大阪出身、2002年頃の結成で後にはソニックユースのヨーロッパ公演のオープニングアクトに抜擢された事でも知られる異形サイケデリックガレージヘヴィサイケバンド、とはいうものの一概にその枠にも収まり切らない孤高の音楽性と演奏性、さらにこのアルバムタイトルを良く見てみれば解るようにヤバ過ぎる歌詞をオノマトペと表裏一体で鼻歌混じりで浴びせかけるという、一度聴いたらトラウマ的症状をきたしてしばらくは脳内リピートが止まらないという永劫回帰の何コレ?状態、アフリランポの2005年発となる3作目。リリースはジョンゾーンのTzadikのニュージャパンシリーズからで、本作で世界デビュー作となって世界中の好き物から注目を集めるその端緒となった一撃がこちら。編成はONI(ギターとヴォーカ)、PIKA(ドラムス)によるディユオ編成で、演奏は常にぶっ壊れていてまるで狂ったブラックサバスみたいに異様にディストーテッド、或いはデタラメと難技巧の境目を無効化したキャプテンビーフハートともまた別の切り口を示しているというか、乗りにまかせているようでちゃんと完結する自由度の高いロックというのか、こればっかりはもう聴いてみるしか解らない、そんな内容。必聴!!! FRIRAMPO-kore ga mayaku da(tzadik)