■ 鉄瓶（関西型） 明治後期製
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※ 状態：極めて良好（一度も使用されていないかも！！）
◇ 制作：精金堂
◇ 店舗：名古屋市 後藤銅器店
◇ 胴径：五寸
◇ 胴高：三寸六分
◇ 総高：七寸四分
◇ 蓋径：二寸八分（銅製）
◇ 重さ：400匁（1.5Kg）
◇ 袋弦：もやし加工あり（弦に小さなコブが二つ付いている、持つ手の人差し指と小指までの四本がこのコブの中に納まり、親指の腹が前側のコブに当る）
◇ 箱書きの二文字目が解読できない「常■形鉄瓶」、左側に「精金堂造」と精金の印
◇ 木蓋の内側に販売店のシール
◇ 銅蓋の摘と座は,お茶の種子と葉がモチーフと思われる
（2024年 4月 13日 21時 53分 追加）
【訂正】 このコブの中に納まり → この二つのコブの間に納まり
（2024年 4月 14日 15時 11分 追加）
【追記】
この鉄瓶の形は、日の丸型と呼ばれますが南部鉄のそれとは少々異なります。
まず、鉄瓶本体のシェイプがたいへん美しく余分な装飾が一切ない。
鉄瓶本体の表面は少し荒い梨地になっています（本職の方が何と呼ぶかわかりません）
蓋の作りが細かい。蓋の基礎材はおそらく真鍮かな？それに真鍮板を絞り加工で貼り付けてあります。
それを古美燻しをして表面だけ磨いてあります。摘と座は銀製で古美仕上げを施し、蓋本体とは真鍮棒で固定されている。
感心するのは、鉄瓶本体のシェイプカーブが蓋のカーブと奇麗につながっていることです。
スティーブ・ジョブズの目にとまっていたなら、アップルから「i bot」という商品が2008年頃に発売されていたりして！！CPUの発熱でお湯が沸きますとか？？？