真作保証 久保守 油彩「花」画寸 38cm×45.5cm F8 北海道出身 東京芸術大学名誉教授 国画会 独自の詩情の漂う画風で知られた洋画家 2130
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■作家・作品紹介
久保守 (Kubo Mamoru)
明治３８年に北海道札幌市生まれ。
大正０７年北海道庁立札幌第一中学校の課外クラブで、のちに
門下から優秀な画家が多く巣立ったことから日本のルオー
といわれ、その風貌から"ヤギさん"と親しみ呼ばれた
「林竹次郎」に師事、二歳年上の三岸好太郎らと共に活動、
この頃の作品には草土社の影響が見られる。
因みに竹次郎門からは中原悌二郎、長谷川昇、三岸好太郎、
田中忠雄、久保守等が輩出している。
中学卒業と共に画家を志して上京した久保は、はじめは
岡田三郎助の本郷絵画研究所、のちに藤島武二の指導する
川端画学校で学ぶ。
大正１３年東京美術学校西洋画科に入学、三郎助の指導を受ける。
昭和０３年東美を卒業。
昭和０４年生涯師と仰いだ梅原龍三郎の知遇を得、その後、画壇や、
東京美術学校での活動は梅原との関係が無視し得ない。
その年に渡欧し、グランショミエール、ルーブルでの模写
などを経て、２年後に帰国。
在学中から渡欧中を通して春陽会展に出品を続ける。
昭和１６年梅原の勧誘で国画会に転じる。
昭和１７年第１７回国画会展で佐分賞を受賞。
昭和１９年東京美術学校の助教授に就任、これは梅原が教授になった
年であり、両者の強い関係を示している。
昭和２６年から久保が彼末宏を指導したことはよく知られている。
昭和４１年教授に昇進。
昭和４７年定年退官。
昭和５９年ふたたび名誉教授に任ぜられる。
この間、昭和３５年以降、具象画家の登竜門であった
安井賞展の選考委員をつとめたことは、画壇における
実力評価の証である。
昭和６１年６月、郷里の北海道立近代美術館で「形象のソリスト－
久保守展」が開かれ、初期から昭和５０年代までの作品が
展示された。
初期には自然を再現的に描写する写実的作風を示し、
滞欧期には人物画も多数描いたが、昭和３０年代に入ると、
静物画、風景画が多くなり、人物は幾何学的形体にデフォルメ
されて画面の一構成物として登場するようになった。
色彩も梅原が初期から認めた独自の調和を持つパステル調の
明るく淡雅なものへと変化した。
代表作に、画家が少年期から好んだ音楽に関連する題材を
描いた「残響」等がある。
日本美術年鑑平成5年版(328頁)掲載
★作品タイトル「花」
独自の詩情の漂う画風で知られた洋画家、東京芸術大学名誉教授の
傑作の一点です。
昭和30年代以降、静物画、風景画を多く手掛けた事や筆致等から
その頃の作品かと思われます。
■サイズ・コンディション、その他
サイズ
作品 38cm×45.5cm F8
額縁 56cm×64cm
コンディション
作品は良好な状態です。
額縁は小傷スレ有ります。
その他
作品面に作家直筆サイン有り
個人の退任祝いとして贈られた目録が有ります。
プチプチで保護し段ボール梱包（配送注意：ガラスワレモノシール貼り発送）
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