GIBSON J-45 ビンテージです。シリアルは薄くなってますが、Rから始まるのが読み取れますので、1960年製だと思います。59〜60年製に多い、サンバーストの面積が広いカラーです。

ナット幅は約42.5mm、弦高は12F6弦約1.8mm、1弦約1.3mmで低くセッティングしてあります。低いですがビビりもほとんどなく、この弦高でも音にハリがあります。サドル残もありますので今後も調整いただけます。ネックは60年代っぽい薄めのCシェイプです。
指板はほとんどフラットだと思います。フレットは大きめなものが打ってあり、高く残っています。

どこまでがオリジナルかは分かりませんが、ペグ、ナット、フレット、ブリッジ、サドルは交換されてると思います。ブリッジプレートも交換されてるかもしれません。フィニッシュはオリジナルだと思いますが、不明とさせてください。

ネックにクラック修理跡があります。古い時代にされたもののようで、パッと見は分かりづらいですが、ブラックライトを当てるとハッキリ分かります（写真6枚目）。修理にあたってネックシェイプは変わってないと思います。強度も問題ないと思います。

トップのセンターブックマッチとピックガード横にパッチ修理跡があります。サイド・バックにクラックは無いように見えます。
叩いた感じではブレイジングの剥がれもないと思います。

鳴りは素晴らしく、荒々しいというよりJ-45らしくない上品な音がする個体だと思います。ノンスキャロップらしい輪郭のある音ですが、音に広がりがあって倍音成分も多いように感じます。ソロギターでも使える音色のように思います。低音も出ています。

ネック修理やクラック、無数のウェザーチェック、ピッキング傷、ぶつけた傷等も多数ありますので骨董的価値は低いと思いますが、現代の楽器のように使えて、見た目の迫力と音と演奏性が素晴らしい個体だと思います。

ケースはGIBSON製だと思うのですが、あまり知見が無いためこちらも不明とさせてください。縁が剥がれてる箇所があります。ハードケースとしての機能は問題ないと思いますが、持ち運びには別のものを用意したほうがいいかもしれません。

非喫煙環境、ペット無しでの所有でしたのでその手の匂いはありませんが、ケース内部と本体に古家具のような匂いが付いています。私は嫌な匂いとは感じませんでしたが、匂いに敏感の方は入札ご熟考ください。

素人ですので見落としがあるかもしれませんが、1円スタートにいたしますので、NCNRでお願いいたします。演奏する上での不具合は無い楽器だと思っています。

ビンテージギターにご理解いただける方、ご入札何卒よろしくお願い申し上げます。