アルジェリア出身のベーシスト、ミシェル・ベニータの『Silver Landings』以来4年ぶりの作品。ベニータはフランスのジャズシーンで長く活躍してきてきており、今作では、長年共にバンド・メンバーであるスイスのフリューゲルホルン奏者マチュー・ミシェルとフランスのドラマー、フィリップ・ガルシアにベルギーのキーボーディスト、ジョゼフ・デュムランを加えたカルテットでの作品。デュムランの渦巻くような浮遊感のある音と色彩は、他のフェンダー・ローズ奏者には真似のできないもので、ベニータはこのグループのために新しい音楽を書くようにインスピレーションを受けたとのこと。レパートリーには、アントニオ・カルロス・ジョビンの"Inutil Paisagem"の魅惑的なカヴァーや、自由に即興で演奏されたタイトル曲、ジューリー・スタインの"Never Never Land"などを収録。