■ 全米アルバム・チャート4位を獲得し、彼らにとって初のトップ10ヒットとなった「Make Me Smile (ぼくらに微笑みを)」や「25 or 6 to 4 (長い夜)」といった名曲を生んだシカゴ初期の大傑作アルバム『CHICAGO II (シカゴと23の誓い)』。
1970年にリリースされた本作はシカゴのセカンド・アルバムであり、オーケストラ風からへヴィ・ロック風まで様々なスタイルからの影響と、メンバー数人がリード・ヴォーカルを取ることから生まれたヴァリエーション豊かなサウンドは、シングル・ヒットを記録した「Make Me Smile (ぼくらに微笑を)」「Colour My World (ぼくらの世界をバラ色に)」や「25 or 6 to 4(長い夜)」など、今でもライヴ・パフォーマンスでは欠かせない代表曲を数多く収録している。
シカゴが成功を収めるとともに、シカゴIIは多くの人からシカゴが躍進したアルバムとみなされて、数曲のトップ40ヒットを生み出した。その中には「ぼくらに微笑みを (Make Me Smile)」(9位)、「ぼくらの世界をバラ色に (Colour My World)」(7位)、「長い夜 (25 Or 6 To 4)」(4位)が含まれる。アルバムの中心となるのは約13分の連作歌曲、バレエ・フォー・ア・ガール・イン・バキャノン (Ballet for a Girl in Buchannon) である。さらには、ギタリストのテリー・キャスもクラシック形式の延長にある4曲の連作で参加している。ロバート・ラムはもう一つの連作「栄光への
旅路 (It Better End Soon)」を入れている。後にバンドの音楽に重要な役割を果たすようになるピーター・セテラは自身初の曲「約束の地へ (Where Do We Go From Here)」をシカゴ、そしてこのアルバムに提供した。***************************************************************