。
*3本ペダル研磨⇒ピッカピカ
*黒鍵研磨⇒普通に綺麗
*黒鍵盤を刺すフロントピン(手前側のピン)のブッシングクロス(赤い布)が剥がれそうだったので新品と交換して接着。加圧中。
■6日目
*白鍵盤の研磨⇒子供のドレミの書き込みが有ったため落ちにくくて難儀。
40年ほど前に全ての白鍵盤を動物質の骨質からアクリルの張り替えた痕跡あり。1本だけ7-8ミリの傷を発見したが、あと40年くらいは問題ないので交換はしません。低価格出品なのでご理解を。
*アクションの清掃とネジ締め。
サスガは幻のイースタインピアノ。アクションはドイツ製を思わせるほどシッカリした造作でいい材料を使っています。弾き込んでいないので消耗部分や疲労部分極めて少なし。外装さえ悪くなければ、楽器としてのクオリティーは高い。
■7日目と8日目と9日目
*アクション部分のピン(1つのハンマーにつき3個ある)の動きがイマイチなのを点検して交換中と調整中。高齢ピアノにつきクセがついていてなかなか手間取っています。ついでにブライドルテープ(ハンマーを引き戻すテープ)の頭の劣化した部分を数個交換。
■10日目と11日目
*アクション部の動きを円滑にするためのセンターピン交換と調整に手間取っています。
人間だって加齢すれば体の節々の関節や骨に歪みや故障が出て来る。それと同じで交換や調整に極めててこずる。まったく割に合わない作業で、途中で投げ出したくなるのを我慢してそこそこ妥協しつつ修了。センターピンは70本も交換!
*見たこともないような弱音器の補強と清掃と油さし。造りと構造がシンプルなので絶対に故障しない機構。シンプルイズベスト(笑)
*鍵盤抑えの清掃と取り付け。
■12日目
*鍵盤蓋研磨
こんなに重たい鍵盤蓋って! 一体何なんだ! 重さは音色の重厚さと関係がある。同じ国産ピアノでも鍵盤蓋の板の中身がカラッポのメーカーがあるというのに(敢えてメーカーは言いません)、哀愁のEASTAINピアノはひの真逆です。
①蝶番
鍵盤蓋の蝶番はサビがひどいので外さずに研磨⇒それでもサビがひどく綺麗に落とすのは困難なので途中で諦め。
譜面台の蝶番は外さなくてもサビが無いので円滑に研磨できた。
②鍵盤蓋の表側⇒経年の傷と塗装の亀裂少々あり。さすがに塗装工さんも60-70年後のことまでは考えなかったらしい。やむなし。
③鍵盤蓋の裏側⇒経年の傷と塗装の亀裂少々あり。
④鍵穴⇒綺麗に光沢有り
⑤文字盤⇒綺麗に光沢有り
*上前板研磨&ワックスがけ⇒経年の小傷と塗装の劣化、亀裂、くすみ等アリ。
*下前板研磨&ワックスがけ⇒経年の小傷と塗装の劣化が著しい、亀裂、くすみ等アリ。
ひとまず大部分の工程を修了したので、出荷までにに調律と整調の予定