ユーロ統合前のイタリア硬貨、500Lx6枚、200Lx4枚、100Lx4枚、50Lx2枚、100L硬貨と50L硬貨が最も古くて60年代~70年代もの、200L硬貨と500L硬貨は90年代もの。うち、500L硬貨の1枚はイタリア中銀(Banca d'Italia)の100年記念硬貨、また200L硬貨の1枚はイタリア財務省のミリタリーポリス「Guardia di Finanza」の100年記念硬貨です。 額面合計4100リラですが、ユーロ統合から数十年経った現在は(当然ですが)流通硬貨としての価値はありません。あくまでもコレクターズアイテムです。
余談ですがイタリアは複数の警察隊があり、日本でいう警察に最も近いのがPolizia di Stato (State Police), 残りは米国のMPに相当する Carabinieri, 刑務所の警備部隊であるPolizia Penitenziaria 、更に財務省管轄のMPであるGuardia di Finanza (Financial Guard)など、歴史の産物である組織が今でも共存しています。