KA-7050R 渾身のメンテナンス 動作良好 外観まあまあ綺麗な方 リモコンなし ケンウッド
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KA-7050R 渾身のメンテナンス 動作良好 外観まあまあ綺麗な方 リモコンなし ケンウッド
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商品説明
KENWOODのプリメインアンプ「KA-7050R」です。
本来リモコン付きですが、リモコンはありません。（リモコンだけ未確認）
電源投入、セレクター操作、ボリューム操作、TONE操作、ヘッドホン出力、SP出力とも動作OKです。
当方、元々KENWOODのオーディオサービスマンでした。当時、このアンプをはじめとして、
ケンウッド製品のオーディオ機器の修理に従事しておりました。懐かしい思いでメンテナンスをさせていただきました。
・オーディオラインを中心に電解コンデンサの容量確認をしております。必要以上の電解コンデンサ交換は、
オリジナル設計の音を崩すだけですし、コストもかかりますので、今回4個の劣化（ESR値上昇）だけ、必要最小限の交換に留めています。
・出力リレー2個を完全分解し、接点抵抗値の異常値を確認後、接点研磨、無水エタノール清掃し、業務用の接点グリースを
コーティング程度塗布しております。完了後、接点抵抗がないことを確認しております。
・インプットセレクターおよびRecアウトセレクター、スピーカーA/B切り替えの各スイッチは完全分解し、接点研磨、無水エタノール清掃
および接点グリースでの保護をしております。
・メインボリュームはガリはありませんでしたが、バランスボリュームに多少のガリがありましたので、完全分解し同様のメンテをしております。
その他BASSボリュームなどもメンテしております。（接点復活剤は恒久的な懸念があり不具合を起こすだけですので使用しておりません）
・MC/MMの切り替えスイッチも完全分解し、同様のメンテを実施。
・ハンダの総点検と、ハンダ割れ箇所の吸い取り、再ハンダを実施ております。
・各基板、内部の埃など除去しクリーニングしております。フロントパネルも全て分解し、中性洗剤での汚れやくすみをできる限り取っております。
長年使用して付いてしまった傷は残念ながら復旧できませんでしたが、軽くレタッチ塗装はしました。
その後、フロントパネル全体、各種ノブ全部に専用ワックスを軽く塗布し、艶感と黒感も出ております。
・背面のRCA端子は、白サビのような汚れをできる限り綺麗にしております。
・サービスマニュアルを参照し、無信号電流を再調整しております。このモデルの指定は28mVですので、28mV±0.2mVで調整しております。
・特製の測定、チェックをしております。
録音出力の左右差がないことを確認しております。
また、SP出力（ソースダイレクトON/OFF）での左右差もほぼ誤差範囲で差がことを確認しております。
歪率については100W(8Ω)時に0.008%のスペックですが、実測メータ読みでカタログスペック以上の0.0075%でした。
4.5W時には0.0005%の測定値で、良好となっております。
・長時間のエージングテストを実施し、出音、動作とも問題ないことを確認しております。
以上がメンテナンス事項です。
このKA-7050Rの特徴を少しだけ。
まずこのクラスで驚くべきところは、写真にもありますが６連ボリュームと思います。ネットの情報の商品説明にあるように、
回路内でバランス伝送にした後、バランス信号のプラスとマイナスそれぞれのボリュームだけではなく、その後にあるゲインアンプでのゲイン調整にも
ボリュームが使われており、片チャンネル計3つのボリュームが使用されています。
またボリュームの位置は通常、初段増幅のA級回路の手前に通常は位置しますが、このアンプの特徴としてこの初段増幅と同じ基板内に収められ、
ボリュームで絞った微弱信号に不要なノイズの飛び込みを極限まで抑えています。通常のアンプは、ファイナル増幅と同じ基板にレイアウトし、
ボリュームとは離れておりワイアリングで結んだりしています。
ファイナル段はMOS-FETが２パラで使われています。恐らくケンウッドブランドでファイナルが純粋なMOS-FETはこのモデルが最初で最後だった記憶です。
（KA-4050RでもMOS-FETを使用とありますがドライバー段ですので電流増幅のファイナル段ではありません）
なお、本機の２パラのパラレルプッシュプルのMOS-FETの前のドライバー段は、ケンウッドのハイエンドのL-A1と全く同じ思想のパラレルドライバーとなっております。
電源のリップルやノイズを消すブロックコンデンサは、一番電気を食うファイナル段に近いレイアウト、基板にマウントされています。
必要なエネルギーを直近から取りロスをなくす思想です。
入力セレクターは、全て封印式のリレーが使われています。ソースDIRECTもリレー式です。カチカチと小気味よい切り替え音がします。
Phono入力はMCにも対応しております。このクラスではOPアンプでイコライザーアンプを構成しそうですが、全回路2段のアンプ構成中、初段が
ディスクリートで組んであります。
オーディオ信号ラインに使う電解コンデンサで特に重要な箇所は、ELNAのオーディオ用が純正で使われていたりします。
また、同じく信号ラインのOPアンプは、全て5532が使われ、音質の配慮がされています。
SP端子はAとBの2系統で、バナナプラグ対応です。
リモコンが付属していませんが、KA-のプリメインシリーズのリモコンであれば流用できるはずです。
中古品ですので使用感はございます。タバコ臭、ペット臭はございません。一応NCNRでお願いします。ただし、当方で心込めてメンテナンスしたものですので、
半年間の動作保証はさせていただきます。何かありましたらご連絡いただければ対応させていただきます。
ヤマト運輸の運賃着払いで発送をさせていただきます。
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